太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

骨折り損の

2021-02-23 08:17:10 | 社会
 骨折り損のくたびれ儲けとはこのことだろう。総務省の患部、いや変換間違い幹部職員が計38回も利害関係者である東北新社の会食接待を受けた。同社には菅総理の息子さんが勤務しており国会で野党に追求されている。許認可権を持つ省庁はそれだけで力を持つことは良く知られている。厚労省なども典型だろう。反対は環境省か。国会での幹部たちの答弁は、それによって放送行政が歪められたことはないと言う。そうだろう。他の収賄案件と比して回数にしては圧倒的に金額が少ない。ここは一つ総理の息子さんが在籍しているからご機嫌を損ねては拙い、応じて置こうくらいの軽い扱いだったのではないか。一方東北新社の方は放送行政が(歪められて)自社に有利になるようなことも無くて何故懲りずに38回も接待したのか。会社勤めの経験からして理由は二つ。「接待交際費」で飲み食い代が落とせるチャンス、何時かは良い目がみられるだろうから良好な関係を維持しておこうくらいか。幹部たちは今回の件で国会で大恥を曝し辛い日々だろうが何れ何処かに天下りして快適な老後を迎えるのだろう。
 今回の件(役所言葉なら事案だろうか)は何とも情けなくて見苦しい。サラリーマン時代同年輩の中年達が会社の休日に決まってゴルフに出掛ける。しかも名門ゴルフ場だ。世の中的には平日だから空いていると言う。それにしてもよく金があるねと言うと会員権を持っている社員と一緒に行くとのこと。その社員は有名な大名の直系で超がつくお坊ちゃまである。会員権は親のものとのこと。しかも育ちの良さから人が良く、先輩の中年連中から煽てられるとつい同行する。この中年達が余りにゴルフの自慢話をするので、ゴルフくらい自腹で行けよ、年下の社員に群がって情けないだろうと言うと本コースに出た話はそれからあまりしなくなった。ちょっと可愛そうになったので仕事帰りに打ちっぱなしの練習には付き合うよになった。若い者も連れていくことはあったが彼らは見る見るうちに上達し、200ヤードオーバーの真っすぐな球を打つようになる。若い人には勝てないと思うのと小遣いを貯めてチマチマ本コースに出るようになった中年男達を見ていると分不相応なスポーツと思い始めてゴルフはやらなくなった。何事も身の丈を知ることは大切である。


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