シルクＨＣ2014年度第１回追加募集馬～55リオエワンの13牝

リオエワンの13牝２
１口1.6万円／総額800万円
関西・池添学厩舎予定
父ヴァーミリアン
母父ホワイトマズル

体高(cm)　胸囲(cm)　管囲(cm)　馬体重(kg)
　153.0　　179.0　　　19.0　　　423

配合の累代は、ヴァーミリアン×ホワイトマズル×バンブーアトラス×Northern Dancer。
Northern Dancer4D×5S×5S×5D。

母15歳時の産駒。９番仔。中央で勝った兄弟はコスモピロリ(父ナリタトップロード)のみ。
母は地方４勝。牝系は弱い。

父ヴァーミリアンはエルコンドルパサー×スカーレットレディ(ダイワメジャーと同血)という配合。
Mr.Prospector系×サンデーなのだがパワー優位でダート馬として活躍した。ラジオたんぱ杯２歳Ｓ(芝1800m)も勝っている。

ポイントとなる血脈はNorthern Dancerのクロス、父内のSpecial≒Lisadell、母内のNothirdchance≒Beau Max(米血)、母父サンデー―Halo、父内のSeattle Slewあたり。

本馬の母はNorthern Dancerのクロスを持ち、それが継続されてパワーが受け継がれるだろう。

母父ホワイトマズルはDroneとAutocraticを内包しているため、Halo≒Droneとナスキロ血脈の連関(Seattle SlewとAutocratic)で柔らかさが伝わりそう。
また、Beau Max内包でパワー増幅。

母母父バンブーアトラスの父系はGraustarkで、父内にも有るためGraustarkのクロス。米血もあり、パワー増幅。
総合して、父の配合バランスを受け継いでダートという判断で良さそう。

血統屋の望田潤氏によると、「東京ダ1600mは、ナスキロ的斬れでいくか、ハイインロー的前受けでいくか。」
ナスキロの中ではボルキロ、ボルキロの中ではSeattle Slewが最強で、ハイインローの中ではNureyevとFlower Bowlが双璧。ヴァーミリアンは全て持っている。
本馬はナスキロとFlower Bowl(Graustarkの母)を継続。

本馬の血統構成はヴァーミリアンの血脈をまとめていると思うが、ヴァーミリアンがNorthern Dancer4S×4D×5Sなので、個人的には(ハービンジャーと同様に)ＮＤのクロスを持つ母は避けたい。

手頃な一口金額なので、順調に使えて着を拾えれば出資対象として合格なのだが(エレディータ的な存在)、ダート向きの牝馬ということで、馬格を含めてパワーを確認したい。