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20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
毎日更新。児童文学情報・日々の暮らし・超高層からの眺望などニュース満載。

放課後の怪談シリーズ全5巻(日本児童文学者協会編・偕成社刊)

2009年02月08日 | Weblog
 金曜日に偕成社から『放課後の怪談2 怪談おかわり』と『放課後の怪談3 恐怖のかくれんぼ』の二巻が届きました。黒い表紙で、怪談の不気味さが表現されています。
 まだ見本です。
 ですからネットにもUPされておりません。
 
この「放課後の怪談」シリーズの編者(川北亮司・牧野節子・最上一平・加藤純子)をさせていただいているので、早めにお送りいただいたのです。
 その折り、担当編集者の偕成社のKさんから、「2巻、3巻は今月発売ですが、1巻、4巻、5巻は3月になってしまい一ヶ月の間ができてしまいました。ご執筆いただいた作家の方々に、その旨ご了解いただけますよう、よろしくお願いいたします」とのメールをいただきました。
 ということで、編集上の手続きから、1巻、4巻、5巻は3月発売になってしまうそうです。
 悪しからずご了承くださいませ。
 
 引き続き、第二期の「怪談』シリーズ・アンソロジーもスタートしたようです。
 また、よろしくお願いいたします。
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出版記念パーティ

2009年02月07日 | Weblog
 今夜は神楽坂の「練り屋文楽」で、お若い作家の友人、佐藤佳代さんの出版記念パーティが行われます。
 
 以前、このblogでもご紹介させていただきましたが、ご出版されたご本は『オリガ学園 仕組まれた愛校歌」(金の星社刊)です。
 今夜は、児文協・創作教室時代のお仲間たちや、ファンタジー研のお仲間、その他たくさんの仕事関係の友人たち。そして編集者のみなさん。
 大勢の親しい皆さんと、若い新人作家の誕生を、飲んだり食べたりおしゃべりしながら、わいわいお祝いする、楽しい夜になりそうです。
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新刊見本

2009年02月06日 | Weblog
 本日は、今月13日配本の、新刊『しごとでハッピー! ネイルはおまかせ』(そうえん社刊)の見本が出来る日です。
 これは『13歳のハローワーク』(村上龍著)の物語版で、第一巻は「ネイリストのまき」。
「しごとでハッピー!」というシリーズもののお話で、第二巻は夏に刊行予定です。
 
 今日は以前打ち合わせに使ったことのある、銀座「アンジェリーナ」で人気のパリのモンブランを食べて打ち上げといきましょうと、担当編集者のKさんからメールをいただきました。
 アンジェリーナのモンブラン。
 だ~いすきです。特に下のメレンゲが。
 そんなわけで、これからいそいそとお出かけです。
 ネットにUPされましたら、またこちらでご紹介させていただきたいと思っております。
 
 この本の表紙は、従来ほとんどの本の仕上げに使っているフィルムコーティングではなく、ホログラムみたいなキラキラのコーティング仕上げだそうです。
 とっても贅沢に作っていただきました。
「キラキラ、キラキラ」と熱望していた「キラキラ度」が、これでさらにパワーアップされたようです。
 力をこめて作って下さった担当編集者のKさんには、感謝のきもちでいっぱいです。
 
 かわいいキラキラ本、いまから、わくわくしています。
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『大切なひと』(石井睦美著 SDP刊) 

2009年02月05日 | Weblog
 仲よしの作家の友人、石井睦美さんの新刊です。
 一本のミュージックビデオから生まれた物語だそうです。
 そして更に、この小説は映画化も控えているとか。
 まさに、メディアミックスの時代の先端をいっている企画から生まれた物語と言えそうです。

 主人公はミュージシャンを目指しているストリートミュージシャンの19歳の男子学生。
 そしてヒロインは、バレイの才能を持ちながら、耳がきこえないというハンディをかかえた同じく19歳の、繊細さとイノセンスを持ち合わせた少女。
 そのふたりの切ない恋の物語です。
 石井睦美さんは児童文学者でありますが、数年前『パスカルの恋』で朝日新人文学賞を受賞するなど、すでにいくつかの大人の小説も書いていらっしゃる作家でもあります。
 彼女の物語世界は児童文学でも、それが大人の小説であっても、いつも純度が高く透明に澄みきっている心地よさがあります。

 作中で、音楽プロデューサーが主人公の「歩」にこんなふうに語るセリフがあります。
 
「・・・傷つきたくないとしっかりガードしたこころの奥深くに、それは手付かずのままあって、出口を求めている。そこにきみの歌声は手を差し伸べて、硬く閉ざされた扉を開けることができるんだ。きみの歌はとても個人的でいて、だからこそ聴く人間それぞれが自分のことだと思える」
 
