太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

ラッキーなことに

2024-04-04 07:17:42 | 日記

 小さな庭に野菜の苗を植えたら途端に雨が降って来た。ラッキーなことにこれで根がつくだろう。水を撒いてもしれた面積だが感謝しなくては。子供の頃に微かな記憶だが朝日に向かって手を合わせるお年寄りがいた。感謝の気持ちなのだろう。感謝というのは大切な心の持ちようである。些細なモノや出来事、人に対しても感謝することが出来る人は幸せある。

昔年の離れた先輩から何の拍子か忘れたが言われた言葉がある。有難うと言う言葉は大切な意味があると。がむしゃらの時代であり深く意味など考えなかったように思う。今改めて語源を調べてみると釈迦が阿南という弟子に語った「盲亀浮木の譬え」という仏説譬喩経の中にある「阿南よ、この盲亀がたまたま漂っていた丸太のたまたま空いていた穴に頭が入ってしまうことが有るよりも私たち人間が生まれてくることは難しいことだ、有り難いことなんだよ」。多分先輩は若くて自信満々の自分に向けて諭した言葉だったのだろう。

恥ずかしながら感謝することを忘れてはならないと気付いたのはこちらも相当年が行ってからである。残念ながら大方の大切な事は年が行ってからわかることばかり。苗に雨をラッキーだと思うのは少々軽い。ここは何と有難い事かと思わなければならない。