21日は、息子のメンタルクリニックの日でした。
この日のカウンセリングは、息子1時間で、私が10分弱。
「最近の調子はいかがでしょうか?」
「不安が強いです。
頑張ろうとしているのは分かるのですが、ちょっとのことで調子が悪くなって、何も出来なくなってしまいます。
体育で長距離の授業があったらしく、走ることにトラウマがあるのか、『走る』って考えただけで調子が悪くなるみたいです。
結局、その授業には出なかったのですが、その期間中、そわそわと何も手に付かない感じでした。」
「トラウマになるようなことがあったのですか?」
「小学生のときにサッカークラブに入って、そこの練習に付いていけなかったのか、そのときにうつ状態になってしまいました。
それがトラウマになっている気がします。
他にも、宿題をしていているときに、答や解説を見ても分からないと不安になるようで、そんなことで一日二日は調子が悪くなってしまいます。
こんなんで高校に通えるのか?とか、その前に受験勉強が出来るのか?って、不安になります。
受験して、全日制の普通校に行くって決めたので・・・。」
「『今まで、成績や出席日数のことが心配だったけど、懇談で気にしなくていいって言われた。』って言ってました。
それで、不安が少なくなったようですが・・・。」
「私立を専願で受けるので、事前の教育相談で受け入れてもらえるようなら、当日の試験で点数さえ採れればだいじょうぶなようです。
それが出来るのか・・・。
2年近く勉強していない期間があって、一日に1~2時間勉強するのがやっとな上、全く出来ない日も多いので。」
「不安ですね。」
「頑張らせてあげたい気持ちと、病気のせいもあるので、無理させてはいけないとの気持ちで揺れ動いています。
たとえ失敗しても、通信制ならいつでも入学出来るみたいですし、行きたい高校が出来たっていうこと自体が、〇〇にとってはすごいなと思うので、応援するしかないです。」
「そうですね。
私も応援しています。」
続く診察では、
「調子は良くないときが多いけど、最低限、自分に出来ることはやっています。」
と、息子は答えていました。
「そう。
カウンセリングでは話せた?」
「はい。」
「ご飯は食べれてる?」
「はい。」
「眠れてる?」
「はい。よく寝れてます。」
「お母さんから見て、どうでしょう?」
「よく寝れてるっていうか寝すぎで、夜は10時から11時ぐらいには寝ているのに、なかなか朝が起きられません。
高校に行ったら…との思いがありますし、起こしてあげた方がいいのでしょうか?」
「本人はどう思っています?」
「学校に行くつもりで、『6時40分に起こして。』って言うのですが、起こしても起きられなくて、結局、9時、10時ぐらいまで寝ています。」
「本人次第だと思いますよ。」
「そのことについては、サッカー観るときは朝5時にでも起きられるのにって、俺も思ってる。」
と、息子。
「これから冬休みですしね。
しばらくはゆっくりでもいいんじゃないでしょうか。」
と、先生。
サッカーを観るために朝早く起きたときは、見終われば寝ています。
学校で過ごせるのは1~2時間だし、せいぜい3時間が限度で、それ以上頑張ったときは、しばらく調子が悪くなります。
まだまだ回復途上。
本人が起きられるようになったら、起きられるってことなのでしょう。
高校受験に合わせて、適応障害が治るわけではありません。
今回も「リスパダールOD錠1mg(2錠)と、レクサプロ錠10mg(1錠)、ツムラ抑肝散加陳皮半夏エキス顆粒5g(2包)、ビオフェルミン錠3錠」を処方され、年末年始をはさむので、次の診察は33日後となりました。