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蘇州夜曲~上海旅行記・その2

2019年04月06日 22時52分01秒 | 旅行記


上海旅行記第二弾の更新が滞っている間に、世間はすっかり桜の季節。そして、新元号も発表された。遅ればせながら、平成に続く新しい元号は『令和』。出典は万葉集からという事で、ずっと中国の古典から引用されてきた日本の元号だが、初めて日本の書から元号が誕生した、というのはやはり画期的な事だと思うし、新たな時代を迎えるにふさわしい決断ではないかな、と単純に思う。響きもなかなか良いし。来月から『令和』と共に新しい時代が始まるのだと思うと、ほんとワクワクする。僕は『令和』大歓迎です。

『令和』の出典は万葉集、とのことではあるが、テレビで専門家が、中国の古書「文選」に『令和』の典拠となった万葉集の「初春令月氣淑風和」と似た言葉があり、万葉集は8世紀、文選は6世紀の成立で、万葉集は少なからず文選の影響を受けていた、と解説していた。今風に言うなら、結局中国のパクリじゃん、という事になるのだろうが(笑)、ま、それは致し方ないところだろう。今までずっと日本の元号の原典は中国だったのに、新元号が日本オリジナルから選ばれた、と言うことにショックを受けている中国人もいるらしいが(笑)、この話を聞けば、機嫌を直すのでは(爆)

そんな新元号『令和』なのだが、ケチをつける政治家とか文化人とかがいて、実に腹立たしい。令という時は「命令」「律令」「令状」に通じるとか言って、安倍総理の思い上がりを感じる、とか難癖つけたりして、素直に新しい日本の元号を喜べない日本人がいる、というのが情けない。何でもかんでも安倍批判のネタにしたいだけなのだ。外務省でも内部文書も西暦で統一するとか言い出してる、という報道があったが、これはフェイク・ニュースだったとかで、一応安心だが、外務官僚なら言い出しかねない。こういう輩が存在するのを見ると、やはり日本の戦後教育は間違っていた、と思わざるを得ない。新元号の元では、こういう日本人を育てない教育改革に期待したい。

それと、新元号発表の号外を早速ネットで売りに出してるのがいるのには、呆れたというか笑ったというか。ただで貰ってきた号外を1000円とかで売っているのだから、いい根性してるよな(笑) 確かに、元号改変なんて、一生で何回遭遇するか分からないレアな出来事であるので、記念に少々高くしてもいいから号外くらい手元に保存しておきたいな、というのもあって、取引が成立してしまうのも分からなくもないが、中には、自分で筆書した『令和』の書を売ってるのもいて、商魂逞しいというか何というか、市井の一般人による書を金払って買う人がいるのだろうか? 武田双雲とかならともかく(笑)

という訳で、話が逸れたが、上海旅行記第二弾です(笑)

さて、上海に着いた翌日、我々は朝の8時にバスでホテルを出発した。行き先は蘇州、その昔♪上海、蘇州と船に乗り~、なんて歌があったが、その蘇州だ。目的? 観光しかないっしょ(笑)

バスの中から見た上海の高層ビル群。

 

正に大都会である。失礼ながら中国とは思えない。同じ事ばかり言ってて申し訳ないが^^;

上海から蘇州までは、高速経由でも、バスで約2時間半。途中で休憩一回。中国の高速は、日本ほど休憩所が多くないのだそうな。

2時間半バスに揺られて、ついに蘇州に着いた。

 



正直言うと、蘇州の方が上海より中国のイメージに近い。もちろん、僕の勝手な思い込みであるのは承知してるけど(笑) 蘇州に着いた瞬間、ようやく自分は中国にいるのだ、という実感が湧いてきた。

蘇州に着いて、最初に訪れたのは、留園という庭園。世界遺産だそうな。きっと、高名な貴族か誰かが住んでいたのだろう(ガイドの説明を何も聞いてないヤツ)。

 

 

日本庭園と似てるようで、実は全く違う世界。

 

↑の写真、ここは有名な撮影スポットです、インスタ映えしますよ、とガイドが言ってたので、思わずシャッターを押してしまったが、インスタ映えどころか、木が邪魔している(爆)

 

留園の次は寒山寺。こちらも有名な観光スポットらしい。

 

 

中国でも、やはり寺には塔があるものらしい(なんのこっちゃ)。眼鏡橋(?)がいい感じ。

 



中国では、寺にお参りする時は、ろうそくの火をデカい線香に移して、派手にのけぞるようにして手を合わせる。のけぞり安くする為か、座布団が置いてあった。



これは日本で言うところの“さざれ石”らしい。

そして、続いては虎丘(The Tiger Hill)。蘇州のシンボルだそうな。

 

ま、なんというか、宗教施設だ。向こうにかすかに見える塔が、ピサと並ぶ斜塔である。



これは、守り神みたいな存在らしい。なんというか、ニコちゃん大王を思い出してしまった(爆)



 

長い階段を登って、本堂(?)へ。

 



斜塔は肉眼だと、間違いなく傾いているのだが、写真に撮るとそんな感じはしない。腕が悪いのか(笑)
池のある所は、山を切り開いた集会所で、ここに大勢信者が集まったらしい。

ま、なんというか、ガイドの説明をろくに聞いてなかったので(汗)、由緒も何も全く分からなくて申し訳ない(何の為の旅行記か。爆)

で、最後に行ったのは、山塘街という、商店街のような所。

 

 

言い忘れたが、蘇州は“アジアのベニス”と呼ばれているそうで、確かに川が多かった。この山塘街の風景を見て、小樽や道頓堀を思い出してしまったのは、僕だけではあるまい(笑)

でも、人も多く賑わっていて、活気があった。大半が観光客なのだと思うが(ちなみに、日本人は我々だけしか見かけなかった。観光客も現地の人も中国人なので、区別がつかない)。

という訳で、上海旅行記第二弾は。蘇州のレポートでした。上海と比べ、蘇州が僕の持っていた中国のイメージに近かったので、少し安心した(笑) 上海は静かで、街中では、人も声も車のクラクションも、さほど聞こえないのだが、さすがに蘇州は違う。まぁ、何もかもうるさいのなんの(笑) 道行く人も店の人も観光客も、とにかく皆さん大声で喋っている。クラクションもひたすらやかましい。ガイドによると、中国では歩行者優先という考えがなく、車もバイクもクラクションを鳴らしながら、どこにでも突っ込んでいき、人は慌てて逃げるのだそうな。実際に僕らも、横断歩道を歩いていて、そういう体験をした。逃げなければ、多分轢かれるのだろう。ひどいな。

ちなみに、バイクって、こんな感じ。



この日、小雨がぱらついていたので、ある人はこのように雨除け付きのバイクに乗り、ある人はレインコートを羽織って運転していた。ガイドの話だと、このバイクは、いわゆる原動機付自転車で、免許がなくても乗れるんだそうで、大半の中国人はバイクで移動するのだそうな。なるほど、右側通行のはずになのに、反対から走ってくるバイクもいたりする訳だ。実に危ない。前述したように、歩行者がいても減速する事なく突っ込んでくるし、中国で町を歩くのは命懸け(笑)

という訳で、第三弾に続きます(笑)
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