goo blog サービス終了のお知らせ 

はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

比叡山延暦寺を訪ねて(前編)

2016-07-25 19:35:15 | カメラ紀行
今回は恒例の写真教室で、比叡山延暦寺を訪れました。今回は、師匠と弟子の私、二人だけの教室でした。お師匠さんに習い始めて1年半ほどになります。少しは上達したかなと思えるのですが、まだまだ修行はつづきそうです。



延暦寺を訪れるのは久しぶりのことです。いつもは根本中堂のある東塔地域だけしか行ってなかったのですが、今回は西塔地域も巡ることができました。



今回のテーマは「主役と背景の関係」だったと思いますが…。いつも言われている「光と影」も意識しながら撮影をしました。



前々から露出をあわせたつもりで写してもうまくいかなかったので、師匠に見てもらうと、露出の合うところがずれているようでした。まだまだデジタルカメラの機能がよくわからない、アナログ人間な私です。



東塔地域から西塔地域の途中に祠がありました。



多くの修行僧がこの前を行き交ったことでしょう。後ろの大木が歴史を伝えていました。



比叡のお山の建てられたお寺なので、階段や坂が多いです。東塔から西塔へも長い階段を下っていきます。



今回はここまでです。

信州ぶらり旅(奈良井宿にて)

2016-07-24 19:11:11 | 知らない街をぶらり
一泊二日の信州ぶらり旅も、さいごの訪問地になりました。ぶらりとしたのは、木曾路にある「奈良井宿」です。ここも何回か訪れているのですが、往時の宿場の面影をしのぶことができる所なので、ついつい寄り道してしまいます。


奈良井宿は木曽路最大の難所、鳥居峠をひかえていることもあり、おおいに賑わった宿場です。


「奈良井千軒」といわれるほど、中山道でも最大級の宿場だったようです。


私は街道歩きが好きなので、ぼちぼちと街道を歩きもしています。中山道も、京の三条大橋を出発して柏原宿まで歩いたのですが、そこで止まったままです。早く関ヶ原を越えて近江國から美濃國へ入りたいものです。


ここ(奈良井)まで歩いてやってくるのは、いつのことなんでしょうね。


訪れた時は、夏の太陽がぎらぎら輝く真昼の時間帯になってしまいました。観光客もまばらでした。(三連休明けということもありますが)


宿場の外れにある鎮神社から奈良井宿を振り返ってみました。途中に枡形があるので、向こうの端までは見えません。


京へ向かう旅人は、難所の鳥居峠(1197メートル)を越えるために、ここから登って行きます。峠を越えてきた旅人は、宿場が見えてホッとしたことでしょうね。

さあ、私も鳥居峠を越えて帰るとしましょう。といってもトンネルであっという間に峠を越えてしまうのですが。

信州ぶらり旅は、これにて終了です。見ていただいて、ありがとうございました。

信州ぶらり旅(塩尻の葡萄園)

2016-07-23 19:11:11 | 知らない街をぶらり
信州ぶらり旅も、そろそろ終えて、帰路につくことにしましょう。今回も木曾街道(国道19号線)を帰ることにします。
松本市内から塩尻方面に行くには、今は高速道路があるのですが、昔は下道を行くしかありませんでした。
白馬へのスキーの行き帰りは、国道を避けて抜け道を探したものです。ナビなんてない時代だったので地図を見ながら走りました。

その時によく通った道に「塩尻ワイン」というのがあったのを思い出します。河岸段丘の特徴のある地形を抜けていくあたりだったので、良く覚えています。今も葡萄園が広がっています。


このあたり桔梗ヶ原というところです。


美味しそうな実が成っています。葡萄の種類はよくわかりませんが、これが美味しいワインになるんでしょうね。


このまま食べても、きっと美味しいんでしょう。


近くには何軒かのワイナリーがあります。有名どころでは、井筒ワインや五一ワインがあります。


両方とも過去に何回か訪ねて、ワインを購入しました。いつも車で行くので、試飲できないのが残念です。今回は、事情があってワインは買いませんでした。


最近の温暖化で、栽培する葡萄品種もかわってきたようです。昔は作れなかったような品種(メルロー種)が栽培できるようになり、それで作ったワインが世界のワインコンクールでも優秀な成績をおさめているようです。日本の農家というかワイナリーの努力のたまものですね。



※信州の話からは逸れますが、大阪の河内にも葡萄園があり、ワインが作られています。塩尻でワインを購入しなかったのは、実は旅に出る前の日に、大阪のワインを注文していたからなのです。(桔梗ヶ原のワイナリーさんごめんなさい)

「がんこおやじ手造りのわいん」という羽曳野のワインです。めっちゃうまいですよ。

<信州ぶらり旅 最終回につづく>

信州ぶらり旅(上高地線に沿って)

2016-07-22 19:11:11 | 知らない街をぶらり
小淵沢をあとにして松本方面に向かったのですが、途中の峠から見た穂高連峰はやはり雲がかかっていました。
もう山の撮影は諦めることにしましょう。昔からよく言うように「山は逃げ」ませんので。

ということで、松本までやって来たので、アルピコ交通の「上高地線」の写真を撮ることにしました。


ところで、「アルピコ交通」と言う名前は、なんかなじめない響きです。バス路線ならわかるんですが…。以前は「松本電鉄」と言ったんですが、2011年4月からこうなったようです。でも「上高地線」の名前は継承されています。

