前々から思ってたんだけど、九月の歌って少ないような気がする。そりゃ、アース、ウィンド&ファイアの「セブテンバー」とか、竹内まりやの「セプテンバー」とか、有名な曲は確かにあるけど、この2曲共九月じゃなくてセプテンバーだし(なんのこっちゃ)。
そんな中で、僕が思い出す“九月の歌”といえば、もうこれしかない。
掛け値なしの名曲である。大田裕美には、この曲以外にも名曲がたくさんあるのだが、やっぱり「九月の雨」は名曲である。九月=雨、というイメージはあまりないのだが、この曲を聴いてると、あたかも自分が冷たい雨に打たれているようで、儚さや切なさが込み上げてくる。大田裕美という人は、決して上手い歌手ではなかったけど、この曲は彼女が歌うからこそ、その切なさが沁みてくるのである。言っちゃ何だが、もっと上手い人、例えば岩崎宏美とかが、この曲を歌ったとしたら、こんな儚い名曲にはならなかったのではなかろうか。いや、それ以前に、筒美京平が太田裕美以外の歌手に、この曲を歌うことを許さなかったに違いない。
そう、この曲を作曲したのは、昭和歌謡界が誇る職人、筒美京平である。しかし、「九月の雨」と聞いて、筒美京平を思い出す人は稀だろう。この曲は、あくまでも太田裕美の曲なのである。そこに筒美京平の凄さがある。こんな名曲を作れるのは筒美京平しかいないのに、その曲は歌った歌手のものとなる。そこに僕は職人魂を感じる。歌は永遠に歌手と共に生き続ける。人々は、作曲した人の名前など知る由もない。しかし、「九月の雨」は名曲として、聴き継がれていく。作曲者にとっては、何者にも代え難い歓びであろう。しかも、この曲は数ある筒美京平の名曲の中では、比較的フツーのレベルであるのだ。なんて、凄い人なんだろう。
September rain、九月の雨は冷たくて...
>「雨だれ」もありますたな…
「しあわせ未満」なんて好きですね^^
♪fxhud402さん
>すみれセプテンバー?ラブとか、9月の海はクラゲの海とか
おっと忘れてたです^^;
>台風がらみや運動会がらみの曲は9~10月のイメージがあります。
九月といえば、どうしても台風のイメージありますもんね。なので、九月に降る雨は、しとしとではなくざぁざぁという感じがします。
>今月は毎日更新月間ですか?
しぃっ、声が大きいです(爆) なんちて、暖かく見守って下さい(爆爆)
やはり9月の名曲といえば「9月の雨」でしょ(笑)
太田裕美さんはデビューから数曲はピアノを弾きながら歌っていたそうですね。
デビュー曲の「雨だれ」はその面影が曲にも出ていますが、「9月の雨」も八神純子や久保田早紀を彷彿とさせる楽曲です。
あえて私は太田裕美派ですが。
今も車で聴いてますよ。
彼女の曲は詩に起承転結があって物語性が強く、時間に制限があるテレビではどうやって歌ってたのかな?なんて思います。
>太田裕美さんはデビューから数曲はピアノを弾きながら歌っていたそうですね
あの大ヒット「木綿のハンカチーフ」で、初めてハンドマイクで歌ってるのを、見たような気がします。
>彼女の曲は詩に起承転結があって物語性が強く、時間に制限があるテレビではどうやって歌ってたのかな?なんて思います
「木綿のハンカチーフ」は、1番からいきなり4番に飛んだのを見た事あります。「赤いハイヒール」や「最後の一葉」は、テレビで聴いてると、意味が分からなかったですね。レコードで聴いて、初めてこういう内容だったのか、と理解しました(笑)