P.S.出雲から 八雲立つ空へ-SP(Special Performance)

「八雲立つ空へ ~出雲空港写真ギャラリー~」を陰日向に支える、いわば増加燃料タンクのような存在です?

しゅ、首里城が…

2019-10-31 08:15:50 | 出雲的ヨタ話
沢山の時間と、沢山の人々の情熱で(まあ無論お金も掛かっていますが)
復元されただけに、なんかこう、力が抜けますね。
現実は厳しいな。残酷だね。
失われたものは大きいが、嘆いてばかりでもね…。
前を向かないと。


ウェールズ~~

2019-10-28 20:21:24 | 出雲的ヨタ話
日曜日の一戦は、これまた歴史に残る好ゲーム。
最後の最後までどちらに転ぶかわからない戦いでありました。


サウスアフリカというと、これだよなあ。
関空にはどちらかというと旧塗装が飛んでくる率が高かったように思う。
尾翼のフライング・スプリングボックは、今はなくなってしまいました。
おお、そうだ。この航空会社自体、コールサインが「スプリングボック」で
したね。ナショナルフラッグキャリアと代表チーム、どちらも国を象徴する
もの、という意味では同じなんですな。

さて、問題のウェールズですよ。
ウェールズにちなんだ、といってもウェールズを本拠地とする航空会社はお
そらくない。BA最大の整備施設が首都のカーディフにあるが、だからといっ
てBA機材というのはどうもね。
航空機好きには、メーメー谷ことマックループのほうが有名か。峡谷を訓練
機がぶっ飛んでくるあそこである。しかし、残念ながら当方は現地に行った
ことがない。
う~~~ん、と悩んでひねり出したのがこれだ。

BAe Systems Hawk 128 T.2
ウェールズのヴァレー基地4SQ所属の機体である。
レッドアローズなどが使用するT.1と違って、翼端にミサイルランチャーを装
備、FLIRなども装備可能で、戦闘機を模した訓練ができる機体。
グロスブラックでピカピカの機体がすてき。

イギリス海軍所属のMerlin HM Mk. 1
わたしゃこれ見て狂喜乱舞したね。当時オンステージ直前だった、空母ク
イーン・エリザベス搭載機である。今であれば、2番艦プリンス・オブ・ウェールズ
搭載機も準備されているに違いない。


いやあ、これ決勝も楽しみだが、3位決定戦も面白い組み合わせ。
最後まで目がはなせませんな。

4強の試合はやはり違った

2019-10-27 21:14:27 | 出雲的ヨタ話
この4チームは本当に強いなというのがよくわかった。
強いチーム同士だとトライはなかなか奪えなんですなあ。

土曜の1戦はオールブラックスが完全に手を封じられてしまい、完敗。
全く予想していなかったが、イングランドの対策と執念が、ディフェ
ンディングチャンピオンを大きく上回っていた。
エディー様恐るべし。


イングランドといえばこれだな。でかいFWのイメージか。
4発機なんだけれど、4つエンジン並べて撮るのは結構難しい。
前から見ると案外かわいいんだけどね。

モデルでイングランドと言うと、普通にBAになってしまうので、こ
こは変化球でBAカーゴの747-400F。尾翼のチェルシーローズはイン
グランド代表のシンボルであるバラと同じで、今回にはピッタリ。
このチェルシーローズ、個人的には秀逸なデザインだと思うのだが、
ワールドイメージの終了とともに消えてしまった。
ワールドワイド・カーゴのフルカラー機材はこれしか居なかったは
ずだが、アトラスエアのウェットリース機材なので、厳密にはBAそ
のものの機材ではない。まあ、BAフルカラーだから関係ないけどね。
このモデルは後に製品化されたが、永らくなかったので自作したもの。
やっぱりカッコエエ機材です。

ニュージーランドをはじめオセアニアの便は夕方着が多く、撮影に難が
あった。おまけにニュージーランドは767-300ERと747-200Bが日本便の主
力。-400を導入後もなかなかやって来ない、かなりのレアビジターであ
った。私が関空で見かけたのはこの1回だけ。

ニュージーランドと言えばこのカラーだろう。オールブラックス塗装は
747-400に始まり、777から787へと代を重ねて受け継がれてきた。面白い
のは、当初は国内線向け機材である737-200などにも採用されていたこと
で、BAe-146にも存在したようだ。残念ながら初代-400モデルがないので、
真っ黒になった777にしてみる。ちょっと抽象化しすぎていて分からない
人には分からないね、これは。

