にのじ@ばよりん的日常

バイオリン弾きにのじの日常生活!
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子供達に向けて

2005-06-17 00:31:34 | オーケストラ
今日からは小学生向けの演奏会になりました。
しかし音楽の質も量も中学生に聞かせていたものとは大違い、何と小学生向けの方が長くへヴィーなプログラムなのです。どうしてこうなっちゃうんでしょうかね?ハッキリ言って多くの子供達は飽きてしまってました。特にカルメン組曲全曲は長過ぎます、まるで子供達をオケぎらい・クラシックぎらいに育てようとでもしているかのようです。我々だってこういった曲を聴かせたいとは思いません、オケや楽器、生の音に親しんでもらう為ならトトロなどの音楽や小品をやっている方がずうっと良いはず。でもそう出来ない事情もありますね、今回は足利市の小中学生の為の音楽教室という名前のコンサート。いやコンサートではなく教室と付く事からも解るように授業なのです。授業であればやはり教科書に沿って行われなければならないのです。音楽の教科書や授業って退屈きわまりないですよね。それを形を変えてやっているだけで、それもここぞとばかりに内容をギュギュっと詰め込んで一度にどかんとやってしまうわけです。これでは子供達も可哀想だし音楽好きはなかなか育ちませんよね。もっと直に子供達と触れあえて音楽の楽しさや楽器の素晴らしさを感じてもらえる、そんな子供の為のコンサートをやっていかなければ。
東京フィルが毎年夏休みに行っている子供音楽館はまさにそこを目指して開かれるのです。ですからコンサートだけではなく並行して楽器と親しむイベントやリハーサルを見学して直に楽員と触れあう時間、また学校に出掛けて行き普段の音楽教室とは違った形の出前コンサートが行われます。こういったアプローチでいろいろな学校のコンサートを出来ればなあと思います、今日のコンサートももう少し違った形でやりたいですね。いろいろ仕掛けがあってそこには子供達は敏感に食い付いてくれます。あとは長々と曲を聴かせるような事が無くなればね。

あしたも小学生の為にやります。午前と午後の2回、よい出会いに出来ればなあ。

さて今日から別のホテルに移動したのです。前のホテルからはほんのちょっとの距離ですがまるで別世界。
もっともこのホテルだって都会の洗練されたホテルの足下にも及ばないのですが、でもスタッフの対応も部屋の設備も何もかも前の所とは段違いです。これで安心して眠れる!

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