数年前から、暮らしの手帳という雑誌を愛読している。
2ヶ月に一冊の創刊で、一冊税込926円。
広告を載せず、この購読料で作っているので高いのかもしれないけど、内容からするとちっとも高い気がしない。
私が生まれる前からあった雑誌(【暮らしの手帳】)だから、とっても懐かし~いレトロな感じも好きだし、流行に追われてない、流行を追ってない所が気に入ってる。
懐かしい感じがするのは、きっと母も昔読んでいて、私が幼少の頃に家にもあったのかもしれない。
私は主婦になって37年も経つのに、まったくダメな主婦で、一日一日を丁寧に、大切にしてこなかった気がする。
この雑誌は、そういう事を気付かせてくれくれる。
病気の事、経済の事、仕事の事、そして日常の料理や手仕事…暮らしのあらゆる事を記事にしているので、男の人が読んでも面白いと思う。
どんな料理本も昨今は薄味、薄味なのに、“あまからいおかず”の特集だったりする。
しかも、分量は「手のひらに一杯に対して、お醤油とお砂糖これだけ」っていう、アバウトだけど、そうそう毎日作るおかずってこんな風に作るよねって感じのレシピだったり。
最近の人が“花ふきん”なんて作るだろうか?と思うけど、見てるだけで楽しくなるし、うん?作ってみようか?って気にもさせてくれる。
編み物の解説も、すごく解りやすい。
ぬいぐるみ…なんて贅沢なページ配分なんでしょう。
何より充実しているのは、こういう読み物…字だけのページ。
最近は老眼が進んでるせいか、本を読む時間が、以前と比べものにならないくらい減っている。根気も無くなっているので、分厚い本を一冊読む気が起こらない。
この雑誌は、そんな私の救世主であります。
真面目で、丁寧で、真摯な内容なもの多くて、ひとつのタイトルに付き、たった1~4ページ程度なのに、読み終えた時にちゃんと充実感がある。そして何かしらのヒントもあったりする。
パソコンだのスマホだのに依存しいてる今日この頃。
時にはこんな雑誌をペラペラとめくって、めざましく変わっていく日常を立ち止まってみてはいかがでしょうか。