11日はナチュラルガーデナー養成講座、12日はバラ講座と、二日続けて講座を受けて来ました。
まずは、ガーデナーの方。
今月の主な内容は、切戻しと挿し木。
30分ほど教室で講義(ってほどでもないけど)を受けてから、外に出て実際に切戻しの作業。
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伸びた茎を短く切り戻し。
切戻しには、①倒れ防止。 ②脇芽を出して花数を増やす。 ③風通しを良くする。 などの効果があります。
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ビフォー、アフターの写真がありませんが、かなりスッキリしました。(↑これはビフォー)
今咲いてる花を切りたくなかったら、全体量の半分位を切り詰めて、花が終わったら残りを切り詰めると花が長く楽しめるそうです。…なるほど。
剪定したものは、よかったら挿し木で増やしてみてくださいとの事だったので、アナベル、ラベンダーセージ、ガウラを貰ってきました。
ところで、ガウラは、別名ハクチョウソウと言います。
図鑑によって、白蝶草(白い蝶が群れ飛ぶ様子)というものと、白鳥草(純白の鳥が舞うような可憐な花)というものがあります。
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蝶と鳥…どちらに見えます?
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さてここからはバラ講座。
今の時期は、とにかく病害虫についてです。
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先生曰く、湿気の多い蒸し暑い日本では、基本バラは薬剤無しでは無理との事。
特に病気は、一度かかってしまうと、治療薬は無いので、とにかく予防が第一。
殺菌剤はあくまでも、これ以上広がらないようにするだけで、治すことは出来ないと、強調されていました。
私が使ってるのは、そのまま使える予防薬なんだけど、今回は自分で混合、希釈して使う方法を学びました。
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それと、害虫について。
バラの主な天敵…バラゾウムシ、カミキリムシ、カナブンについて。
特にカミキリムシは最大の敵で、幼虫は樹の中に入って中から食害するので、気が付くのが遅れると喰われた所から折れてしまいます。
うちもこれで何本やられたか!
先生が「子供の頃、カミキリムシ獲って遊んでませんでしたか?」と言うと、男性の受講者達は笑って頷いてました。
「あれは強いですからねぇ。ハサミでちょん切っても死にませんよ。うちの女性スタッフなんか、みじん切りにしてますよ」だと。ひぇ~!
(先日コメントくれた なるみさん、こんな方法もありますよ(笑))
そカと、カナブンについて。
「カナブンの幼虫をカブトムシの幼虫と間違えて土に戻す人がいますけど、ダメですよ。根っこみんな食べられちゃいますよ」…教室内笑い。
それと、カナブンは白や薄い色が好きで真っ赤なバラとかには付きづらいらしい。
笑いあり、豆知識ありで、とても面白い授業です。
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病害虫にやられたり、夏の暑さで弱ったりしたら、ついついやってしまいがちなのは、元気になって欲しい気持ちから、肥料や水をたくさんあげてしまう事。
「これがトドメです」…一同笑い。
「人間でいえば、具合が悪い時にステーキを口に押し込まれるようなもの」…うん、これは知ってた。
「人間だったらユンケルでしょ?植物にも活力剤なんですよ」…そうか。これはうっかりだったかも。
写真右のメネデール。(芽根出~る ダジャレのネーミング) これ、昔っからある活力剤で、私も昔買いました。今売ってるのはバラに最適って書いてありますが、ほぼすべての植物に有効で、昔と成分は変わっていないそうです。
先生はこれを推奨。よく効くそうです。こういう活力剤と液肥をついつい混同してしまいがちですが、裏にも『肥料、農薬ではありません』と書いてあります。
そして、化学合成成分を一切使って無いので安心で環境にもやさしい。
講義の後、説明に使った薬剤等を売ってくれるので、私は写真の2本を買って帰りました。
両方の講義は、知らなかった事はもちろん、知ってた事も確認や復習ができて、ためになりました。