椿姫の練習も今日で終了しました。
今日も最初に時間を取ってプレリュードの練習を。
特に3幕のプレリュードをじっくりとやりました。
音色のコントロール、音程、細かいニュアンス、数え上げたら切りが無い程にチェックポイントが待ち構えています。
本当に何度演奏しても、何度練習してもゴールが見えない難しさ。
一人一人がそれぞれにゴールを目指していてもだめ、全員が一つの意識のもとに集合しつつ自発的に表現していかなければいけない難しさ。
特にマエストロの場合は要求が桁違い、どこまでやれば満足していただけるのでしょうか。
頭を悩ます3幕のプレリュードであります。
歌手の皆さんはそれぞれに美しい歌声と表現力をお持ちです。
ただアルフレート役のテノール君だけはまだ本気を出していないようで。
押さえに押さえた声で練習を歌いきりました。
歌手の中でもテノールの喉が一番デリケートです。
なるべく本番用の声は出さずに練習の時は声をセーブするのが普通。
自分のリサイタルの練習で歌いすぎて本番で声が疲れてしまったテノールを何人も見てきました。
コンディションを整えて本番にのぞむのは本当に大変なようです。
生身の体が楽器なのですから仕方が無いのでしょう。
さて明日はまずTOC定期、やはりプレリュードが山かも。
今日も最初に時間を取ってプレリュードの練習を。
特に3幕のプレリュードをじっくりとやりました。
音色のコントロール、音程、細かいニュアンス、数え上げたら切りが無い程にチェックポイントが待ち構えています。
本当に何度演奏しても、何度練習してもゴールが見えない難しさ。
一人一人がそれぞれにゴールを目指していてもだめ、全員が一つの意識のもとに集合しつつ自発的に表現していかなければいけない難しさ。
特にマエストロの場合は要求が桁違い、どこまでやれば満足していただけるのでしょうか。
頭を悩ます3幕のプレリュードであります。
歌手の皆さんはそれぞれに美しい歌声と表現力をお持ちです。
ただアルフレート役のテノール君だけはまだ本気を出していないようで。
押さえに押さえた声で練習を歌いきりました。
歌手の中でもテノールの喉が一番デリケートです。
なるべく本番用の声は出さずに練習の時は声をセーブするのが普通。
自分のリサイタルの練習で歌いすぎて本番で声が疲れてしまったテノールを何人も見てきました。
コンディションを整えて本番にのぞむのは本当に大変なようです。
生身の体が楽器なのですから仕方が無いのでしょう。
さて明日はまずTOC定期、やはりプレリュードが山かも。
これまで何回となく聴いてきたはずの作品、なのに今日の演奏に接して、これまでわたしは何を聴いてきたのかと。
チョンさんの指揮するオペラは、これまで気づかなかった作品の魅力に目を開かせてくれて、発見と感動と、そして何よりも情熱にあふれています。第2幕は、どこを切っても鮮血が吹き出るような演奏でした。
マリア・ルイジア・ボルシさんは歌も見事でしたが、演技への没入度がすごくて、最後は泣いていらっしゃった。彼女自身、会心の出来だったのではないでしょうか。それも、東京フィルの素晴らしい演奏あってこそですね。3幕冒頭のプレリュードは心して聴きましたよ。ヴィオレッタがなかば彼岸の世界に足を踏み入れたことを思わせる幽玄の音色がしていました。
ジェルモン父さんの声量には度肝を抜かれました。さすがロシアン・ヴォイス。あの声で「息子と別れろ」と言われたら、ヴィオレッタならずとも、逆らえないかも……
その他、脇を固めた歌手や合唱もみな、見事でした。
木・金・日という日程での演奏は、歌手の方たちもオーケストラの方たちも大変でしょう。くれぐれもご自愛のほど。
椿姫、良い公演となりました。
歌手の皆さんも絶好調で、しかも役に入りきっていましたね。
この調子で全公演を乗り切りたいものです。
実は木曜・金曜・日曜と東京で3公演ありますが火曜日に富山市でも公演があるんです。
都合4公演、ちょっときついですね。