tribute to MIYAKO

　つ・・遂に出た!! 泣く子も黙る〝ロサンゼルスのハレルヤおばさん“こと、松尾由利大姉のソロアルバム“tribute to MIYAKO”!! ・・・なんて切り口だから、また怒られてしまうのだ。せっかく真面目にキレイにまとめられてんだから。

　でもね、まいったねこりゃ。これはすんごくいいいアルバムですよ、本当に。これは 「ノンクリだったころの由利姉の音楽遍歴を知るアタシでなければ、このアルバムの本当の良さは誰にも分からないのダぁ～!!」 というハタ迷惑な宣伝を、頼まれてもいないのに、してしまうほどの傑作である。

　ピアノ基調ってのがいいね。ポップス、ジャズ、クラッシック、そして映画音楽まで、その一つ一つが一流ってことだけでも、話題性大有りなんだけど、これは別に売れ筋を狙ってこうしたワケじゃなくて、ただ純粋に彼女が愛してる音楽なのね。そのバリアフリーと言うか、ジャンルを超えた音楽が、ゴスペルに内包されてるってわけ。そもそも音楽を創造したのは神様なんだから、これはごく自然なことなのよ。

　だけど、この自然が難しい。ここに作為があったら、ザートラシクて一般の人たちには、聴いてもらえんから。この辺りが、4分の1世紀にわたるキャリアが成せる業なのでありましょう。とにかく、いきなり傑作の由利大姉と、大音楽プロデュサーの牧兄に敬意と感謝を表して"おじぎ”。

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