P.S.出雲から 八雲立つ空へ-SP(Special Performance)

「八雲立つ空へ ~出雲空港写真ギャラリー~」を陰日向に支える、いわば増加燃料タンクのような存在です?

まだこれからのチーム

2015-03-31 18:37:22 | LIMA2015

八一の離陸はちょっと変則的で、先に4・5番機が上がり、360°ターンして
あとから離陸してきた1・2・3番機の背後からジョインナップする。
ノズルの開き具合を見るとわかるが、こいつら明らかに本気でない。
離陸滑走も長く、いつまでも浮かばない。


続いて6番機が離陸。多少吹かしているが、これまたヌルいハイレイトクラ
イム。この高温多湿の中でベイパーも出ないというのはつまらない。


吹かさなくてもそこそこ振り回せるのは、機体が優秀な証拠だと思うんで
すが、そういうのを見せびらかそうという意識が低いんだよね。ある意味、
中国らしくない感じ。
隣で撮影していた人曰く、
「珠海でデビューした頃はもっと元気があった」
そうです。編隊飛行のまとまりは良かったと思うんですが、もう少しはじ
けたフライトが見たいですね。一応、世界で一番新しい戦闘機を使用して
いるチームなんだから。

もう一つの空飛ぶイカ

2015-03-30 23:21:45 | LIMA2015
仕方がないので、掲載。

エンジンスタートの時はアイリス板がグッと閉まる。
独特の青っぽい金属色はそう、毎度おなじみサトゥー
ルンAL-31でございます。


低翼機で胴体の嵩もあるので、こういう直線的な突っ
込みでも意外に絵になる。カッコイイかは別として。


一応ソロ機が機動するんですが、正直あんまり…
よく居るじゃないですか、
やれば出来る子だけど、やらない子(笑)
Su-30MKMの本気の機動を見てしまうと、アマちゃ
んにしか見えないのが残念。


普通はソロ機でめいいっぱいの機動を見せるもんで
すが、360°ターンすらない。機体規模に対してかな
り強力なエンジンを積んでいるはずなので、幾らで
もホットな動きは出来そうなもんだが…ただ行ったり
来たりしているようにしか見えんというねえ。
練度というより、出し惜しみにしか見えなんだ。
ま、本気出すと機体にいろいろ問題があるのかもしれ
ないが…

惚れました

2015-03-29 20:55:10 | LIMA2015

ラファール、いいよねえ。
同世代のタイフーンやグリペンと比べると、独特の存在感がある。
こういう半逆光になると微妙な曲面が際立って、ラファールらしい
色気を感じますね。


ベイパーが出るときも独特。
線状に流れ始めたと思ったら、いきなりバフッと真っ白けになる。
さすがにEOS7DもAFに迷うみたいで、案外歩留まりが悪かった。


エンジンもミサイルもフランス製が前提(ウエポンに関しては、か
なり融通がきくようだけど)だから、正直コストパフォーマンスは
よろしくないのだと思う。お隣の台湾もミラージュで苦労している
ようだし。
だが、我々は趣味で見てますんで(笑)、そんなことは関係ないの
だ。


日本のFXには提案すらしなかったようですが(分かってるな…)、
一度くらいプロモーションに来て欲しかったですね。タイフーンも、
グリペンも、お隣までは来るんだけど、来てくれないねえ。

祝!出雲ー名古屋便就航

2015-03-29 20:18:38 | 出雲空港なネタ
目出度いですけどね…。
どうした出雲人、日曜日の午後はみんな暇なのか?(笑)

こんなに出迎えの人だらけって、正直あんまり見ないよ。


どう見ても異常…
外では特段のセレモニーもなかったんだけどねえ。
まあ賑やかなのは喜ばしいことであるわけですが、それにしても。
防波堤に陣取ってみたけれど、ここもわんさか車で溢れ…
誰が撮ってもおんなじような絵になりそうなので退散。


960mmなんぞを持ちだしてみる。
これより下は陽炎ユラユラでお話にならない。
見える範囲で一眼レフを縦位置で構えていたのは、多分私だけだ
と思う。別にどうということはないが、こだわり。


こんなのも、バズーカ砲でないと撮れないよね。
そろそろ4番スポット前の舗装も工事が終わるはずで、今後もこの
位置に入ってくれるのかどうかは不明。一番スポット前までズル
ズル押していくプッシュバックも、早晩見納めになると思う。


当然出発もドアップで。
前にも書きましたが、こういう縦長断面の胴体は珍しいよね。
荷物ががっつり載るというのがエンブラエル社のコダワリだ。


意外に低く、いつまでも上がらない離陸。
う~~ん、チャーターを見ているとかなり早く上がるイメー
ジだったんですが、これは立ち位置を間違えたね。
もっとも、明日からもこうとは限らないから、また悩みの種
が増えたとも言えそうだ。

FXになれるのか?

