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MFCオーナーのブログ

温新知新・その後

2025年06月03日 22時30分42秒 | 音楽ネタ
いきなりだが、JR横浜駅の改札を入ってすぐの所にあるコンビニのみ○ほ銀行のATMが、いつの間にか撤去されていた。よく利用してたので残念だ。と言っても、利用してたのはせいぜい月に2~3回程度なんで、決してヘビー・ユーザーではないが、会社の行き帰りに便利だったのは確か。ただでさえ、ATMが少なくなってるような気がするのに、この便利なATMがなくなってしまうと、本当に困る。何故、わざわざ不便を生むような事をするのか?と一瞬憤ってみたが、冷静に考えると、今やキャッシュレスが当たり前の世の中で、現金を持ち歩く人なんて少ないだろうから、ATMを利用する人も減っているのだろう、とも思える。つまり、ATMの減少も時代の流れ、という訳だ。公衆電話と同じってこと。悲しい事ではあるが、それが現実なのだ。でも、不便は不便である。何とかならんのか。

最近聞いた話だけど、コンビニの書籍コーナーを撤去する動きがあるらしい。やっばり書籍は売れないんだね。これも時代の流れなのか。コンビニで書籍を買うなんて、コミック誌以外はほとんどないけど、なくなるとなると悲しいなぁ。書籍コーナー撤去して、空いたスペースにクレーンゲームを設置する、なんて聞くと余計悲しい。

さて先日、新しい音楽の傾向を知りたい、、という事でミュージックマガジン増刊『ミュージック・ガイドブック 2010-2024 VOL.1』を買って読んでる最中、というのをブログネタにしたが、それからしばらくして読破した。時間はかかったが(笑)なんだかんだで、とても勉強になったのは確か。全く分からない・知らない或いは興味がない、というジャンルもあったけど、そういうのも含めて、大変興味深く読んだのである。やはり、新しいもの、流行っているもの、トレンドとなっているもの、というのを知るのは楽しい。新しいと言っても、ガイドブックのタイトルにもあるように、2010年以降のアルバムを紹介してるので、10年以上前の作品もたくさんあるが、今の自分にとっては、10年前なんて、つい最近である(笑) 自分の守備範囲外でも、それなりに面白い。ま、あのミュージック・マガジンなんで、単純に流行りの音楽を紹介するだけというのはなく、社会情勢や風俗や文化などに絡めてくる傾向があって、まぁ雑誌の性質上それは仕方ないとは思うけど、LBGTとか多様性とか言う前に、まずは音楽について語って欲しいな、と思ったりもしたが、ま、それなりに楽しく読んだというのは間違いない。

以前にも書いたが、一冊通して読んでみると、気になるもの、興味を覚えたものもいくつかあった。せっかくなので、そういうのも出来るだけ聴いてみようと思い、入手してみた。

という訳で、最近買ったCDから。



『ミュージック・ガイドブック 2010-2024』では、ルーツ・ミュージック>フォーキー、に分類されている。もちろん初めて聴くバンドで、本作は2008年に発表されたデビュー・アルバムらしい。ガイドブックには、2011年の2ndが紹介されていて、解説を見て興味を覚えて検索してみたのだが、1stの方が良い、という声が多いので、1stを入手してみたという次第。

で、このフリート・フォクシーズ、なかなか面白い。フォーキーに分類されてる訳なんで、確かにアコギをメインしたサウンドで、フォーク調或いはカントリー風の曲が多いが、そうと見せかけておいて、徐々に構成が複雑になり、まるでプログレみたいな展開となるのである。なんか凄い世界。なんというか、ジェスロ・タルやジェネシスといったバンドの叙情派フォーク調或いはトラッド風の曲を思い出してしまった。コーラスはCSN風というのがまた凄い。

ジャケットもそうだし、プログレッシブでフォーキーという音楽性にしても、アメリカンロックと言うよりイギリスのバンドみたいな雰囲気。いやほんと、良いです^^

続いては、




ミュージック・ガイドブックでは、ロック/ポップス>ロック(イギリス/オーストラリア)に分類されている。もちろん、知らないアーティストだが、フローレンス・ウェルチという女性シンガーを中心としたバンドの2ndで、2011年発表。1st共々全英No.1になったそうで、立派な売れ筋である。全然知らなかった^^;

