来年の事を言うと鬼が笑うと言うけれど、もうすぐ節分になろうというこの時期に去年の事を日記にすれば、鬼もあきれるかな?
12月は何かバタバタしてて、ブログ書けなかったのよ。
で、書きたいのは「チョロギ」のこと。
「チョロギ」って何?って?
ほら、おせちの黒豆の上に乗ってる、真っ赤な添え物。
「あ~あ、アレね」ってわかってもらえましたか?
お正月のようにおめでたい料理に使う時は「長老喜」という字で売ってる事もあります。
昔、昔の小学生の頃から、お正月料理はチョロギと数の子さえあれば、あとはどうでもよかった。
とは言え、かまぼこも伊達巻も筑前煮も海老も鯛もブリもひと通り食べますけど。
チョロギへの思いは尋常ではなく、おせちに入って無かったものなら、その年一年不機嫌になってしまう程なので、母はとにかくこれだけは忘れずに買ってくれたものです。
今も好きだけど、子供の時ほどでは無く、普通の人同様、海老や鯛の方が美味しいと思えます。
だけどやっぱりあの形、そそられますよ~。
巻貝みたいだけど、海で獲れるものやら畑に生るものか?はたまた人の手で作り出している形なのか?
畑の隅に2~3株植えていたチョロギを12月の中旬、収穫しました。
茎を引っこ抜くと土の中からいっぱい出てきた出てきた。
きゃぁ~カワイイ!!
ん?けど、土の中にいるとイモムシにも見える。…とは思わないようにしよう。
この独特な形、くびれの間についた土を落とすのが大変。
こんなちっこい塊りを、ひとつひとつ新しい歯ブラシでゴシゴシ洗う。
それをさっと茹でてアク抜きをして、塩漬けにした。
今年は梅干しの時に出た赤梅酢が少なかったので、インターネットで買って、後日赤梅酢に漬けました。
売ってる真っ赤っかの着色とは違って、赤紫蘇色。これも黒豆とよく合います。
今まで夫は、市販のチョロギを気持ち悪いと食べなかったのに、自家製は美味しいそうで、私より食べたよ。
これに慣れたら、私が大好きだったあの真っ赤っかは、やっぱり気持ち悪いかも。
おせちの写真を撮るのを忘れたので、後日黒豆を買って来て、ブログ用に写真撮りました。
ねっ、かわいいでしょ?
Wikipedia によると【フランスでjaponaise(ジャポネーズ、日本風)と名前に付く料理には、なぜか必ず付け合せにチョロギを盛り付ける。】そうで、日本人でも知らない人がいるのに、これぞ日本!って食べ物なんて意外ですねぇ。
それと、八つ頭もできました。
これも白煮にして、おせちに入れていただきました。