
今朝の松江城 積雪10cm
世間では誤解されているようだが、出雲も松江もたいして雪は積もらないのだ。
山陰がどこもかしこも雪国だと思っている人は意外に多く、我が社のお客さんも冬場
に出雲空港に降り立って、雪がないことに驚く人が多いらしい。実際、シーズン中に
積雪を伴う降雪機会は、せいぜい3、4回でしかない。雪が舞うことは多いが、基本
的に気温が高いし(おそらく対馬海流の影響が大きいと思うんだ)、水分が多いし、
長く降り続けることはほとんどない。そう、出雲も松江もいわゆる雪国ではないのだ。
山陰で積雪が厳しいのは、たいてい東の方だ。大雑把には東に行くほど雪深いと
思ってよい。今回だと、出雲界隈は今のところMAX10cm、今朝なんぞ数cmしかな
かった。松江で10~15cmといったところである。ところが米子は30cm、倉吉は60cm、
鳥取が90cm…ざっくり言って、東に進むと倍に増えている。先月の大雪の時も、
鳥取は大騒ぎだったが、松江が25cm、出雲では10cmと言ったところで、大社界隈
には雪すらなかった。(山の方は別ですよ。山間部の雪は半端ないです、いつも。)
したがって、この地方では世間(ここでいう世間とは、関東とか大阪のイメージ
です。あくまでイメージ。)で思われているほど、雪に対する備えは考慮されて
いない。一軒家なら、納屋とか押し入れにスコップ等の雪かき道具を備えている
だろうが、マンション・アパートぐらしではそんな備蓄はまずないと言ってよい。
使わないんだから、要らないよね。
北陸などへ行くと、主要道路は融雪用の地下水を流す装置とか、様々な設備があ
るが、この界隈ではほぼ皆無である。(中海大橋くらい?)
除雪車も少ない。そりゃあ年数回の降雪のために完璧な装備を求めるほうが無理だ。
無駄が多すぎる。おまけに除雪を担う地元の建設・土木会社が、不況の時期
にだいぶん淘汰されてしまったので、ドライバーも不足している。
公共交通機関も、何十センチという積雪はおそらく想定していない。運休、間引き
運転は覚悟する必要がある。さらにいえば、このような状況ゆえにドライバーも雪
道に慣れていない。下手くそとは言わないが、ちょっと怪しい人はかなり多いはず。
結果として無理に走ってスタック、追突、センターライン超え…渋滞が芋づる式に
伸びる。
山陰で雪が積もる度に、ニュースでは大騒ぎだが、実は当地は案外冷静だ。今回は
週末だし、引きこもるのには最適である。よって、今日は街を走る車が驚くほど少
ない。10cm、20cmでも不安要素がいくつも転がっているので、あえて外に出たりし
ないのだ。
そういう状況から考えると、今日の鳥取は完全にお手上げである。実は明日、倉吉
で葬儀があるのだが、現在積雪61cm。どう考えても無理だな。大先輩ゴメ
ンナサイ。