子宮筋腫を小さくするため、リュープリン注射で女性ホルモンを抑制して卵巣機能を低下させ、偽閉経状態にするという6ヶ月の治療が終了しました。
治療後のエコー検査では、一番大きい筋腫は7.4cmでした。
他に5cm、4cm、3cmぐらいの筋腫がごろごろあるそうです。
重なっている筋腫もあるとか・・・。
「あまり小さくならなかったですね。」
という先生の反応を見ると、元々の筋腫の最大値15.5cmというのは、きっと重なり合って出来た筋腫の大きさだったのでしょう。
私はホットフラッシュぐらいしか副作用は出ませんでしたが、骨が弱くなったり等の副作用もあるそうで、この注射は6回までしか打てません。
一旦終了。
三度目の治療で、このまま閉経に追い込めればいいのですが、生理が始まるとまた筋腫が育ち、出血過多により貧血、また体調を崩して治療、と、繰り返すことになるかもしれません。
それでも、この半年間の治療ですっかり貧血症状がなくなり、苦しい生理痛からも解放されていたので、穏やかに日常生活を送り、不安の強い息子と向き合うことが出来ました。
ただ、治療終了後に、耳鳴りに悩まされるようになりました。
カチカチカチカチという時計の秒針よりずっと速くて、例えるならストップウォッチが時を刻むような耳鳴りがするのです。
昼間は気にならないのですが、夜、布団に入る頃、シーンと静かになると聞こえてきます。
もちろん、主人や息子には全く聞こえません。
リュープリン注射が終了し、また急激にホルモンのバランスが崩れたせいかもしれないと思いましたが、念のため耳鼻科を受診しました。
鼓膜も異常なし、聴力検査もしましたが、全く問題ありませんでした。
耳鳴りは難聴を伴うことが多いそうですが、耳鳴りのある左耳は、通常よりむしろ聞こえがいいそうです。
私の右耳は子どもの頃から難聴なので、その分、左耳で音を拾っているせいかもしれません。
難聴の右耳ではなく、左耳がどうして?
耳鳴りは、元々ある音が気になるようになって起きる場合があるそうです。
また、耳鳴りにはキーンというようなものが多くて、あとは脈の流れる音や心臓の鼓動のようなものが一般的で、ストップウォッチのような音はあまり聞かないとも言われました。
「リュープリンの治療が終了して、ホルモンバランスの乱れが関係しているように思われるので、それが落ち着くまで待ちましょう。」
と言われ、加味帰脾湯という漢方薬を処方されました。
「元々ある音が気になるようになった」という先生の言葉が気になります。
私が秒針の音が気になるため、我が家の時計は掛け時計も含め、秒針の音がしないものを使っています。
ただ、耳鳴りの始まった頃ぐらいから、寝室代わりに使っている和室の掛け時計が止まってしまいました。
元々秒針が鳴らない掛け時計が、電池がなくなって完全に止まっているのに音を出すなんて思えないけど・・・。
主人に掛け時計の電池を交換してもらうと、なんとその夜から耳鳴りがぱったり止みました。
電池切れの掛け時計は、針を動かす力まではないけれど、動かそうとして何かの部品が頑張り続けていたのでしょうか?
私の良く聞こえる左耳だけがその音をとらえていて、掛け時計の電池を交換したことで耳鳴り騒動は終息したようです。
いやまだ・・・。
主人が電池を交換してから二日目の朝方、その掛け時計が落ちてきて、寝ていた私のおでこに直撃したのです。
死ぬかと思いましたよ!!
横に寝ていた息子もびっくりして飛び起きました。
息子に当たらなくて良かった~!!
フックにしっかりと時計が掛けられていなかったのでしょうか?
幸い大事には至らず、痛みも徐々に治まり、おでこに1.5cmぐらいの擦過傷が出来たぐらいで済みました。
思いもよらないことが続くことってあるのですね。。。