忍者さんとマットさんのブログに触発されて、先の週末での出来事を書いてみる。お二人とも、トラックバック飛ばすので、よろしく!
一応、時系列で(笑)
土曜日(18日)の夜、家で夕食をとりながらテレビを見ていた(ちなみに、この時のメニューは、ごはん・なめこの味噌汁・納豆・鯵フライキャベツ添え・ピリ辛コンニャク、でした。関係なくてすいません)。僕は、土曜夜のTBS系『バク天』をよく見ているので、この日も4チャンネルに合わせていた(関西ではTBS系は4なのだ)。で、今回はスペシャルらしく、テーマは「男に料理は出来るか」という事で、芸人たち4組に材料を買ってこさせ、レシピなしでスタジオで料理を作らせていた。作るように命じられた料理は、カニクリームコロッケ、パエリア、茶碗蒸し、ひじきの煮物、の4品。4組とも、試行錯誤しながら料理に取り組んでいたが、ここで作られたパエリアがとんでもない物だったのだ。
僕はパエリアなんて、もちろん作った事はないが、鍋というか広いフライパンみたいなので、米と具を一緒に炊く料理だ、という事は知っている(間違いじゃないと思うんだけど、忍者さん、どうでしょう?)。炊き上がると米が黄色くなるが、あれはサフランによるものだ、というのも知っている。だが、スタジオの芸人たちは...
彼らはまず、魚介をフライパンで炒め、と同時に炊飯器で米を炊いた。ここで既に間違っている。そして、どうすれば黄色になるかと悩んだあげく、ターメリックで炊き上がったご飯を炒めた。これも間違い。確かに黄色になったけど...そして、ここからが凄い。なんと鳥を丸ごと出してきて、腹を開いてターメリックで炒めたご飯を中に詰め始めた。韓国の料理と勘違いしてるような...^^; そして、それをオーブンへ。で、焼き上がると、詰めてあったご飯を取り出して器に盛り、炒めた魚介等をその上に並べて完成。一応、色とりどりのピーマンや殻付きの貝なども盛り付けられ、ご飯は黄色いし、見た目はパエリアそのもの。
スタジオの他の出演者が試食した所、「ご飯に味がない」「美味しくない」「パッとしない」と、不評さくさく。たとえ、正しい作り方ではなくても、そこそこ美味しければ良しとする雰囲気だったのに、全くウケなかった。専門家にも「見た目はともかく、作り方・味など、これはパエリアではない」という講評も頂戴していた。
多分、彼ら(厳密には、2人のうち一人が反対を押し切って自分で進めていた)は、バエリアの作り方は分からないので、ならば笑いを取ろう、とこのような事をしてみせたのだろう。けど逆効果だったね。少なくとも、僕には悪ふざけに映った。
さて、翌日曜日(19日)、この日は我が盟友(笑)はじめちゃんのバンドThe Sons Of Eveのライブがある。場所は、名古屋は今池の「涅槃」だ。で、行ってきた。はい、名古屋までね(笑)
このライブは、『プログレ・オリンピック』と題され、プログレ・バンドばかり4バンド出演するとのこと。プログレのバンド自体珍しいと思うのに、4バンドも揃うとは。そっちも非常に興味があった。時間の都合で全部は見れない、というのは最初から分かっていたが。
せっかくなので、名古屋で働いている友人に、一緒に行こうと声をかけた。彼は、現在桑名在住、大学時代僕と一緒のバンドでベースを弾いていた。残念ながら、就職と同時にベースを手放し、バンド活動からキレイに足を洗ってしまったけど。今は、休日は野球チームでの練習で汗を流したり、子供の野球の試合で審判やスコアラーを務めている。何故か、大学卒業後2~3年の空白はあったものの、彼とはずっと付き合いが続いていて、年に何度か名古屋で一杯やったりしてるのだが、その元ベーシストを誘ってみた訳だ。そしたら見たいというので、一緒に行った。
ライブ開演は19時だが、17時には今池に到着。涅槃の場所を確認すると、元ベーシストと近所の居酒屋で飲んで、19時ちょっと前に会場入りした。知ってる顔がたくさんいた。Jun Greenさん、どこ行ってもいるねぇ(爆) マットさんも来ていたので驚いた。わざわざ名古屋まで...と思ったら、名古屋の人だったらしい。しかも今池に住んでるのだそうな。てっきり京都の人だとばかり思い込んでいた(恥)
もちろん、はじめちゃんもいた(笑) 彼のThe Sons Of Eveの出番は2番目という事で、それが終わったら帰らせて貰う、と彼に伝えて了解して貰った。3番目以降のバンドの人たちには申し訳ないけど。
さてライブ開演。最初のバンドはいきなり「シベリアン・カートゥル」でスタート。キーボードが実力者とみた。2曲目は「Firth Of Fifth」、3曲目は「太陽と戦慄パート2」、たまんないなぁ(笑) 女性メンバーがいて、その人がボーカルだけでなくバイオリンを弾くのが素晴らしい。同行の元ベーシストも、知ってる曲ばかりで喜んでいた(笑)
さて、続く2番目がThe Sons Of Eveだ。いきなり、ハモンドをステージに持ち込んできてびっくり。編成もELPと同じで、曲が始まったらやはりELPだった。しかも全曲!このバンドは3人とも腕達者で、実に見事な演奏だった。どうしても目がいってしまうのがキーボードなんだけど、音からフレーズからキース・エマーソンだ。プログレ・バンドをやろうとする場合、キーボードを見つけるのが一番大変だと思うけど、よくこんな人がいたなぁ、とただひたすら感心するばかり。はじめちゃんも気持ちよさそうに歌い、プレイしていた。彼のあんな姿を見るのは久々だったりして(笑) 途中機材トラブルで、ハモンドの音が出なくなるハプニングがあったけど、空いてるギターアンプに突っ込んで何とか切り抜けた。お見事。なんだか、別世界にいるような感覚で、僕は彼らの演奏を聴いていた。
The Sons Of Eveの演奏が終わったのが、20時半頃。で、僕ら二人は挨拶もそこそこに店を出た。はじめちゃん、申し訳ない。ほんと、良かったです。このThe Sons Of Eve、4月29日に、BBAまで遠征してライブをするそうなので、京都近辺の方は是非聴きに行きましょう。
写真撮ったんで、一応アップします。あんまりいい写真じゃないな...ま、いつものことだけど...
店を出てから地下鉄で名古屋駅へ。バスで桑名まで帰る元ベーシストと別れ、新幹線に乗る。あ、その前にしっかりホームできしめん食べました。美味かった。
ま、いい週末だったかな(笑)