やっぱり幸せ♪

日常の色んなこと、特に発達障害を持つ息子との素晴らしき日々を綴っていきたいと思います。

本人次第

2020年12月24日 | 息子の広汎性発達障害と強迫性障害、適応障害

21日は、息子のメンタルクリニックの日でした。

 

この日のカウンセリングは、息子1時間で、私が10分弱。

 

「最近の調子はいかがでしょうか?」

 

「不安が強いです。

頑張ろうとしているのは分かるのですが、ちょっとのことで調子が悪くなって、何も出来なくなってしまいます。

体育で長距離の授業があったらしく、走ることにトラウマがあるのか、『走る』って考えただけで調子が悪くなるみたいです。

結局、その授業には出なかったのですが、その期間中、そわそわと何も手に付かない感じでした。」

 

「トラウマになるようなことがあったのですか?」

 

「小学生のときにサッカークラブに入って、そこの練習に付いていけなかったのか、そのときにうつ状態になってしまいました。

それがトラウマになっている気がします。

他にも、宿題をしていているときに、答や解説を見ても分からないと不安になるようで、そんなことで一日二日は調子が悪くなってしまいます。

こんなんで高校に通えるのか?とか、その前に受験勉強が出来るのか?って、不安になります。

受験して、全日制の普通校に行くって決めたので・・・。」

 

「『今まで、成績や出席日数のことが心配だったけど、懇談で気にしなくていいって言われた。』って言ってました。

それで、不安が少なくなったようですが・・・。」

 

「私立を専願で受けるので、事前の教育相談で受け入れてもらえるようなら、当日の試験で点数さえ採れればだいじょうぶなようです。

それが出来るのか・・・。

2年近く勉強していない期間があって、一日に1~2時間勉強するのがやっとな上、全く出来ない日も多いので。」

 

「不安ですね。」

 

「頑張らせてあげたい気持ちと、病気のせいもあるので、無理させてはいけないとの気持ちで揺れ動いています。

たとえ失敗しても、通信制ならいつでも入学出来るみたいですし、行きたい高校が出来たっていうこと自体が、〇〇にとってはすごいなと思うので、応援するしかないです。」

 

「そうですね。

私も応援しています。」

 

続く診察では、

「調子は良くないときが多いけど、最低限、自分に出来ることはやっています。」

と、息子は答えていました。

 

「そう。

カウンセリングでは話せた?」

「はい。」

「ご飯は食べれてる?」

「はい。」

「眠れてる?」

「はい。よく寝れてます。」

 

「お母さんから見て、どうでしょう?」

 

「よく寝れてるっていうか寝すぎで、夜は10時から11時ぐらいには寝ているのに、なかなか朝が起きられません。

高校に行ったら…との思いがありますし、起こしてあげた方がいいのでしょうか?」

 

「本人はどう思っています?」

 

学校に行くつもりで、『6時40分に起こして。』って言うのですが、起こしても起きられなくて、結局、9時、10時ぐらいまで寝ています。」

 

本人次第だと思いますよ。」

 

「そのことについては、サッカー観るときは朝5時にでも起きられるのにって、俺も思ってる。」

と、息子。

 

「これから冬休みですしね。

しばらくはゆっくりでもいいんじゃないでしょうか。」

と、先生。

 

サッカーを観るために朝早く起きたときは、見終われば寝ています。

学校で過ごせるのは1~2時間だし、せいぜい3時間が限度で、それ以上頑張ったときは、しばらく調子が悪くなります。

 

まだまだ回復途上。

本人が起きられるようになったら、起きられるってことなのでしょう。

高校受験に合わせて、適応障害が治るわけではありません。

 

今回も「リスパダールOD錠1mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠」を処方され、年末年始をはさむので、次の診察は33日後となりました。