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20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

ストーリーへの想像力

2022年06月08日 | Weblog
            

こんなお人形を見ると、ファンタジーを描いたことのない私でさえ、胸のおくのほうを、コツンとやられます。

「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦。
「One Piece」の尾田栄一郎。

かつて、夢中で読んだ、唯物史観から生まれた、「搾取するもの・されるもの」の思想から描かれた、
「カムイ伝」の白土三平。
劇画だった、あの時代とは違う、今の漫画には特有な、美意識とセンスがあります。

どちらもキャラクターはすごいです。
そのキャラクターの魅力にやられるのですが・・・。

どっちにしても、私には書けない世界ですが。
でも読むだけでしたら、世代を超えて、どちらも大好きです。


上、YouTube(クリックしてください)。
桑田佳祐 . 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎。
65歳になった、とってもいい年齢を重ねている、ロックンローラーたち。
(世良さんは、65歳の渋さとカッコ良さがあります。佐野さんの白髪、短髪。相変わらずカッコいい。彼の「SOMEDAY」大好きでした)

みんなで集まって、平和を、反戦を歌っています。
「No War」と。
子どもたちを守ろうと。

ああ、みんな、年取ったな。
そんなに光り輝く歌ではありませんが、こうしてロックンロラーたちが、かたまりで「平和」を主張する心意気を、うれしく思います。

追加で一つ。
佐野元春が、沖縄の辺野古基地建設反対の、詩を書いて訴えています。
ミュージーシャンも生活者。その地続きに政治もある。と言いながら。

「境界線」
佐野元春
2015年5月。国道329号線を走る。
北東沖縄の東側、辺野古に向かう。
運転しながら思う。
現在を軽視してはいけないし、
誇張してもいけない。
米軍基地問題で、
また、この地が引き裂かれている。
本来絆で結ばれているはずのこの地。
誰がその絆を壊しているのか。
なぜその絆が引き裂かれなければならないのか。
リーダーが息をするたびに目を凝らす。
どんなリーダーも信じない。
(撮影: 佐野元春@ジュゴンの海、沖縄県辺野古 大浦湾 2015.5.7)
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いくつかのご本紹介

2022年06月07日 | Weblog
             

『虹の図書室』代表作選
中国語研児童文学の作家たち・・・・日中児童文学美術交流センター編・小峰書店

日中児童文学美術交流センターの人たちの手で編まれた、8篇の傑作選。
このご本は、12年の歳月を経て生まれたそうです。
読みながら、心が鎮まります。
はるか昔の中国や、台湾に、一瞬で心を運ばれます。
大河に浮かぶ夕日が、美しく、胸に残ります。

皆さん、ぜひお読みになってください。


            

『畑島喜久生詩集』(四季の森社)

恩年92歳の詩人の方の集大成です。
「魚図鑑」「鳥図鑑」「花図鑑」
92歳の方が、子どもの視点で、いろいろ見つめています。
それが素晴らしい。
大人って、いつでも子どもに戻れるんですね。
後半は、エッセイ。朝鮮の見える対馬で育ち、教員になられた人生が語られています。
畑島さん、100歳まで、頑張ってください。


             


『鬼ヶ島通信』(2022・70+8)鬼ヶ島通信社
作家の、那須田淳さんが編集長をしていらっしゃる雑誌。
毎回、ご恵贈いただいておりますが、今回は小さなスペースではありますが、ちょっとご紹介を。

この「鬼ヶ島通信」は、長い歴史ある雑誌です。
かつては、評論家の野上暁さんや、お亡くなりになった作家の末吉暁子さん、講談社の編集者だった金沢千秋さんたちが編集委員をおやりになっていて、ここから様々な評論や問題作を発信していました。

それ以前も編集委員をされていた那須田淳さんが編集長に変わって、編集委員もメンバーが大幅に変わりました。
若い作家や、前回から残っていらっしゃる作家、編集者の方々、書店の方、存じ上げない方も入っていて、那須田さんの人脈の広さが伺えます。
今号はテーマは「スポーツ」だそうです。

