昨日は、息子の通信制高校の体育の実技テストがありました。
体育は、本来実技テストになっていますが、実技テストを受けるのが困難な生徒は前もって筆記テストを申し込むことが出来ます。
ただ、その筆記テストが1時間目にあるため、朝は調子の悪い息子は受験できない可能性があります。
実技テストの内容が息子達1年生はバドミントンと発表され、しばらく学校に通えなくなった経緯のある種目だけに悩みましたが、息子は、5時間目に行われる実技テストを受けることを選択しました。
バドミントンの授業で自信を無くした息子は、その後、体育の実技に出席することは出来ず、2時間の体育講義を受け、6時間の代替視聴レポートと2枚の通常レポートを提出しました。
もし、1時間目から登校して筆記テストを受けることが出来なかったら、これらの努力は実らず、単位を取ることが出来ません。
「実技テストは、出席すれば、ほぼ合格できる」と聞いたこともあり、5時間目からの実技を選んだのです。
当日は、1時間程、家の中でサーブやラリーの練習をしました。
最初はラケットの真ん中にシャトルを当てることが難しかった息子でしたが、少しだけコツをつかんだようでした。
当然ながら天井や壁にシャトルが当たり、全くと言っていいほどラリーは続きませんでしたが、息子同様に下手な私が相手だからか、楽しそうに練習していました。
でも、1時間ぐらいの練習で上手くなるわけがありません。
実技テストは、サーブ、ドロップ、レシーブ、ラリーだったのですが、緊張が強すぎて、どれもうまく出来なかったそうです。
息子は悔しがっていましたが、
「単位を取ることが目標やから、充分! よくやった!!」
と、労いました。
もっと前から練習出来れば…と、思うのですが、息子の場合はそうもいきません。
相変わらず、落ち着かない日々が続いていて、一日に何時間もぐるぐると家の中を歩き回っています。
何を考えているのか、途中で声をかけても、息子は、
「お願い! 話しかけんといて!」
とか、
「あとちょっとで終わるから!」
とさえぎって、延々と、長いときでは3時間以上も休みなしでビニールのボールを蹴りながら歩き回るのです。
そして、
「疲れた~!」
と、エネルギー切れになってしまいます。
歩き回るエネルギーをバドミントンの練習にと思って何度か声をかけましたが、息子は歩き回ることをやめられないのです。
そうした中で、勇気を出して受けたバドミントンの実技テスト。
よくやった!!