日々の覚書

MFCオーナーのブログ

3面実況録音

2023年10月23日 23時35分13秒 | 音楽ネタ

2023年も秋である。キング・オブ・コント新チャンピオンも決まり、阪神とオリックスが日本シリーズで対戦する事も決定した。阪神は9年振り(リーグ優勝という意味なら18年振り)、オリックスは3年連続の日本シリーズだ。なんと、同じ兵庫県を本拠地とするチーム同士の対決であり、正に"兵庫県シリーズ"だ!、と楽しみにしていたが、試合自体は甲子園と京セラドームで行われるらしい。なので、厳密には"兵庫県シリーズ"ではない。残念だ。とは言うものの、よくよく考えてみたら、去年も一昨年も、オリックスのホームゲームとしては京セラドームで試合が行われていたので、今年もオリックスなら京セラドームで試合するのは分かってた訳で、結局、僕が勝手に"兵庫県シリーズ"と盛り上がっていただけ、という次第である。あほらし(笑)

今年の日本シリーズは、10月28日(土)京セラドームで開幕である。関西のチーム同士の日本シリーズは、1964年の阪神-南海以来で、なんと59年振り! 今から楽しみだ^^  両チームの皆さん、好ゲームに期待してます^^

という訳で、最近買ったCDから(唐突)

Firefly/Uriah Heep

以前から聴いてみたかったのだが、最近ようやく入手した。1977年発表。ユーライア・ヒープのジョン・ロートン(Vo)、トレバー・ボルダー(Bs)の2人が加入しての初アルバムである。トレバー・ボルダーは、デビッド・ボウイとのスパイダース・フロム・マースのメンバーだった人。余談だが、元メンバーに故人の多いユーライア・ヒープであるが、このジョン・ロートンとトレバー・ホルダーも故人である。そう言えば、確か、前任のベーシストはジョン・ウェットンだったはず。ほんと、故人が多いバンドだ。合掌。

このアルバムが出た時の事はよく覚えてる。当時某ML誌に、ユーライア・ヒープ新メンバーで新作発表、とグラビアに写真と記事が載ったのだ。色々とゴタゴタのあったヒープだけど、新メンバーも決まり、これからは新しい顔ぶれで頑張ります、って感じの意気込みに溢れた記事だった。特にファンではなかった僕だけど、なんとなく応援したい気持ちになったのを覚えている(笑)

で、あれから40年以上が過ぎた今、改めて聴いてみると、この『ファイアフライ』非常にシンプルなハード・ロックという印象。『対自核』や『悪魔と魔法使い』で聴かれたドラマティックな展開はあまり見られず、どの曲もコンパクトで分かりやすくまとめられている。特徴あるコーラスは変化ないかな。以前に比べると、ギターが目立ってる感じ。セールス的には、今イチだったみたいだけど、決して内容が過去のアルバムより劣っている訳ではない。新ボーカルのジョン・ロートンも実力派だし、やや地味目とはいえ一定のクォリティは維持しているし、ヒープの底力は侮れないな、70年代のバンドってやっぱ凄い、と改めて思いました。と言ってる事は毎回同じ(笑)

続いては、

Jennifer Warnes

やや地味な存在かもしれないが、実績は十分。なんたって、ジェニファー・ウォーンズは80年代に2曲の全米No.1ヒットを放っているのだ。その2曲とは、かの有名な「愛と青春の旅立ち」と「タイム・オブ・マイ・ライフ」である。どちらの曲も、大物シンガーとのデュエットで映画の主題歌、という共通点があるので、そのせいで地味な印象があるのかもしれないが、でも実績としては申し分ない。2曲とも、大物を引き立てながらも、その独特の凜としたボーカルをさりげなく聴かせている。実は実力派なのだ。

No.1ではないが、本作収録の「星影の散歩道」もビルボードTOP10に入るヒットとなっており、もっとジェニファー・ウォーンズの評価は高くても不思議はないと思うのだが。

ジェニファー・ウォーンズの名前は、結構前から知っていて、ずっとシンガー・ソングライターだと思っていた。自作曲も歌うので、シンガー・ソングライターであるのは間違っていないのだが、本作では、自作曲は1曲だけで、他はいわゆる他人の曲。前述の「星影の散歩道」もピーター・マッキャンの曲だ。けど、その歌声の前では、誰が作った曲か、なんてどうでもよくなってしまう。ジャケットを見ても、学校の先生みたいなルックスで、失礼ながら決して華やかな印象ではないのだが、生真面目ながらも毅然とした佇まいが声にも表れていて、なんというか、自分の意志をしっかりと持っている女性、といった雰囲気が素晴らしい。大物シンガーとのテュエット相手に指名されただけあって、決して自分から目立とうとするタイプではないと思うが、芯のしっかりした力強い歌声は、強い印象を残す。本作も、そんなジェニファー・ウォーンズの魅力に溢れた一枚。ストーンズの「ライトを照らせ」のカバーも素晴らしいです。

続いては。

Three Sides Live/Genesis

"MFCオーナーの私的歴代最高のアルバム500選"では、本作は335位である(だから?)

ジェネシスの事はよく知らないが、そのキャリアを見てると、割と節目にライブ盤を出してる印象がある。この『スリー・サイズ・ライブ』は通算3枚目のライブ盤ではなかろうか。フィル・コリンズ、マイク・ラザフォード、トニー・バンクスの3人によるジェネシスが、なんだかんだでまだプログレ・バンドだった時期、つまり『そして3人が残った』『デューク』『アバカブ』の3枚からの曲を中心に構成されている。この時期のジェネシスは、シンセをサウンドの核としながらも、長い曲でもコンパクトにまとめた作風で、非常に聴きやすく尚且つプログレの雰囲気もたっぷり、個人的には割と好きだったりする。この『スリー・サイズ・ライブ』でも、テクニックはあるが、それを売りにせず、あくまでも叙情的雰囲気とタイトなアンサンブルで迫るジェネシスが堪能出来ます^^

知ってる人は知ってるけど、この『スリー・サイズ・ライブ』、発売当時、イギリス盤とインターナショナル盤で内容が違ってて、LP2枚組というのは一緒だけど、イギリス盤は4面全てライブ(スティーブ・ハケット在籍時の音源含む)なのに対して、インターナショナル盤はA~C面はイギリス盤と同じライブだが、D面はスタジオ録音の5曲が収録されている。僕が当時、友人に借りて聴いてたのもインターナショナル盤で、ライブもさることながら、D面も結構好きだった。シングル・カットされた「ペーパーレイト」とか。こういうポップだけどちょっと捻れた曲って、この時期のジェネシスの特徴のひとつでもある。

CD化の際、最初はインターナショナル盤も出たけど、その後イギリス盤に統一されてしまい、今や『スリー・サイズ・ライブ』のインターナショナル盤のCDは入手困難だ。が、偶然メルカリで見つけてしまい、すぐに注文した。安かったし(笑) いやいや、諦めかけていた『スリー・サイズ・ライブ』インターナショナル盤CDを入手出来るとは...長生きはするものである(笑)

やっぱ、秋の夜長はプログレだな(意味不明)


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