にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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今度は7番!

2005-09-17 23:30:15 | オーケストラ
さて今日はオーチャード定期の練習、今日はベートーベンの7番です。

実は7番は一昨日に一回目の練習をしてあったので今日が2回目、しかし昨日の運命で心も体も燃焼し切ったオケにはいささか限界を越えた事態です。運命と言う曲もオケが自然と燃え上がるような不思議な力に溢れている曲、増して昨日のように磨き上げて臨んだ本番では嫌が応にもオケは燃え上がり爆発状態でしたから体力の消耗もとても激しかったのです。
そこへ追い打ちを掛けるように7番ですから今日はしんどかった、こちらも良く知っている曲ではありますがマエストロはちょっとひねってきます。油断は禁物、落とし穴が待っています。恐いなあ。

もう一曲シベリウスの「吟遊詩人」と言う曲もやります、静かだけれど深い内容のとても印象的な曲です。昨日のレミンケイネンとは全く正反対ですがシベリウスもまだまだ知らない良い曲があるんですね。勉強不足でした。

明日は公開ゲネプロだそうです、オーチャードの場合はお客さんのマナーが良いので安心して練習出来ます。でも基本的にはあまり公開は好きではありません。この頃増えて来ているのでちょっとねえ、考えちゃうな。

運命を極める

2005-09-17 01:22:00 | オーケストラ
サントリー定期の本番、勿論メインは運命です!

これだけ練習を重ね練りに練って運命に挑むのは初めての経験でした。
どうしても運命と言う曲は有名であるが故演奏され過ぎていて練習もおざなり、一回通して終わりというパターンがほとんどなんですね。これは日本のオケ特有の現象なのかな、年中演奏しいている分この曲を良く知っていると錯覚しているようにも思えますね。しかし今回のようにこんなにもという位に繰り返し繰り返し練習して細部まで磨き上げた事は有りませんでした。あのチョンさんでさえ運命はこんなに練習しなかった、でもやはり練習って重ねてやると意味が出て来るんですね。もっとも悪い練習をいくらやった所でどうしようもないんですが今回これだけ練習した事は必ず東フィルにとって大きな財産になったはずです。
知り尽くしたと思っていた曲にまだまだこんな顔が隠されていたと実感させられました。
人生幾つになっても学ぶ事、学べる事は沢山あるんですね。

さてサントリーホール、何時の頃からかセキュリティーの管理が厳しくなりました。楽屋の出入りにも身分証の提示が必要になっていたりします。でもどんどん凄みを増していまして本番の舞台袖にまで警備員が配置されて通る人をチェックしているんです。ここまでやるかあとびっくりです。
厳しくて嫌な感じではありますがどこぞのセキュリティーのセの字も無いホールに比べたら安心ですね。

本番が終わってホールの楽屋口を出る時に警備員のおじさんから「次回もよろしくお願いします」なんて声を掛けられました。なんだか恐縮です、こちらこそまたよろしくお願いします!