息子、メンタルクリニックのカウンセリング後、ずっと調子が悪そうです。
初めて会う心理士さんなので、
「一から話さなあかんから、疲れた・・・。」
息子はそう言って、一日の半分以上眠っています。
ユーロやコパアメリカなどの放送が目白押しで、サッカーの試合が観たいはずなのに、息子はすぐに疲れてしまって最後まで観られないでいます。
そして、相変わらず不安でぐるぐる部屋の中を歩き回っています。
そんな中、昨日はサッカー部の練習に行ってきました。
電車に乗るのが苦痛な息子のために、鶴見緑地まで車で送っていきます。
というのも、電車で行くより車の方が私も楽!
片道1時間4~50分ぐらいで行けるし、炎天下で待たずとも、車で待機することができます。
息子は、この暑さのせいもあり、思うように動けなかったようですが、「運動は中止しましょう」って、危険指標が出ている中で運動していることがすごい!
8月の静岡はもっと暑くなります。
こまめに給水タイムを取るとはいえ、全国大会をこの時期にするのは酷で、そろそろ開催時期を考え直すべきではないでしょうか?
さて、6月中に通信制高校の前期の授業とレポートをなんとか終わらせた息子は、単位認定試験が始まる22日まで登校する必要がありません。
週に1回、サッカー部の練習があるだけです。
高校では、息子が教室で授業を受けるのを不安がるので、相変わらず私が一緒に登校して別室で待機しています。
最近では少人数で静かな環境だと授業の内容が頭に入ってくるようですが、教室に座っているだけで精一杯という授業も多いようです。
教室では、周りが気にならないよう、息子は一番前の席に座るようにしています。
それでも人の話し声などざわざわしていると、授業に集中できなくなり、さらに気持ちが悪くなってしまうそうです。
聴覚過敏があるのでイヤーマフを持たせていますが、電車では付けているものの、授業中は抵抗があるみたいで付けません。
たった1時間、多くても2時間の授業が苦痛そうです。
時々、こんな形で授業を受けていて、意味があるのかと思うことがあります。
人のいるところに出かけることが苦痛で、2年半経った今でも、息子は、友達どころか、学校内でほとんど喋ったことがないらしいです。
(同じ高校に転校してきた幼なじみと会ったときには、少し言葉を交わしたようですが・・・。)
私が付き添わなかったら、おそらく息子は登校できないでしょう。
半分は、私が無理やり通わせているようなものです。
もう半分は、サッカー部。
運動が苦手でも、コミュニケーションが苦手でも、サッカーがしたいと、息子はこの通信制高校に通うことを選びました。
なのに、息子はサッカー部のみんなとも、どうコミュニケーションを取ったらいいのか戸惑って考えすぎるあまり、話しかけられてもうまく返せないと悩んでいます。
苦しそうで、全然キラキラしていない息子の高校生活。
「高校卒業」の資格がどれほどのものか分かりませんが、不安と闘いながら積み重ねていく毎日は、きっと意味のあるものになっていくと信じたいです。
私以外の人と関わること、社会の中で悩んだりすること、今の自分に出来ないことを知ること、色んな人がいることを知って、ありのままの自分自身を受け入れること。
もちろん、通信制高校のこの3年間だけで手に入れられるものではありません。
もうだめだと、何度も退部を考えながら、それでもサッカーがやりたいと、最低限の高校の課題をこなしながらやってきた毎日は、今しか経験できないもので、後々息子の人生の力になるものだと願っています。