日本の新型ロケット「H3」打ち上げのLIVE中継がありTVを観ていた。しかし 補助ブースター点火に失敗し打ち上ることはなかった。カウントダウンが始まってからの中止は打ち上げ「失敗」か「中止」かなどでネットは騒いでいる。しかし倒れて大爆発したとか上がったが制御不能で軌道を外れ北朝鮮に向かってフラフラ飛んでいるところを日本海上空でパトリオットが打ち落としたなどという騒ぎではない。万全を期して再チャレンジすれば良いと思う。
それにしても国産ジェット旅客機の開発断念といい三菱重工はご難続きである。H3は全長約63m直径5.2m重量574tの巨大なものである。世界最大の旅客機エアバスA380の全長73m機体重量約560tと比べても遜色ない。ロケットは重力を脱しなければならないから翼で浮いて横に飛ぶ航空機とはパワーが違う。開発を担当している三菱重工は重厚長大産業の代表格である。その重工が30年くらい前、薄膜太陽電池の代表であるアモルファス太陽電池を生産していた。当時重工は再エネで風力発電機の生産で名を馳せていたので再エネ事業へ参入と思われた。知り合いだったエンジニアに、何故重工が風力をと聞いたらヘリコプターのローター技術の延長のようなもので簡単ですよと言う。FITが始まる前の話で、採算は取れるのですかと言うと、なあに100億くらいの赤字は覚悟してますよ、それを超えると流石に会社も黙っていないでしょうけどと。部品メーカーの我々には想像もできない話だった。
アモルファス太陽電池生産に踏み込んだ理由を尋ねると、アモルファス太陽電位製造の装置が自社で作れるからですよ。次世代太陽電池と期待されているアモルファス太陽電池に算入する会社は増えます。その時装置を売ることが出来ればOKなんです。その為には自ら太陽電池を作ってみせれば良い宣伝になるんですという。
しかしその後太陽電池の生産は中止された。何故と訊くと、30cm角の太陽電池までは上手く行きました。しかし目標のコストまで下げるには1m角くらいのものを作らなければならない。ところが1ミクロン程度の薄膜太陽電池を1m角で均質に作るのは30cm角を作るのとは全く違う技術が必要なんです。膜の一か所でも欠陥(ピンホールのようなもの)があれば全体がおじゃんです。それが出来なかったと。戦車は作れても太陽電池は作れませんかと皮肉を言った覚えがある。負けじと口の悪い彼だったがその後も永く付き合いは続いた。考え方もやることも我々の常識を遥かに超えた会社である。重工がへこたれることはまずない。
それにしても国産ジェット旅客機の開発断念といい三菱重工はご難続きである。H3は全長約63m直径5.2m重量574tの巨大なものである。世界最大の旅客機エアバスA380の全長73m機体重量約560tと比べても遜色ない。ロケットは重力を脱しなければならないから翼で浮いて横に飛ぶ航空機とはパワーが違う。開発を担当している三菱重工は重厚長大産業の代表格である。その重工が30年くらい前、薄膜太陽電池の代表であるアモルファス太陽電池を生産していた。当時重工は再エネで風力発電機の生産で名を馳せていたので再エネ事業へ参入と思われた。知り合いだったエンジニアに、何故重工が風力をと聞いたらヘリコプターのローター技術の延長のようなもので簡単ですよと言う。FITが始まる前の話で、採算は取れるのですかと言うと、なあに100億くらいの赤字は覚悟してますよ、それを超えると流石に会社も黙っていないでしょうけどと。部品メーカーの我々には想像もできない話だった。
アモルファス太陽電池生産に踏み込んだ理由を尋ねると、アモルファス太陽電位製造の装置が自社で作れるからですよ。次世代太陽電池と期待されているアモルファス太陽電池に算入する会社は増えます。その時装置を売ることが出来ればOKなんです。その為には自ら太陽電池を作ってみせれば良い宣伝になるんですという。
しかしその後太陽電池の生産は中止された。何故と訊くと、30cm角の太陽電池までは上手く行きました。しかし目標のコストまで下げるには1m角くらいのものを作らなければならない。ところが1ミクロン程度の薄膜太陽電池を1m角で均質に作るのは30cm角を作るのとは全く違う技術が必要なんです。膜の一か所でも欠陥(ピンホールのようなもの)があれば全体がおじゃんです。それが出来なかったと。戦車は作れても太陽電池は作れませんかと皮肉を言った覚えがある。負けじと口の悪い彼だったがその後も永く付き合いは続いた。考え方もやることも我々の常識を遥かに超えた会社である。重工がへこたれることはまずない。
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