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Pump Up The Volume

2025年03月18日 22時55分28秒 | 時事・社会ネタ
またしても訃報である。歌手で女優のいしだあゆみが亡くなった。享年76歳。死因は甲状腺機能低下症らしい。謹んでご冥福をお祈り致します。

いしだあゆみと言えば、なんといっても「ブルー・ライト・ヨコハマ」だろう。1969年の曲だそうだが、当時としては斬新だったのではなかろうか。”横浜”ではなく”ヨコハマ”としたこともそうだし、曲自体も歌謡曲ではあるけどオシャレな雰囲気だし(かといって洋楽チックでもない、ちなみに作曲は断るまでもない筒美京平)、何より歌ういしだあゆみが実に美しい。今の感覚だとそうでもないけど、この当時は曲もいしだあゆみも今までにないタイプで、いわば最先端だったのではないかと思われる。流行歌の世界にも新しい波が押し寄せている、と皆さん衝撃を受けたのではないか。僕はまだ子供だったので、よく分からないけど。

女優としての評価も高い。僕はほとんど見てないけど、『北の国から』のいしだあゆみは印象に残っている。純と蛍の母親役だった。あと、2時間ドラマで主役やってるのは何回か見た。

訃報が流れた日の夜の『報道ステーション』で、石破首相の商品券贈与問題や来日中のドシャース・大谷翔平を押しのけて、いしだあゆみの訃報がいきなりトップニュースだったのには驚いた。いしだあゆみは、僕なんかが思ってた以上にスターだったのだ。そう、「スター」という言葉がふさわしい人でもある。合掌。

閑話休題。

ご存知の方も多いと思うが、イギリス国王のチャールズ3世が、自分のブレイリストをアップルで公開した。詳細はこちらで。なんというか、チャールズ3世は古いのから新しいのまでジャンル問わず満遍なくフォローされているようで、プレイリストの17曲のうち、最近のものは”知らない・聴いてない・分からない”の三重苦である僕が知ってる曲は3曲しかなかった(ボブ・マーリー、カイリー・ミノーグ、ダイアナ・ロスだけ)。英国らしさを出すのではなく、近頃の多様性にも配慮したのかもしれない。恐れ入りました。チャールズ3世凄い。

ちなみに、このプレイリスト、アップル・ミュージックで購入できるらしい。興味ある方は是非。つーか、ここに名前の挙がった人たち、いきなりトレンド入りで大騒ぎでは?(笑)

という訳で、”80年代の12インチ・シングル”第二弾(笑)は↓これ。


マーズ(M/A/R/R/S)の「パンプ・アップ・ザ・ボリューム」。さすがに、チャールズ3世もこれはチェックしてないと思われます(笑)

この曲が発表されたのは1987年。結構流行ったんじゃないかな。当時、僕は会社の営業車で毎日FENを聴いてたのだが、そこでよくかかってて、気になってレコード買ったような気がする。

いわやる打ち込み(サンプリング?)で、リズムボックスみたいなビートと延々と繰り返されるベースラインに、様々な音がコラージュされて、摩訶不思議な雰囲気を醸し出す。正に、反復がグルーブを生んでいる訳で、方法論としては、70年代初めにマイルス・デイビスやハービー・ハンコックがやってた事に近い、と言っていいのか(違うような気も...^^;) 一見チープなリズムボックスも単調なはずのベースラインも、よくよく聴いてると意外と生々しくて肉感的でファンキーで、こっちも次第に高揚してきて、飽きずに何度でも聴けてしまうのだ。実際、よく聴いてたなぁ。延々同じビートだけど、所々に挿入される意味不明のボイスが良いアクセントになっている。実にカッコいい。

バンド名というかユニット名は、この曲に関わったメンバーの頭文字を並べたものらしい。ちなみに、マーズとしては、この曲以外の活動はないそうな。イギリスで1位になり、米ビルボードでも13位を記録した、というから、文句なしに大ヒットである。

いやとにかく、37年前の曲ではあるけれど、今聴いてもひたすらカッコいい曲だ。お薦めです。クラブ通いとかしてる若い人たちに是非聞いて貰いたいな。きっと気に入ると思うのだが。

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