2015-03-28 22:48:20 | LIMA2015
どこも財政難なのは確かなようで、マレーシア空軍もMig-29
を騙し騙し使い続けるようだ。背に腹は代えられないのか、
オンステージにある機体にもかかわらず、LIMAには全く姿な
し。

一方でコチラはやる気満々だ。
インドでまだ揉めているようだが(そりゃあ当初予定の倍の
値段ではねえ)、エジプトにゴーサインが出た次はこっちな
のだろう。
トレードデーに山のようにパンフを貰って(それも楽しみな
のです)難儀しながら歩いていると、すかさず手提げかばん
をくれたのもダッソーさん。黒地にオレンジのストライプっ
て、これがまた目立つんですよ。いい土産になりました。


空飛ぶイカ…
今回はカナード付きの機体が多かったが、正直デザイン的に
一番かっこいいのはコイツだろう。一番かっこ悪いのは…ま
あ言わなくてもわかるよね。


このお腹というか胸の張りがいいんですよ(笑)
鳩胸というか…
ネコも杓子も低翼機になりがちなデルタ翼でありながら、大
人の事情で中翼機というのがポイントです。


ラファールのデモパイロットはほんと魅せるのが上手いね。
機体が小さい分、加速力もパワーもライバル機に劣るが、
ロールの早さと小回り性能を活かした、実に濃いフライト
を見せてくれる。とにかくクルクルよく回るんだなあ。


今回は会場からしか撮れませんでしたが、毎回場所を変え
たので多少雰囲気の違うカットが撮れたかな。
ロシアで見た時はRafaleC(単座型)のデモだったので、
RafaleB(複座型)が飛んでくれたのも嬉しいところ。

そろそろ何か変化がほしい

2015-03-27 23:31:06 | LIMA2015
飛んでくれるだけマシなのですが、正直テンションが低かったのは確か。
今さらねえ、三沢だもんね。

F-16は単機だとちっちゃすぎて絵になりにくいね。オランダやベルギー
のsoloはかなり派手なマーキングを施しているので、それだけでも映え
るのだけれど、この迷彩はちょっとね~~
ということで、さんざん飛んでた割にそれっぽいのはこのカットくらい
しかない。

変態飛行(爆)をどう撮るか

2015-03-26 20:20:24 | LIMA2015
強力なエンジンと推力偏向ノズルのおかげで、ありえない動きをするSu-30MKM。
クルビットやコブラ機動を見ていると、エンジンを中心に機体を投げ出している
ような、何ともヘンチクリンな動きをします。
とはいえ、これを写真で表現するのは難しい。
おまけにそうした機動は安全面を重視してか、かなり高高度で繰り広げられるの
で、ちょっと撮影には厳しかった。


これ、あたまの真上にいる状態で撮っているのですが、カナードがとんでもない
方向を向いているのが分かります。
普通に機動する分にはこんな角度にはならないでしょうね。フランカーならでは
な光景です。


滅茶苦茶な動きをしていますが、ベイパーも何もなし。つまりこれ、非常に遅い
動きなんです。爆音を響かせながらのスローバレルロール。フライト終盤の、最
大の見せ場でした。


ありとあらゆる動翼があっち向いたりこっち向いたりしている図。
実は3枚とも同じバレルロールなんですが、光線状態と立ち位置の差でこんなに
雰囲気が違います。


これも真上でバレルロール中。
ロシアで見たSu-35もそうでしたけれど、この顔が上から降ってくると鳥肌が立ち
ますね。単純に、カッコイイ。

Su-30をどこで撮るか

2015-03-25 23:01:11 | LIMA2015

おもいっきり串刺しですが、現場の雰囲気がわかるので採用。
何だかんだで5回の撮影機会を得たSu-35MKM。
幸か不幸か飛行パターンはすべて同じで、狙って撮影できる
状況は整っていました。アプローチの問題はあるものの(歩
くか、タクシーチャーターか、ですが)、R/Wに寄るか、山に
上がるか、会場から撮るか、本人次第でどうとでもなる状況。
特に滑走路脇は非常に惹かれたのですが、実際に出かけた人
の情報から、
一旦上がってしまうと腹ばかり
帰りの交通手段に問題あり
等々の懸念もあって、結局午前は東側の展望台に陣取りまし
た。