小松基地航空祭2019 アグレス篇2

2019-10-25 22:35:42 | 猛禽の宴復活版
のけものにする気はもちろんない。

両日ともパートナーを務めたのは、フランカーカラーの90番。
この子もなかなかの人気者である。順光だと綺麗なんですけどねえ。

土曜日は飛んだタイミングが午後だったので、うまく陽が
回るパターンもあって楽しめた。どうしても後追いになっ
てしまうけれど、これはOKかな。

大部分こうなるのは仕方がない。両日とも湿度が高い蒸し
暑い日だったので、ベイパーまつりになった。

フライト時刻でこれだけ違うのかあ。
しかし、アフターバーナー片側だけに見えるのだが、気のせ
いだろうか。

ところでデアゴさんの第4弾、747-400('90カラー)どうしよ
うか迷ってます。なんとなれば、我社にはJALの‐400が山程
在籍しているからなんですな。
ざっくり数えたところ、実に16機。JALの導入機材42機(旅客型)
に比べれば可愛いもんだが、ちょっとしたナショナルキャリア
並の導入数である。ちなみにエールフランスの導入数は20機、
成田の常連さんであったノースウェスト(-400のローンチカスタ
マーでもある)には16機在籍していた。
我社の規模はNW並(笑)。
在来型や貨物型も入れると、おそらくJALジャンボは40機を超えて
くると思われる。そう考えると、今更ねえという気がする。かなり
の機体はいわゆる特別塗装機なので、仕方がない面もあるが、'90カラー
の‐400は少なくとも3機いるから、増備する積極的な理由はないのだなあ。

小松基地航空祭2019 アグレス篇

2019-10-23 22:35:28 | 猛禽の宴復活版
忘れそうなので、小松行脚に戻る。
雲ひとつなかった前日、一番困ったのがスケジュール。
とにかく全然表に出ておらず、何が何時飛ぶやら分からん
ちんだったのである。
気がついたらお昼を過ぎてしまい、おいおいアグレスはナ
シなのかい、と諦めて帰る人もいるような展開。
どうにか飛びましたとも。

あれ???
黒か?これって青では?
新色はどうした、秋の新色は。

待ち時間が長かったので、みんなが落胆した瞬間だったと思わ
れる。う~~ん、これで当日また違ってたら泣くよなあ。曇天
だったら号泣だよなあ、と思ったのであった。

晴れました。

秋の新色きた~~~
しかしこの時間はド逆光なのだ。お昼過ぎの上がりで撮りたかっ
たよう。まあ仕方がない。

ほぼ真上での旋回なのでどうしてもこうなるが、まあ良しとしま
しょう。撮っている時は全然わかっていなかったが、機番赤縁な
のね。

予行から何度も撮影できるのなら、もうすこし立ち位置も考えるが、
一見さんは冒険できないですよねえ。安全策をいつも取ってしまう
のだ。

これくらい撮れれば良いかな、くらいなものである。
一見さんにはどう飛ぶやらさっぱりわからないし、予行を見ていた
としても民間機のフライトが挟まると内容が変わってしまう。
あんまりガツガツしても、仕方がないのだ。
で、途中でおまけが付いた。

逆光でがっつりベイパーが出るとこうなりますわな。
次は来年かあ。長いなあ。

デアゴ第3弾 JASレインボーセブンその3

2019-10-22 21:48:55 | 1/400で行こう復活版
気がついてしまったからにはなんとかしておきたい。

20年もののストックである。ハセガワの旅客機プラモといえ
ば、1/200と相場が決まっていたが、ほんの一時期香港ドラゴン
社と組んで1/400を展開したことがある。747-400,DC-10,A300
などがあったが、当時まともなプラモデルが皆無であったA34
0-300がラインナップされているのが個人的にはツボであった。
実はこれらのプラモが初期のDWの原型となるのだが、出来は必
ずしも正確でなく、DC-10なんぞは1/2番エンジンと3番エンジン
のメーカーが違うという滅茶苦茶なキットであった。
ところが続いてリリースされた777-200,777-300,A320(渋い)
はキチンとリサーチされたもので、エンジンがオカシイとか全
長がオカシイなどという 、半端物ではなくなっていた。特に
ANA777-300の風塗装やJASのレインボーセブンはカルトグラフ
製の美しいデカールが奢られ、かなりハイレベルな商品となっ
ていた。
で、そんなストックからPW4000をいただくことにする。

