隠しきれないのかなぁ～、育ちって。（笑）

帰って来て、マンションのエントランスで同じマンションに住むであろうおじさんと遭遇。
「温かそうなカッコして～！」っといきなり話しかけられる。
ナオ、苦笑い…。
おじさん、ナオの困った様子に気づかず、話し続ける。
「そんなにかぶってたら（帽子）、せっかくの美人が見えなくなるしょ～？」
ナオ、「ハハハ……」と嗄れた笑い…。

ナオ、そのままエレベーターへ。
おじさんもエレベーターへ。

………気まずい………。
おじさん、どうやら酔っているらしい。
同じ階で降りるので、ナオ『開』ボタンを押し、「どうぞ。」という。
おじさん、「え？あ、やっぱり前歩いたら危ないもんね。」
ナオ、「いや……そんなことないです。」


………ホントに、そんなことないです。
私、普通にいつでもそうです。
自分がドアの側にいれば、90%『開』ボタンを押して「どうぞ。」と言います。
『それがマナーだ』と思ってるからです。
なんかそれを変に誤解されたのが、モヤモヤしてます…。

長い廊下、ずっとおじさんは後ろにいる私に話しかけたりしながら歩いてたんだけど、それすらも私にとっては若干の苦痛でした…。

なぜならば………酔っぱらいが苦手だからです。
知ってる人なら、まぁ、多少は大丈夫です。
度を越せば、知ってる人であったとしても、実はちょっと苦手なときもあります…。
苦手というか………どう対処したらいいかがわからなくなるんです。
だから、接し方がわからないと言った方が正しいかな。
とりあえず、「ハハハ」と嗄れた笑いをするのがやっとというか…。（笑）


私ね、酔っぱらった人の目が据わって来るのが………ちょっと怖いんです。
自分がそんなに飲めないからなんですけどね。
むかしね、本当に昔、目が据わった人にペチってほっぺを叩かれたことがあって。
それがちょっとショックだったの。
何にも私、悪いことしてないのに…。
本当に痛くもない感じの軽いやつだったんだけど、何の脈絡もなくて、どうして叩かれたのかすらわかんなかったから。
で、そういう人ってもう覚えてないんだよね、そのことを。
何せ軽く記憶飛んでるから。




今日、一緒に働いてる子に言われて、初めて気づいたことがあります。
私、どうやら、「野菜」のことを「お野菜」って言うらしい。（笑）
自分じゃ一切気づいてなくて、「今、言いましたよ！」って言われても、わかんないの、言ってるかどうかが。
で、それが今回初めて言ったわけじゃないみたいで、ちょいちょい言ってるんですって。
だから、彼女は私のことを「育ちがいい」って思ってるんですって。
そのことだけじゃないらしいんですけど、言葉遣いが綺麗だと思ってくれてるらしいんです。

で、彼女が「友だちの中に『肉』を『お肉』って言ったりする人はいるけど、『野菜』を『お野菜』って言う人はいなくて、ナオさんは言うんだな～って思ってるんです。」って話したそばから、会話の中で私、『お肉』って言ってて。（笑）
さすがにそれは話してたばかりだから、言いながら自分でも気づいちゃって、二人で「今、言ったよね～！」って。（笑）


いや、『お野菜』って絶対言ってないと思うんだけどなぁ…。
話してる相手によって、本当は良くないかもしれないけど、言葉遣いって変わっちゃうから、それでたまたま言ってるだけなんだと思うんですよねぇ…。
私、そんなに言葉遣い綺麗な方じゃないと思うもん。
それだけは絶対ないと思う！
『育ち』だって、極々一般的な家庭だと思うんですけど。


指摘されたのは初めてだったから、ちょっと恥ずかしかったのと、意外な自分の一面を見ちゃった気がして、笑ってしまいました。
あ～、これから意識しながら喋ってしまいそう…。
今度、親と話した時に、「育ちがいいって褒められたよ。」って言ってみよう。（笑）