エンジェル田中のホボ毎日記

☆私たちは何を知り、何を祈り、何を伝えるべきなのか? 大衆伝導師“エンジェル田中”が語るレアな聖書メッセージ!

福音と浄土

2011年06月26日 | 日記
 今週の「悩みのるつぼ」は、経済危機も、老人介護も、子育ての悩みも、人生の目的もない48歳の主婦から、「人生の生き甲斐とは?」という質問であった。

 その問いに対する答えは、「中高年に“人生の目標 ”がないのは当然。人生に“生き甲斐”など必要ありません。」と。

 何だか身も蓋もないような話しだが、回答者である車谷長吉氏が言ってることは正しい。確かに神不在の人生に意味などはないからである。

 実はかく言うアタシも、学生時代は実存主義にハマッていた。

 今から思うと、サンジェルマンのカフェーで、タバコを吹かしながらオジサン(サルトル)が考え出した刹那的人生論に、世間のセの字も知らない子供(アタシ)がハマッてる姿は、かなり滑稽である。

 大体、戦場や被災地の只中で、「人生とは何ぞや?」などと流暢なことを考えている人は誰もいない。生き延びることだけで必死で、皆それどころではないのだ。

 そういったことを本気で考えたいのなら、釈迦や西行のように、仕事も家族も捨てる覚悟で、徹底して考えねばなるまい。が、アタシらのような99%の凡人は、そんな決意も握力もハナッから持ち合わせてはいない。

 そんなことは百も承知の神は、アホなアタシたちのために十字架という救いの切り札を出してくださった。そのGood News(福音)は、パレスチナ→西アジア→ヨーロッパ→インド→中国を経て、「浄土思想」というかなり変形した形で日本に伝わって来た。

 その後、ザビエルらによる福音宣教が、僅か数年間で驚くべき効果を示したのは、日本人には“他力本願(凡夫は努力では救われない)”という、“信仰義認”を受け入れ易い精神的ベースがあったからである。

 実際、日本人は今でも、「念仏を唱えるだけで極楽浄土!」と言っても誰も不思議に思わない。ところが、「信じるだけ救われる!」と言うと必ず文句を言うのである。

 浄土真宗と福音と、何が同じで何が違って、どっちが理にかなっているのか?一度、真剣に考えて見る価値はかなりあると思うのだが・・。


ピラトは言った 「真理とは何か?」 (ヨハネ18:38)



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