いろんな特許をとってるだの、何だのといわれ続けて何年になるでしょうか。
実に16年ぶりのリニューアルだそうでして、よくもまあこんなに長く売ってたもんだなあと思います。使い続けてきた私も凄いけどね。今のレンズは14年物です、はい。もう中古市場でも値が付かないくらい使い倒してますから。
しかしこのタイミングって…キャノンに2ヶ月で50万円近くお布施なんてできんわ。
とか書きつつ、ヒコーキスキーさんにとっては非常に使い勝手のいいレンズなので、必ず導入するとおもいますが、ちょっと深呼吸が必要かな。
実を言えば、このところEF100-400mmの出番が減っている。小松では結局カメラバッグからも出さなかった。
これはひとえに「古いレンズ」だからに他ならない。レンジ的には便利だが、AF性能も、画質も、IS性能も、16年前の最新式レベル。ちょっと厳しいよね、というのが率直な感想だ。おまけに14年使い倒して少々ガタが来ている。調整に出せばよくなるかもしれないが…
長いところのズームといえば、最近のトレンドはタムロンの600mmズームだろう。使っている人はちょくちょく見かけるようになりましたが、カメラ店頭で実際に触ってみると、どうもシックリこないんですよね。いや、600mmなんて10年前は単玉しかたどり着けない領域だったことを考えれば、革命的なレンズだと思う。基本的にいいレンズだと思うけど、じゃあ飛行機や鳥さん相手にぶん回したらどうかといえば、もうひとつなんですよね。ハマればいい絵が出るのは分かるけど、AFスピードと精度はちょっと信頼できない。動体に対する手振れ補正効きません事件もあった。いいレンズだと思うけど、EF100-400mmから乗り換えるレンズじゃないと思った。ほとんどの点では凌駕しているけれど、それはキャノン純正レンズが16年も足踏みしていたからに過ぎない。
で、これは需要アリと踏んだのか、シグマはハイ・ローミックスの2本立てで新規参入してきた。ハイランクの方は評判もなかなかいいようだ。(まだ買えませんが。)
正直なところ、心が動いた。シグマにはやられ続けているけれど(以前書いた通り、ほぼ全レンズ轟沈し、残っていない。)、今度はいけるかもしれない(笑)。
すいません、買わなくてよかったです。
新型EF100-400mmがどのくらい凄いか実態はまだ分からないが、16年前の旧型よりは格段に進化しているだろう。
画質はよくなって当たり前。画質だけなら前述の600mmズームだって旧型よりずっといい。
しかしAF性能に関しては、いつの時代も、どんなレンズでも明らかに純正レンズ>タム・シグ・トキなのだ。たしかに600mmには届かないが、我が家には単玉があるから特に困らない。もう600mmズームを選択する余地はなくなった。
外堀埋まってるな…
まあ、買うと思います。先立つものをどうするか、考えますけど。(某国行きが飛んだので、すこしがんばれば何とかなる、かな?)