梅がたくさん採れたので、気前よくあちこちに送ったりお裾分けしたりして、カリカリ梅を作るのをすっかり忘れてしまった。
まあ、それでも梅酒、梅ジャム、梅シロップだけは例年通り作りました。
【梅酒】
私は下戸で、夫もビール…時々梅酒なのでなかなか減らず、今飲んでる梅酒は4年前のモノ。去年2キロ作った梅酒がまるまる残っているので、今年は1キロにしました。
・梅1㎏ ・ ホワイトリカー1.8リットル ・氷砂糖500g
梅をよく洗って、水気をよく拭いて、ヘタを取って、材料を全部ビンに入れるだけ。
【梅シロップ】
これは6月1日の写真。
・梅と砂糖 同量。
梅をよく洗って、水気をよく拭いて、ヘタを取って、梅のエキスが出やすいように竹串でブツブツ穴をあけて、砂糖と梅を交互にビンに入れる。
時々瓶を揺すって、水分を出やすくする。
一週間後(6月6日)の写真。
で、20日の今日現在、このうちの一つが、ちょっと発酵ぎみのニオイ。ヤバイ!あとで梅を出してビンに保存します。
(通常でも、梅は2~3週間ぐらいでシワシワになるので取り出す)
今回上白糖で作ったけど、できれば氷砂糖の方が失敗も少なく、美味しく出来ます。蜂蜜ならなお上等。
【梅シャム】
梅干しや梅酒にできない、ちょっとキズモノで梅ジャムを作ります。
・梅、 梅の50~100%の砂糖 (梅はかなり渋い&酸っぱいので、砂糖は多め。多すぎると感じたら、まず50%ぐらい入れて、足していくといいでしょう。今回は80%の砂糖を使用)
梅は青梅でも完熟梅でもできます。
この写真は2012年に作ったもの。見ればわかるでしょうが、右が青梅で左が完熟。青梅はアクが強いので、砂糖を入れる前の茹でこぼしを2、3回する。
さて、話を戻しまして…
洗ってヘタを取った梅をたっぷりの水から茹でる。
隣のコンロではビンを煮沸消毒中。
煮たつとこんなにアクが出る。
完熟梅なので、一度の茹でこぼしで、実が崩れるほど柔らかくなる。
目の細かいザルで梅を押しつぶしながら種を取る。
種と果肉を分けたらこんな感じ。
部屋中にアンズのような、桃のような甘~い香りが漂ってるので、つい誘惑に負けて、ペロリとひと舐めしてみる。
…オェェェェ!しっ渋いぃぃぃ~。 …と、毎年懲りずに繰り返すのであった。
さて、
鍋に種を取った梅と砂糖を加えてクツクツ、とろみがつくまで煮る。
煮沸消毒して水気を切ったビンに、出来上がったジャムを熱いうちに詰める。
ビンの半分~8割くらいの高さまでお湯を張って火にかける。
(この時、蓋は閉めない。軽く乗せてるだけ)
15分くらいしたら瓶を取出し、蓋をぎゅっと閉めて
逆さにしておくと、中の空気が抜けて、保存性が高まる。
(ちなみに、ビンに詰めてからは、すべてのジャムに共通)
これだけ作って今年の梅仕事はやれやれです。
あとは梅干しを干すだけ。
あんな甘いの、酒じゃねぇってタイプかと思ってました。
もしかして酒を切らした時はミリンでもOK?
(…と、とぼける。 梅じゃなくて、出来上がった梅酒を何気におねだりするあたりがB・Bさんらしいね)