 この言葉は、この作品を読者として受け止めたときの、この物語の本質を語っていることばでもあるような気がします。
 忘れかけていた、それぞれの奥底に眠っているイノセンスなこころを揺さぶる・・・。
 まさに、窓越しに差し込んでくる、あたたかな春の日差しのようなやわらかな、胸をうつ物語です。
 どうぞお読みになってみてください。
 
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イギリスの紅茶屋さん、whittard

2009年02月04日 | Weblog
 今日は午後から、新宿のカフェ「ランブル」で「子どもの本・九条の会」の会報部会です。
 
 久しぶりの新宿です。
 新宿三丁目界隈にある、このカフェに行くとき、私はいつも「九段下」乗り換えの都営新宿線で行きます。
 そして「新宿三丁目」で下りて、伊勢丹の前を通り、地上にあがるのです。
 
 せっかくですから、会議の前に久しぶりに伊勢丹の地下でものぞいてみることにします。
 ここにしか売っていない、イギリスのwhittardのピーチの香りのする紅茶をお目当てに。
 とろっとしていて、とってもおいしい紅茶です。
 伊勢丹に行くと必ずといっていいほど立ち寄る、お気に入りの紅茶屋さんなのです。
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教材著作権使用料

2009年02月03日 | Weblog
 今日は節分です。
 夜は豆まきをしたら、保管してある、2008年分の領収書整理をしなくてはなりません。
 節分のころになると、毎年確定申告で気ぜわしくなります。

 すでにお送りいただいている各社からの「支払い調書」を整理していると、ここ数年、既存の自著の、教科書やなにやらへの教材著作権の使用料の金額が存外に多いことに驚きます。
 高学年向けハード本・一冊分の初刷印税を、ゆうに超えているのですから。
 数年前までは、こういった著作権の使用料についてあいまいなままで、訴訟などが起きて社会問題になったこともありました。
 しかし近年、多くの関係者の皆さまのご尽力で、いまは日本文芸家協会の「NPO日本文芸著作権センター」へ委託し、大方はとりまとめていただいております。

 とはいえ、確定申告。
 頭の痛い、面倒な季節になりました。
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『のんきな父さん』(丘修三著 小峰書店刊)

2009年02月02日 | Weblog
 締め切りに追われていたため、新刊のご紹介をできずにおりました。
 また少しずつ拝読して、順次ご紹介していきたいと思います。
 
 今日は友人の作家、丘修三さんの新刊『のんきな父さん』を。
 このご本は短編集です。
 それでは前書きから。

 長い道のりを歩いてきたお年寄りは
 人生のバトンを君たちに渡して去っていくのだ。
 生きる喜び、悲しみ、身につけた知恵
 そして人へのやさしさにみちたバトンを

 人間を見つめる視点が丘さんらしく、あたたかく、そしてちょっとおとぼけで、読んでいて思わず、くすっと笑いがこみ上げてきます。
 どの短編集からも、丘さんのお人柄が立ち上がってきます。
 この本には「箱の中」「八年という時間」「キンモクセイのおばあちゃん」「にえもんさん」「のんきな父さん」5編の短編が収録されています。
 とくに表題作の「のんきな父さん」は、丘さんの自伝的物語とでもいえるお話です。
 ふるさと熊本で暮らしていた子ども時代の体験とその後です。
 丘さんが大人になって同窓会で熊本を訪れたとき、はじめて知らされた自分の知らなかった「お父さん」のもう一面のすがた。
 ラスト、涙がこぼれました。
 それをここで明かしてしまうのは、もったいないので、皆さんぜひお読みになってください。
 丘さんのあたたかさや、やさしさは、きっと、このお父さんから繋がってきているものなのでしょう。
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相棒

2009年02月01日 | Weblog
 風の強い日曜日です。
 作家の友人Bさんに「インフルエンザが流行っているので気をつけてください」とメールをいただきました。
 ほんとうに巷では大流行のようです。
 電車にのっても、町を歩いても、マスクをしている人ばかり。

 今日は、明日の月曜日添付ファイルでお送りするお約束をしている原稿の、最終的なチェックと推敲を、加湿器をつけながらやっています。
 ぽこぽこぽこ。
 雨だれのような音で、机の上から私の仕事部屋を潤してくれるこの加湿器は、昨年Amazonで買ったものです。
 ペットボトルがのっかっているだけの、チープで簡易な加湿器です。
 それでも働き者のこの加湿器は、パソコンに向かって仕事をしている朝から夕方まででペットボトル8本分くらいのお水を、かる~く蒸発させてしまいます。
 
 パソコンから流れてくるクラシック音楽と、この雨だれのようなぽこぽこぽこ。
 これが、いまの季節、私の背中をあと押してくれている力強い相棒と言えるかも知れません。
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