断るまでもないと思うが、ジャケットの女性がフローレンスで、神秘的な美貌の持ち主だが、ビジュアルだけでなく曲も書く彼女の個性を前面に押し出した作品と言える。フローレンス以外のメンバーはギターとドラムとハープ(ハーモニカ?)の3人の男(たぶん)がクレジットされているが、ほとんど目立たない。CDブックレットにはフローレンス以外のメンバーは写真すらない。ただ、このフローレンス・ウェルチという人、なかなかの才能の持ち主のようで、曲も良いし、なんといってもボーカルがいい。彼女ひとりだけで、アルバムもバンドも背負っていけるポテンンシャルは十分にあると思う。

ガイドブックの解説では、ケイト・ブッシュやアニー・レノックスといった英国女性歌手の美意識を受け継ぐミュージシャンと、フローレンスを紹介しているが、ま、確かにそんな感じはある。なんというか、ゴシック系からダークな部分を排除して、R&Bやゴスペルの要素をまぶしたような音楽で、ここ10年くらいの流行りかと思うが、アンセム的な雰囲気の曲が多い。ジャケットから受ける印象よりも聴きやすいかも。ま、今のロックって、ある意味こんな感じなのかな。大変興味深く聴きました(笑)

前回書いたけど、このガイドブックを見て興味を覚えたアルバム(アーティスト)は10枚くらいあったのだが、調べてみると、アマゾンあたりでは入手困難、中古でも見つからない、あっても高額、というのが多くて、既に廃盤なのか、メジャーレーベルでない或いはファンサイト限定販売なのか、配信オンリーなのか、とにかく手に入れるのが難しいのが多いなか、今回紹介した2枚は比較的容易に入手出来た。聴いてみてもなかなか良かったし、正に収穫である。オールド・ロック・ファンにもお薦めだ。ま、考えてみると、一部の非ロック的なジャンルを除けば、ロックの本質自体は特に変わっていないのかもしれない。なので、オールド・ロック好きなオジサンたちも、決して怖がる事はないと思う(笑) 新しいロックに触れてみよう(笑)

という訳で、入手困難な物はあるが、諦めずに追いかけていこうと思う。ほんと、『ミュージック・ガイドブック 2010-2024』には感謝である。

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4 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ローリングウエスト)
2025-06-06 14:13:24
銀行はATMをドンドン縮小、みずほ・三井住友・三菱UFJが同じATWを相互利用していくニュースも流れています。世はキャッスレス時代になりましたね。フリート・フォクシーズ、初めて知りましたが聴いてみようと思います。
返信する
Unknown (MFCオーナー)
2025-06-07 00:09:35
♪ローリングウエストさん

>銀行はATMをドンドン縮小

ATMもですが、かなり前から店舗を減らそうとしてますね。ネットで出来るんだから銀行来るな、みたいな感じ(笑) こうして店舗を減らせば人員削減にもなる、という考えなんでしょう。ま、こちらも行かずに済めばいいですけどね(笑)

>世はキャッスレス時代になりましたね

自分もキャッシュレスに移行しています。理由は、セルフレジはキャッシュレスが多いからです(笑) 最近、あまり店員と接触したくありません。これもヤバいですかね(笑)

>フリート・フォクシーズ、初めて知りましたが聴いてみようと思います。

お薦めです。是非聴いてみて下さい。中古とかでも比較的入手は容易です。
返信する
Unknown (かがみ)
2025-06-08 11:21:00
ご存知なかったですか>フローレンズ〜
いいですよ〜
返信する
Unknown (MFCオーナー)
2025-06-09 22:54:00
♪かがみさん

週末留守してたので、返信遅くなりましたm(_ _)m
さすが、かがみさん、フローレンスご存知でしたか、僕はもちろん、知りませんでした(笑) 正直言うと、ガイドブックの解説も、同じシャンルだと似たような内容が多いもんで、結局決めてはジャケットだったりします(笑) もちろん、内容も素晴らしいですが。
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