今号から、お楽しみ、仲良しの睦美さんの連載小説が始まったので・・・・。

ごめんなさい。
まとめてしまって・・・。

あと13冊、単行本をご恵贈いただいております。
やっと、いろいろが落ち着いたので読書の時間に入っています。
そのご本への感想は、個々の作家の皆さんにメールで感想を述べさせていただきます。
バタバタしているうちに、すっかり溜まってしまい、皆さん、失礼をお許しください。

そうそう、一つだけ、情報を。
いとうみくさんからも、新刊、2冊もお送りいただいていますが、まだ未読です。

その、みくさんが、この度「第10回河合隼雄物語賞」を受賞されました。
『あしたの幸福』(理論社)、私もすごく大好きな作品で、新しい家族のカタチを描いた問題作として『飛ぶ教室』にも、メインの書評で書かせていただいた本です。
これまでの受賞者、大人の売れっ子作家の中でただ一人児童文学作家。
選考委員、小川洋子さんですって。
さすがです!
みくさん、おめでとうございました。↓
と、寝る前に、ここまで書いて、今朝、土山優さんのblogを拝見したら、受賞作がまとめてありました。
さすが、「季節風」のお仲間!!

お祝いですから、優さん、blogから拝借しますね。

みくさんの、受賞歴
2012年『糸子の体重計』(童心社)で第46回日本児童文学者協会新人賞。
2014年『空へ』(小峰書店)で第39回日本児童文芸家協会賞。
2020年『朔(さく)と新(あき)』(講談社)で野間児童文芸賞受賞。
2021年『きみひろくん』(くもん出版)で第31回ひろすけ童話賞受賞。
2022年『つくしちゃんとおねえちゃん』(福音館書店)で第69回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞。
2022年『あしたの幸福』(理論社)で第10回 河合隼雄物語賞受賞。
この賞で児童文学の受賞は、いとうみくさんが初です。

そのほか、夏休みの課題図書、4回(この夏も「つくしちゃんが課題図書)。
ずっと売れ続けている、ロングセラー「母ちゃん取り扱い説明書』(童心社)、「お姉ちゃんって」シリーズ(岩崎書店)など。

まだ未読ですが、みくさんは、作家デビュー今年で10年目だそうです。それを記念して、『糸子の体重計」続編『ちいさな宇宙の扉のまえで 続・糸子の体重計』(童心社)も出版されました。
もう師匠の、後藤竜二を乗り越えちゃった?
すごすぎる。みくさん!!
コメント (4)
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若葉萌ゆ

2022年06月06日 | Weblog
            
            

雨の月曜日。
夫は会社へ行きました。

今日は、雨の中をバスにのって、三越本店まで行きます。
土日のお中元受付は、大行列。
今日なら、きっとガラガラ。と、推測して・・・。

やっと、いろいろが一段落して、いただいているご本を読み始めたり、冷蔵庫のお掃除をしたり・・・。

でもまだサロンのソファの隅に積んである、書類などの片付けができていません。
なおいえば、仕事部屋、カオス状態です。(ここで、リモートの会議をしているのですから、厚かましいですね)

本読みの合間に、少しづつ、片付けていきます。
リビングの隅の、グリーン。
新芽がぐんぐん、伸びていて、まさに、若葉萌ゆです。

でも、冷蔵庫、コロナでロックダウンしていた、上海の人の家の冷蔵庫のように、まっさらです。
日本茶の冷茶も作って、飲んでいます。

こうしてお掃除すると、あまりにもぐちゃぐちゃ、詰め込んであったので「ああ、この冷蔵庫、大きいんだな」と、そのスッキリ感に思います。
野菜室には、グレープフルーツと、りんごと、スイカとメロン。
おなすに、きゅうりに、にんじん、キャベツに、レタス、他もろもろ。
ここもたくさん、入っているのに、スッキリしています。

電気温水器の倉庫が、キッチンの突き当たりです。
そこにジャガイモや、玉ねぎを入れているのですが、これからの季節は、冷蔵庫の方が、いいのでしょうか?

