太陽光発電シニア

太陽光発電一筋、40年をはるかに過ぎたが何時までも興味のつきない厄介なものに関わってしまった。

株は冷酷である

2019-07-25 07:57:19 | 社会観察

ネットのニュース画面を開くとペインに株式チャートが表示されている。株など持っていないので興味がある訳でもないが自然と目に入る。何回か見ていると株価は前日ダウに連動しているように思えるがそれほど単純でもないのだろう。一つ言えるのは世の中でどんなに悲惨な事件、事故が起ころうと株価は平然としていることである。FRB議長の発言には敏感に反応するが、利権の絡む中東は別にして世界の片隅で起きた紛争などには素知らぬ顔である。当たり前だと思うが考えようによっては株は冷酷である。株価に影響すること以外には無関心である。これも投資家にとっては当然であろうが機関投資家以外にも個人投資家は沢山いるはずである。その個人は取引パソコンに向かう時、世の中の出来事に対して無関心でいられるのではないだろうか。一晩で何百万円も損失を出せば大概の事より不幸を感じるだろう。その逆もある。悲しみや喜びの感情は株価に置き換えられて平坦なものになってしまう。財務省が老後に2000万円不足するから個人に投資を促すような報告書を作成し物議を醸したがあながち間違いではない。投資先が気になって生活の憂さなど吹き飛んでしまう。年金だけ生活できないなどと冷静には考えられない。自ら選んだ投資先を悔いるばかりである。茶漬けを啜ってでも株価チャートに見入る。NHKでも毎日為替と株価は報道する。これは投資家向けの情報なのか経済指標なのか。株価が業績の実態を反映しているとはとても思えない。何時だっかか芸人が、為替よりも今日は東京の大根は大阪より何円安いとかいう情報の方が役立つと言ったことがある。今大阪の人は大根買いだよ、明日は東京のように高くなるよという情報である。

今日は1か月ぶりくらいに天気が回復しそうである。週末にはまた崩れるようだから久し振りに釣りに出掛けてみよう。釣果は二の次で久し振りに太陽を浴びないと庭の野菜のように萎れてしまう。避けられない老いであろうと1日でも動ける日は伸ばしたいものである。人に迷惑を掛けないために。