ヨーロッパでの夏時間についてのお話です。
2012年は4月下旬~7月下旬の間、デンマークに滞在していました。そして昨年の2013年は8月中旬から11月上旬までドイツに滞在していました。両国は何れも中央ヨーロッパに位置しており、滞在期間中の大半がサマータイム期間でした。
日本では「サマータイム」はなじみが薄いのであまり関心がなかったのですが、結構合理的な考え方ではないかと感じたものです。サマータイムの期間についてですが、毎年3月の最終日曜日から10月の最終日曜日の間になっています。およそ7ヶ月間のスパンになっています。
中央ヨーロッパの場合(これしか知りませんが・・・)、3月の最終日曜日の午前2時ちょうどに午前3時になるように1時間時計をずらします。逆に10月の最終日曜日の午前3時ちょうどに午前2時に変更するのです。2013年10月27日の日曜日、私はドイツに滞在中でした。実際には早朝の起床タイミングで自分の所有する時計関係すべてを1時間戻した形になります。腕時計や目覚まし時計、ノートPC、デジカメ、iPod等を再設定したものです。
中央ヨーロッパのサマータイムを英語で表記する場合は、Central European Summer Time (CEST)で表されます。
ちなみに、日本との時差で考えるとサマータイム期間中は7時間の時差です。例えば日本での正午(12時)は現地の朝5時に相当しています。陽いずる国である日本はヨーロッパから見ると正に極東(Far East)の国に見えるのです。太陽がいち早く昇る方面であるので時差に対する理解も容易かと思います。現地に滞在中のイメージですが、朝7時に起きたとしますと日本は既に7時間先を行っているので14時だと認識できます。
どこの国民も一般的には時差を日常的に意識することはほとんど無いと思われます。ドイツ滞在中に何回か日本との時差が話題になったことがありますが、時差が7時間もあるので携帯電話とかインターネット電話(SKYPE等)はあまり利用してなくて、e-mailが連絡手段の中心になっていると説明すると、彼等は一様に納得してくれたものです。
(写真: 2012年デンマーク・コペンハーゲン 21時15分頃)
ところで、最近(2014年夏)、日本で少し仕事をしているのですが、毎朝7時45分頃に自宅を出発して約1時間かけて職場に到着しています。電車を利用しているので駅まで歩く数分間ではありますが、梅雨明けの真夏の朝の日差しは強いもので、ついついもっと早い時間帯に出かけたいと思ってしまうのです。1時間ぐらい前倒しした時間帯であれば比較的涼しい気温の中で出勤できるのではないか・・・と。
その分帰り時刻も早まります。気温だけに注目してしまうと帰りの時間帯はまだまだ気温が高い時間帯になってしまうのでしょうが、比較的長い夕方から夜にかけての時間帯も有意義に過ごすことができることにもつながります。北欧をはじめヨーロッパの国々の人々は人生を楽しもうとしている傾向が強いと感じられ、こうした「時間」に対する考えも合理的なところから端を発しているのかも知れません。
こうした意味から、日本でもサマータイムを導入しても良いのではないかと感じている昨今です。時刻を進めたり戻したりすることによる諸問題もあるのかも知れませんが、やってやれないことではないとも感じています。EUでも実践されていますし・・・。
以上、暑い盛りに感じたことを綴りました。
(巻頭写真: 2013年10月ドイツ・ラーデン CEST午前7時50分頃の朝焼け)
2012年は4月下旬~7月下旬の間、デンマークに滞在していました。そして昨年の2013年は8月中旬から11月上旬までドイツに滞在していました。両国は何れも中央ヨーロッパに位置しており、滞在期間中の大半がサマータイム期間でした。
日本では「サマータイム」はなじみが薄いのであまり関心がなかったのですが、結構合理的な考え方ではないかと感じたものです。サマータイムの期間についてですが、毎年3月の最終日曜日から10月の最終日曜日の間になっています。およそ7ヶ月間のスパンになっています。
中央ヨーロッパの場合(これしか知りませんが・・・)、3月の最終日曜日の午前2時ちょうどに午前3時になるように1時間時計をずらします。逆に10月の最終日曜日の午前3時ちょうどに午前2時に変更するのです。2013年10月27日の日曜日、私はドイツに滞在中でした。実際には早朝の起床タイミングで自分の所有する時計関係すべてを1時間戻した形になります。腕時計や目覚まし時計、ノートPC、デジカメ、iPod等を再設定したものです。
中央ヨーロッパのサマータイムを英語で表記する場合は、Central European Summer Time (CEST)で表されます。
ちなみに、日本との時差で考えるとサマータイム期間中は7時間の時差です。例えば日本での正午(12時)は現地の朝5時に相当しています。陽いずる国である日本はヨーロッパから見ると正に極東(Far East)の国に見えるのです。太陽がいち早く昇る方面であるので時差に対する理解も容易かと思います。現地に滞在中のイメージですが、朝7時に起きたとしますと日本は既に7時間先を行っているので14時だと認識できます。
どこの国民も一般的には時差を日常的に意識することはほとんど無いと思われます。ドイツ滞在中に何回か日本との時差が話題になったことがありますが、時差が7時間もあるので携帯電話とかインターネット電話(SKYPE等)はあまり利用してなくて、e-mailが連絡手段の中心になっていると説明すると、彼等は一様に納得してくれたものです。
(写真: 2012年デンマーク・コペンハーゲン 21時15分頃)
ところで、最近(2014年夏)、日本で少し仕事をしているのですが、毎朝7時45分頃に自宅を出発して約1時間かけて職場に到着しています。電車を利用しているので駅まで歩く数分間ではありますが、梅雨明けの真夏の朝の日差しは強いもので、ついついもっと早い時間帯に出かけたいと思ってしまうのです。1時間ぐらい前倒しした時間帯であれば比較的涼しい気温の中で出勤できるのではないか・・・と。
その分帰り時刻も早まります。気温だけに注目してしまうと帰りの時間帯はまだまだ気温が高い時間帯になってしまうのでしょうが、比較的長い夕方から夜にかけての時間帯も有意義に過ごすことができることにもつながります。北欧をはじめヨーロッパの国々の人々は人生を楽しもうとしている傾向が強いと感じられ、こうした「時間」に対する考えも合理的なところから端を発しているのかも知れません。
こうした意味から、日本でもサマータイムを導入しても良いのではないかと感じている昨今です。時刻を進めたり戻したりすることによる諸問題もあるのかも知れませんが、やってやれないことではないとも感じています。EUでも実践されていますし・・・。
以上、暑い盛りに感じたことを綴りました。
(巻頭写真: 2013年10月ドイツ・ラーデン CEST午前7時50分頃の朝焼け)