冷凍室には、お肉も、お魚も、チーズも、ガリガリ君も、いっぱい入っています。
食べ物が、いっぱいあるって、幸福感を感じます。

と、いいつつ、入浴前に、いつものように測ったら、また1キロ増えていました(ガーン!!)。35歩のマーチです。
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「子どもの本・九条の会」夏の学習会

2022年06月05日 | Weblog
             
            

7月に予定されている参議院選挙を前に、民主主義について、一票の格差問題、改憲に向けた動き、ロシア軍によるウクライナ侵攻など危うい現在の状況について考え、私たちの一票が生かされるために何を考え、どうすべきか、宇野さんのお話を聞いてともに考えましょう。

日時:2022年6月5日(日)14:00〜16:00(Zoomによるオンライン)
第1部 講演「民主主義をあきらめない  ~選挙に行く前に~」
講師 宇野重規氏(東京大学社会科学研究所教授) 

ちなみに、宇野重規氏は、学術会議を不当に任命拒否された先生です。
今日は午後から、ZOOMで宇野先生のお話を伺います。

(九条の会のサイトが、うまく取り込めませんでした。大切なお話です。ぜひお聞きになってください。お申し込みの方は、「子どもの本・九条の会」で検索してください。)
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結婚記念日

2022年06月04日 | Weblog
            

今日、6月4日は、結婚記念日です。

今日は記念日のランチです。
とはいえ、毎週、土日にはデパート界隈に、出向いてランチをしていますが・・。
今回は、銀座三越新館のスペイン料理「びいどろ」に予約を入れてあります。

私が、作家の友人たちや編集者の皆さんと、24日に銀座の「バル デ エスパーニャ ビルゴ」というスペイン料理のお店で、十数人で飲み放題ディナーをするという話をしてあったので、夫が、
「ああ、久しぶりに、パエリアが食べたい。マッシュルームのアヒージョ が食べたい」と。
コースにすると、チョリソーとか、あまり食べたくないものが入ってくるので、アラカルトにし、食べたいものだけオーダーし、最後にパエリアを作っておいて、とお願いすればいいだけです。

お昼11時からです。
この時間のランチは、定番です。
何しろ16時間断食をしていて、それが切れるのは、朝の10時半ごろ。
11時はジャストタイムです。
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絵本テキスト大賞締め切り、今月末です。

2022年06月03日 | Weblog

 

新しい感覚の絵本の世界を!

第15回『絵本テキスト大賞』原稿募集
 日本児童文学者協会と童心社は、絵本作家の発掘と育成、また新鮮な絵本の出版を目的として、絵本テキスト(文章)を募集いたします。
 大賞に選ばれた絵本テキストには、著名な画家たちのすばらしい絵のついた絵本になります。
 新しい絵本世界を切り拓く可能性を秘めた、瑞々しくフレッシュな感性で描いた作品を募集いたします。
 また絵本としての特徴を生かしながらも、ストーリー性のある原稿を望んでいます。
 たくさんの皆さんからのご応募をお待ちしています。グレードを確認してお送りください。

【募集する作品】
子どものための絵本テキスト(文章)を募集します。(絵は描かないでください)
テキストの文章は、展開を考えて場面割りをしてください。
ただし応募は最大でAグレード1編・Bグレード1編までといたします。
<Aグレード> 幼児(3~5歳)……11見開きの原稿
<Bグレード> 幼年(6~8歳)……15見開きの原稿
※「1見開き」……本を開いたとき左右のページを合わせて、1見開きといいます。

【応募要項】
  1. 応募資格 プロ、アマ、国籍は問わず。15歳以上の方。
  2. 締切日  2022年6月末日。
  3. 募集期間 2022年4月1日から6月末日までとする。(消印有効)
  4. 原稿用紙 A4サイズで文章のみ。原稿は5部同封すること。
  5. 原稿は右肩を綴じ、別紙1枚に、筆名のほか本名・住所・年齢・職業・電話番号・メールアドレス、作品タイトル、また児童文学歴があれば書き添えること。なお原稿にはタイトルのみを記入し、名前などは記入しないこと。なお応募封筒にはAかBかのグレードを朱記すること。
    Aグレード、Bグレードそれぞれ1編ずつまで応募可とし、自作の未発表作品に限ります。(商業出版を目的としない同人誌での発表は可としますが、その旨ご記入ください。)
    応募原稿は、いかなる場合にも返却いたしません。
  6. 事務手数料として、切手を120円分同封してください。
  7. 大賞は童心社より単行本として刊行し、所定の印税をお支払いいたします。
    大賞受賞者には2022年10月中に、選考委員会よりお知らせします。
    また「日本児童文学」2022年11・12月号誌上にて発表し、日本児童文学者協会と童心社のホームページでも選考結果を公表します。
  8. 選考委員
    内田麟太郎・加藤純子・浜田桂子・大熊悟(童心社取締役 編集長)(敬称略)
  9. 原稿の送り先&問い合わせ先
    〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-38 中島ビル502
    日本児童文学者協会『絵本テキスト大賞』宛
    TEL03-3268-0691  FAX03-3268-0692
    E-mail:zb@jibunkyo.or.jp