Su-30は離陸後すかさず捻ってくるのですが、実は前のカット
との間には視界を遮る木立があり、数秒間撮れません。離陸
滑走途中から機首上げの間も別の木立で見えない状態です。
前回はランウェイを見通せたそうですから、2年間で木々が
伸びたということですね。更に、平気で前に侵入してくる地
元人も避けなければならないので、ここはここで修羅場です。

会場側だとこんなかんじです。
比較的早く上がるのと、これ以上北へ寄れないので、背中側
から離陸を拝むのは難しいですね。
高度が低いと陽炎の影響が大きいのでまともな絵になりませ
ん。このカットでもPhotoshopでかなり誤魔化していますが、
甘いですね。

上がってからは何とでもなります。
展望台からだと、機体に近く、立ち位置も高いので比較的撮
りやすかったです。

真打ち登場

2015-03-25 07:50:59 | LIMA2015

とにかく連日、午前・午後と飛びまくったSu-30MKM。
あまりにも撮影枚数が多いので整理しきれません。
とりあえず、定番の背中バックリから行きましょう。
LIMA午前中の定番、展望台からのパブリックデー初日午前のカットです。
ちょうど山を巻くようにして飛んでくるので、おそらく一番近い位置で
背中が撮れます。


ただし、大砲にはちょっと近すぎるきらいも。
この日一番いいタイミングは、ご覧のとおりはみ出しカット。
まあこれはこれで迫力があっていいのですが…
1,2時間前から張っているマニア集団に、直前には地元人が大挙して押し
寄せてくるので、振り回すのが大変です。この時も前に何度も立ちふさ
がる人が現れて、危なっかしくて思うように振れませんでした。
まあしょうがないけどね。

Black Knights

2015-03-23 21:25:39 | LIMA2015
今回は近場ということもあってか、日本からもマニアがわんさか出撃していましたが、
一様に困っていたのが、
「何時、何が飛ぶのかわからん!」
ということ。
トレードデーのフライト情報は殆ど無く、パブリックデー初日になってもペラ紙が会
場で配られただけで、公式パンフは最終日に初めて会場に登場するという体たらく。
おまけにこれに載っている情報も当てにならず、どうしようもない状況。
公式サイトには早くから機体のリストが載っていたのだが、今振り返ると後半3日間
ではその半分も飛んでいないようだ。RMAFのホークやホーネットはオープニングしか
飛んでいないらしいし、結局どこにも姿がなかった機体もある。
インドネシア空軍のJupiterがアクシデントで抜けたのも、混乱に拍車をかけている。
こうした事実は、最終的に判明しただけで、当日はもう運に任せるしかなかったので
ある。

RSAF Black Knights
本来6機で飛ぶはずだが、LIMA入りしたのは3機だけで、1機はスペア扱い。デュアル
ソロを組む5・6番機がペアで飛んだだけ。ちょっと拍子抜け。
1番機が来ていたのだから、一度くらい3機で飛んで欲しかったなあ。

機体も小さいので撮影は厳しいが、派手な色に救われる。
もっとも最終日はまともに日の当たらない最悪のタイミングで飛んでしまったので、
冴えない結果になってしまった。

こちらの立ち位置の問題もあるが、トリミングしないとちょっと厳しい。
シンガポール国旗がそのまま飛んでいるような雰囲気は、なかなかに強烈。

2機だと上手く収まった。でもこれ、35mm換算で960mmですからね。
フルサイズの一眼ではちょっと厳しいとおもう。

ところが…


背後からのタッククロスでキタ~~~!!
たまたま画角に収まったものの、これは太陽との位置関係がベストではない。
できれば2、3コマ先が完璧だったのだが…


うお~~はみ出た!!
ショボン…
展望台で撮っていた全員がリベンジを誓った瞬間だったろう。

翌、最終日
短いレンズに持ち替えた我々をあざ笑うように、国旗は真上を駆け抜けていった。
ブレイク早すぎですがな…。と言うか進入角度も位置も昨日と違うし。
なんとも言えない一同の脱力感が笑えました。