岡田監督が退任の意向だそうです。
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サッカー日本代表・岡田監督が退任へ（デイリースポーツ）
１日、帰国したサッカーの日本代表チームは、関西国際空港近くのホテルでＷ杯総括会見を行った。席上、岡田武史監督は「僕としては最後の仕事と思って全身全霊で取り組んできた。また４年間代表（監督）をやるパワーはない」とし、今大会限りで代表監督を退く意向をあらためて示した。日本サッカー協会は約２年７カ月指揮を執った岡田監督の退任を受けて、後任監督の人選を急ぐことになる。
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大会前の出発の時は空港で見送るファンも少なく、寂しく出掛けて行った日本代表ですが、帰国時は三千人の出迎えを受けたそうです。大会前の試合で負け続けて、ファンやマスコミから「期待されていなかった」岡田監督は、帰国時には「名監督」と持ち上げられ、大絶賛ということになっています。サッカー（に限らず）選手や監督の評価は、「全て結果次第」ということがとても良く判る１ヵ月間でした。マスコミも試合で勝つと、掌を返したように絶賛の記事ばかりです。正直、この２年７カ月の間、指揮を執った岡田監督はマスコミやファンの批判によく耐えたと思います。おそらくワールドカップでひとつでも勝てば、評価（空気）が変わるということを良く知っていたからでしょう。
さすが、山本七平著「空気の研究」を愛読していたというだけの事はあります。ファンからは続投を希望する声もあるようですが、もし続投して4年後に果たして同じような結果を残せるかどうか判りません。続投して負けたらバッシングの嵐でしょうから、今大会限りで退任したいという気持ちはよく判ります。今が引き時でしょう。当面は、ゆっくり疲れを癒して欲しいものです。