    *受付締め切り後の選考期間中、電話やメールなどでのお問い合わせはお断りします。

    日本児童文学者協会・童心社

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こんなところまで影響が・・・。

2022年06月02日 | Weblog
            

6月に、夫の母の法事を、夫の弟家族と、うちの息子夫婦一家、娘夫婦一家でやる予定になっています。

その引き出物を、このピエールエルメ・パリのクッキーにしようと、先日、三越本店に行ったら、
「このお品物は、いつ海外から入ってくるか、未定なのです」と。

つい先日までは店頭にあったのに、一切、なくなっています。
ウクライナ侵攻の影響が、こんなクッキー一つにも出てきているようです。

仕方ないので、「一週間前になったら、霊園に直接送っていただくよう、お願いに上がるわね」と、別の品物をお願いしておきました。

食べるとハマる、クッキーです。
でも同じ、ピエールエルメ・パリのにしたので、大丈夫でしょう。
マカロンは、日持ちがしないので、人気ですがダメです。

でも今回は、兄弟の家族だけなので、数も限られています。
全部で6家族。それとお坊さん。7個です。

これから物価もどんどん上がり、郵便や、さまざまなものにも遅れが出て、大変になりそうです。
5月31日に、アマゾン に豆乳のリクエストを入れたら、まだ値上げしていませんでした。

6月からは、値上げラッシュが、始まっています。
同じく、5月31日の夜、それを思い出して、夏用のアップルタイザーを24本、アマゾンで注文したら、5280円。
注文後、そばから、同じものが6048円に変更になりました。
滑り込みセーフで、私は5280円で買えました。

孫たちの、愛飲ドリンクです。男の子の孫は、お正月も、冷蔵庫を開けては取り出して何本も飲んでいました。
ゴミ入れの瓶入れのビニール袋だけ、重くて持てないくらいになっていました。

夏は大きい女の子も、競って飲みそうです。
小さい女の子は、大きなペットボトルのトマトジュース。お正月に「濃厚」というのを買っておいたら
「いつも、飲むのと、味がちょっと違うから・・」と、申し訳なさそうに3分の1くらい残していました。


            

            

「他にも値上げ前の5月中に、買っておこうかしら」とサロンでニュースを見ていた夫のところに行ったら、
「わざわざ買いだめしなくていいよ。水も、葛根湯も、コリンも、ベッドルームに売るほどストックしてあるよ」
ああ・・・。
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夏はきぬ

2022年06月01日 | Weblog
            

今日から6月。
風待月です。

夏野菜も美味しい。
きゅうりも、オクラも、茗荷も、お姉さんの八百屋さんに行くたびにたくさん買ってきます。

南瓜も美味しいし、さつまいもも美味しい。
新玉ねぎをスライスした、サラダもたくさん食べています。
でも年齢的に、意識的にお肉(アミノ酸)をとっています。

鶏胸肉が多いですが、豚も半々。
たっぷりのお野菜と、フルーツ、高島屋で買ってくるお魚。
近所のスーパーで、いつも半額の豚肉。

人間、食べ物で、体が作られていると、日々思っています。
5月の終わり頃は、お弁当の日や、外での飲み会。
そんな日が多かったので、その分を、取り返すように、お野菜を食べています。

さ、いよいよ梅雨の季節です。
近頃の雨は、「うのはなくたし」なんて、叙情的なものではなく、極めて暴力的です。
ですから今日から「線状降水帯」予測というのが始まるそうです。
いち早く、避難できる状況ができればと願うばかりです。

でも、気持ちだけは、風待月と思い、さっぱりした気持ちで過ごしましょう。
6月の始まりの今朝は、空は青く、爽やかな風が吹いています。
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