とりあえず、新村駅にやってきました。ここには古い駅舎が残されているのです。2012年頃まで使われていたようです。
屋根の下に稲妻のような模様が見えますが、丸いところが昔の筑摩鉄道時代の社紋だそうです。


新村駅の構内には、古い車両も保存されていました。「青ガエル」と呼ばれた5000系電車です。


新村駅に松本行きの電車が入ってきました。


ここでは、朝のラッシュアワーはないようです。でも、地元の人にとっては大切な足です。


この新村駅を過ぎたあたりから国道158号線に沿うように走ります。右手の車窓からは北アルプスの山並みが広がります。
新村駅の近くの踏切から北アルプスを写しましたが、やはり雲の中でした。


1950年半ばから70年代にかけて、日本は空前の登山ブームでした。その頃の上高地へのアクセスは、中央線で松本へ出て、そこで松本電鉄に乗り換えて島々駅へ向かい、さらにバスで上高地に入るというのが一般的なルートでした。そのため登山シーズンはキスリングを背負った登山客で、列車が満杯になっていたそうです。私も学生の頃、槍ヶ岳の帰りにこのルートを使った記憶があります。

森口駅あたりでは、国道158号線と並行して走ります。


新島々の二つ手前に、波田駅があります。このあたりは「スイカの名産地」で、夏にここを通ったら必ずスイカを買って帰ります。ほんとうに美味しいスイカですよ。
北アルプスの表銀座を縦走された方ならご存知と思いますが、中房温泉から登りだして4時間ぐらいの所に合戦小屋があり、そこには絶妙のタイミングでスイカを売っているのです。実はそのスイカ、波田のスイカなのです。


渕東駅を出て終点の新島々に向かう列車です。


話が横道にそれている間に、終着駅の新島々に着きました。


現在は、ここでバスに乗り換えて上高地や乗鞍、白骨温泉などに向かいます。駅前にはアルピコ交通のバスがたくさん並んでいます。
実は、30年ぐらい前には、ここからまだ先にある島々まで線路がつづいていたのです。ところが昭和58年の台風による土砂崩れで不通となり、その後、廃止されてしまいました。


かつての終着駅であった島々駅の山小屋風の駅舎が、新島々駅の向かいにひっそりと保存されていました。


車に乗るようになってからは上高地線には乗らなくなりました。しかし、数年前、何人かの友人と白骨温泉に行った帰りに、電車組と車組に分かれて、お互いに手を振ったり、写真を撮りあったりと青春映画みたいなことをした楽しい思い出が残る上高地線です。

<信州ぶらり旅は、つづく>

信州ぶらり旅(小淵沢あたり)

2016-07-21 18:58:35 | 知らない街をぶらり
霧に閉ざされたような高ボッチ高原から逃げるように下山を開始しましたが、少し下がるだけで霧が嘘のように晴れてきました。ラジオで、東海地方まで梅雨明けしたと聞いたので、「南に行こう」と進路を南にとることにしましたが、これが良かったのか、悪かったのか、迷うところですね。
結局、夜の国道20号線を南下して、小淵沢にある道の駅で宿泊することにしました。(道の駅には20台ぐらいの宿泊組の車が停車していました)


そして、7月19日午前5時20分 観音平からの景色です。



富士山は何処に?(光っているのは雲です)すばらしい景色を期待していたのですが、結果はハズレでした。富士山は雲の中に隠れたままでした。こちらを選択したのは間違いだったのでしょうか。


お天気ならこんな富士山が見えるのですが…。(2011年5月15日に行った時の写真です)




ということで、山の撮影は諦めることにしました。でも、せっかく小淵沢まで来たので「小海線」の写真でも撮ることしましょう。
小海線は、小淵沢から小諸まで、南アルプス、八ヶ岳、浅間山と名山を望みながら高原の風景の中を走る「山や」も「鉄ちゃん」も喜ぶ鉄道です。野辺山駅あたりでは、JRの最高地点(1375メートル)もあります。また、清里駅周辺は、何十年か前にはアンノン族と言われる人達があふれ社会現象になったところです。(これはこれで面白いので、またの機会に今の清里を撮りに行きたいです)

地図で撮影場所を調べていたら急に列車がやって来ました。小淵沢発の時刻しか見ていなかったからです。慌ててシャッターを切りました。(ピンボケですが、ジオラマ風に写ったので載せました)



地図で調べていたのは、小淵沢の有名な「お立ち台」です。列車がループを描きながら走ってくるところです。
ちょっと迷いながらも場所を見つけ、小淵沢発6:14の列車を待ちます。一度、流し撮りにも挑戦してみたかったので、カメラは手持ちです。列車がやって来ました。パシャ!(なんとなく流れているような…)



もう1枚です。後ろにある南アルプスが背景になると良かったのですが、残念ながら雲の中です。



次の列車が来るまで1時間ちかくもあるので、小海線の撮影はこれで終了です。(見切りが早い!)

まだ、6時30分です。さあ、次はどこに行きましょう。
小淵沢を去る前に八ヶ岳をパチリです。雲だらけですね。



とりあえず、松本方面に向かうことにしましょう。
<つづく>