やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

リスパダール内服液

2016年06月15日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

月曜日、息子を連れてメンタルクリニックに行ってきました。

 

学校で、友達に無視されたと思って、突然、その友達の首を絞めてしまったことをお話しました。

無意識のうちに首を絞めてしまうような、衝動的な行動が出ること。

気になることがあると、そのことで頭がいっぱいになってしんどくなってしまうこと。

ゲームの非現実と現実との境界があいまいになっていて、ゲームの中の事でも割り切ることが出来ずに、ずっと引きずってしまうこと。

そういう状態であることを相談して、学校でサポートできることがあれば教えてほしいと、担任や通級の先生から言われていることをお伝えしました。

 

「6月下旬に臨海学校があるんです。不安の強い様子で、家でも何度もハグしにくる状態なので、私も心配ですし、学校の先生も気にしてくださっているのだと思います。」

私が、そう言うと、

「臨海学校に参加するかどうかは、これから学校の先生方とよく話し合って決められた方がいいと思います。」

と、言われました。

 

息子の症状は、「易刺激性」によるものらしいです。

自閉症の特性でいうと、新しい場面や急な出来事、思い通りにならないとき、自分を否定されたと感じたとき、悪い記憶を思い出したときなど、ちょっとしたきっかけで、怒りや悲しみを爆発させてしまうことだそうです。

「なんで、そんなことで?」と、思うようなことでも、本人にとっては耐え難いことで、そうなると本人自身には止めることはできないのだそうです。

 

ただ、その前に前兆があるので、息子が不安で緊張している様子を見せたときに飲ませることが出来る即効性の薬があるとのことでした。

毎晩寝る前に飲ませているリスパダールの液体状のもので、口の粘膜からすぐ吸収され、不安や緊張を和らげ気持ちを落ち着かせることが出来るそうです

それを、常時携帯させて、学校でも調子が悪いときに服薬する・・・と、いうことは出来るということでした。

 

「暴力的なことは、滅多にないのですが・・・、薬を飲ませた方がいいでしょうか? 

最近では、間違いを指摘した友達を殴ってしまったことが、1度あるだけです。」

「2度を多いか少ないかとは一概には言えませんが、意識的にしていることであれば、もちろん、それはいけないことだと教えることが大切です。でも、本人には止めることが出来ないのであれば、同じ状況になれば、2度あることは3度目もあるかもしれない、と考えるのが妥当だと思います。」

 

抗精神病薬の服薬量を増やすのはどうかという思いもあるのですが、学校での生活、特に間近に迫った臨海学校に息子を参加させるなら、薬を持たせることも対処法の一つとして考えた方がいいのかもしれません。

5回分の内服用の薬を処方され、学校の先生と相談し、1週間後にまた来院することになりました。

 

「易刺激性」・・・漢字の読み通りなら、刺激を受け易いということでしょうか。

そういえば、音や光、触覚等、息子にとっては、多くの情報が普通の人より過敏に感じられるようです。

そのことも関係しているのでしょうか。。。 

 

サッカークラブの件があり、息子の心がコップだとすると、まだ不安がコップ一杯に溜まっている状態で、少しの不安でもあふれ出てしまうのだと思います。

息子のそういう状態が、一日も早く治まりますように。