太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

話す読む書く

2024-04-08 07:38:43 | 日記

 B級読書は相変わらず続いているが元々本は好きだった。全く別の世界に連れて行ってくれる本、始まりは漫画本だったがそれはやがて小説に変わっていった。B級読書は多読ではあるが駄作が圧倒的に多い。どんな本でも最後まで読むことを習慣にしているが読み終わった後、やっと終わったと思うと同時に、次は面白い物に出会うかもしれないと新しい(古本だが)ものを読み始める時は少しわくわくする。次こそは次こそは当たるのではないかと繰り返すのは何だかギャンブル依存症に似ているかも知れない。圧倒的に安上がりなギャンブルだが。

身につける順番としては話す、読む、書くだろう。話す方は随分早かったと親から聞いたことはあるが。書く方は小さい頃から作文は何度か賞を獲ったこともある。就職してからは稟議書の文を何度か上司に褒められた。有名な人のスピーチライターをしたこともある。上手く行かなかったこともある。途中入社で入ってきた後輩A君が相談がありますと言う。大学の後輩でもあったので普段から優しくはしていたのだが。良い奴だったが残念ながら外観的には多少難があった。若いけど少々髪が薄い。ある時イメージチェンジをすると言ってカツラを被るようになった。その頃である。職場に好きな娘がいるのだが付き合って欲しいことを言い出せないと言う。ラブレターを書きたいのだが書いたことが無いので下書きをして欲しいという。気持ちをそのまま書けば良いのではと言うと、それができないからお願いしているのですと。一応簡単に書いてやったがその後結果の報告がない。あの件はどうだったと聞くと明るい笑顔でダメでしたと言う。結局思い切って自分の口から伝えたのですけどB君と結婚することになったとのこと。外観はあまり変わらない、学歴では圧倒的に優位と思ったがそんなことは関係なかった。後に彼女に聞いたら、こんな私でもいいと言ってくれたB君に決めた直後だったので断らざるを得なかったと。順序が逆だったら結果も逆だったかも知れないとも。文才を持ってしてもキューピッドにはなれなかった。その後彼は辞めていった。

話す方は大人になっても弁は立つ方だったと思う。しかし今は弁を立てる場面がない。昨日は我が家のソーラーの点検に若い人がやってきた。点検自体は小一時間で終わったのだがソーラーの古い話をしたら興味を持って聞いてくれる。帰り際に車の傍で30分くらい話したろうか。最後は貴重なお話が聞けましたと礼を言われた。本心かどうかは分からないがこちらは溜まっていたものが少し吐けた。今私に摑まると話し相手は覚悟して貰わねばならない。それも目に見えて機会は減っていくが。最後まで残るのは書く(ブログ)ことかも知れない。相手は自分だから尽きることはない。