年末に noriko から送ってもらった『御招待券』で、去年同様、平日に自由がきく K子を誘って、先週の月曜日にキルトフェスティパルに行って来ました。
会場の東京ドームがある水道橋の駅ホームは、まるで“きみまろ”の講演会場か?と思う程の中高年の女性で埋め尽くし。
人・人・人で、にっちもさっちも身動き取れないほどなのに、これでも土、日と比べたらガラガラだとお店の人が言ってたのには、びっくり。
全国からお客さんが来てるんですよねぇ。飛行機代、宿泊代かかっても見に来る人気イベントに、電車で30分足らずで来られて、しかもご招待券!
ありがたや~。
さて、どこから見ようか?
先ずは絵本の世界から。
絵本の1ページも、キルトで立体的になると、さらに可愛くなりますね。
カラフルな絵本部門の中で、白一色のこんなのも変わってて素敵ですよね。
私の好きな動物モノ。
額縁部門
蝶も花も本物みたいでした。
子豚ちゃんがいっぱい…これもキルト?楽しい!
これはジュニア部門の入賞作品。
色彩が美しい上に細かくて丁寧な作品で、これがジュニアなんて信じられないわ。
人をかき分け見るのも一苦労。おばさまたちは熱心にガン見してるので、大きな作品はなかなか全形の写真が撮れません。
(注;右端に映りこんでる人は、作品とは一切関係ありません。…偶然作品の中の男性と並んじゃいました。)
こんなシックなのもあれば、
こんなカラフルも有りで、飽きません。
写真だと、プリント柄の布にしか見えないのが残念です。
中央の大豆大の水玉だって、ひとつひとつ布を切って繋いでキルトしてるんですよ。(当たり前だけど)
こうして斜めから見ると、ちょっと立体感がわかってもらえますかね。
【バッグ部門】
こんな優しい生成りのバッグ。
ネコいっぱいバッグ。
こんなのを持って出かけたら、中のお財布スラれるよりこのバッグをひったくられる方が心配になっちゃう。
今年のテーマのひとつ【オズの魔法使い】
これはドロシーの部屋で、ベッドカバーは山口百恵ちゃん(もうすぐ60歳になる人に百恵ちゃんでもないけど)の作品。
百恵ちゃんの作品は毎年見てるけど、斬新で高尚過ぎるのか、そのセンスが私にはどーも理解できない。
これはNHKの朝ドラ『べっぴんさん』の中で出ていた刺繍のタペストリー。
とってもきれいでした。
これはキャーシー中島さんのコーナー。
去年は大作が出てましたけど、今年は小ぶりな小物が多かったです。…キャッシーさん、ご多忙?
一緒に行ったK子はひとつひとつ近寄ってガン見。
「これどうなってるの?」
はい、こうなってます。
やっぱり実際に近くで見ると、本当に一枚一枚布を繋いで、ひと針ひと針細かく縫ってるのがよく分かります。
ジャ~ン!今年の “K子大賞” はこれに決定!
約1.5ミリ四方の布を縫い合わせただけの作品ですが、その根気に脱帽。
ふたりで縦と横を手分けして数えてみたら、それぞれ約100並んでました。
100x100で、1万? 布を切るだけで気が遠くなります。
私の大賞はこれ…か、
これ、なんだけど。
おばさまたちがなかなかどいてくれなくて、両方とも作品のみが撮れませんでした。(涙)
特にこっちは、私の大好きなミモザの花が一粒一粒まるで本物みたい。
花の一つ一つや網目模様も、なんて丁寧に作られているんでしょう。
上の作品の、グレーと藍色の中の赤といい、下のグレー地に黄色といい、どっちも色合いが素敵。
それにしても、これ作った人の指どうなってるのかしら?ピンセットみたいに先っぽ尖ってるの?
で、本当のキルト大賞はこれです。
もう、圧巻過ぎて…。息をのんでしまいます。
縫うのはもちろん、その前に絵も描けなくちゃ、こんな作品は出来ませんね。
そして、これを作れる部屋と、飾れる家もないとね。
こちらの準日本キルト大賞も、上品な場色合いで、見惚れてしまいました。
今の言葉で「神ってる」って言うのでしょうか?
まさに神がかり的な作品の数々を見て、私も近づきたい感5%、どんなに背伸びして手を伸ばしても届かない絶望感95%。
色々混ざった、ため息をつきながら、今年も東京ドームを後にしたのでした。
3時間歩いて興奮して、もうクタクタ。
水道橋のちょいとレトロでアメリカンバー的なお店で、K子と遅いランチをしました。
エビと鶏肉のスパゲティ。飲み物おかわり自由。
とっても美味しかったわ。
満足満足な一日でした。
最後に、noriko チケット本当に本当にありがとうね。