さて、問題はモデルからエンジンを如何に引っ剥がすかである。
パイロンとエンジンは樹脂製なので、再利用の予定がなければ、
豪快に引きちぎればOK。ただし、肝心のモデルの方を傷つけな
い注意は必要だ。写真には撮っていないが、円柱ダボが2つ付い
てるんですよねえ、すっぽり剥がすのは多分無理だと思う。
残念ながら主翼の断面形がパイロンのアウトラインとぜんぜん
合わないので、パイロンを削り込む。ここは現物合わせで仕方
ナシ。

こうなった。
おお、これぞ正しい姿。エンジンの塗装は、大体こんなものか
と思ってライトゴーストグレー(現用戦闘機の迷彩色)を塗っ
たらめちゃめちゃ濃かったので、あわてて淡色をオーバースプ
レーした。まだちょっと濃いかも。P&Wのマークはキットにち
ゃんとあるので、そのうち貼ります。

こりゃ別物ですがな。
オフィシャルモデルなんだから、もう少し頑張って欲しいです
ね。いろいろ事情はあるのかもしれないけれど。
せっかくこういうシリーズ物なのだから、しっかりやりましょ
うよ。

俄然らしくなったと思うのだけれどどうでしょう。
エンジン前縁はもっとしっかりシルバーで塗装しても良かった
かも。

ついてに既製品との比較を。
折角なのでエンジンの金型が同じDWで行ってみます。
また色物で恐縮ですが、エアカナダの777-300。バンクーバー・オ
リンピック塗装である。それはおいておいて、出来に関して言うと、
個人的にはデアゴのほうがいい顔をしていると思う。たしかに777
はオデコが大きいのだが、DWのウィンドウサイズはちょっとやり
すぎか。

正直に言うと、エアカナダのこの塗装はいまいち好きになれない
まま、先ごろ新しい塗装に変わってしまった。古い塗装に近い、
なかなか渋いデザインですね。ただ、このブルーとグリーンでコー
ディネートされたS/Cはなかなかきまっていると思う。
こういうセンスが日系航空会社にはないのかねえ。

さて、冬季五輪といえば、ソルトレイクなこんなのも居た。
デルタ航空は、アトランタ五輪のときにもMD-11に聖火をデザイ
ン化したハイセンスなS/Cを飛ばしていた。
歴代オリンピック塗装機を並べてみても面白いなあ。日系の残
念加減がわかってしまうけれど。

ANAのトリプルフレイター

2019-10-21 21:26:55 | 1/400で行こう復活版
最近にわかに1/400だらけになっているこのブログ。
一応理由はあって、デアゴのJALコレクションもきっかけの一
つではありますが、久々に同志さんとモデル話をする機会がで
きたというのが大きいです。

1/400でモデルプレーン・スポッティング


存在自体は以前から把握しており、時々覗いてはいたんですね。
そんなにハイペースの更新ではないですが、多彩な話題。そして
必ず入手したモデルの紹介がセットで付きます。
これが結構面白い。
褒めたり、落胆したり、喜んだり、嘆いたり…
そういえばこの趣味を始めた頃はそんな感じだったなあ、とあら
ためて気づかせてくれたりします。

何時からそういう雰囲気がなくなったんだろう。特にほしいモデ
ルはあらかたリリースされてしまったし、世間はどれも似ったり
寄ったりの双発機ばかり。日系は一応押さえておこうか、でもフ
ルペイントの特別塗装もほとんど無く、あるのは胴体後部のシー
ルばっかり。
私の場合は、趣味に波があるので、ずっと同じテンションなんて
ことはありえないのだが、ここ5年位は完全に義務感というか、
最低限の最小限を義務で導入している、という感じであった。ま
あお金がかからなくてハッピーという事実はあるが。

モデルプレーン集めにこれといってメリットはない。自分で動か
せないし、飛ばないし、音も出ない。プレミアも全然つかない。
率直に言ってあまり発展性のない趣味である。
しかし、かのブログを見ていると、この趣味も案外悪くないよな
あ、と思えるのだ。空港で見たとか、実際に乗ったとかであれば、
ただのモデルでもいろいろな思い出を重ねることが出来る。全然
ゆかりのないモデルでも、何かしら出てくるものなのだ。(実際、
珍機コレクション、ほとんどソラで記事を書いている。年代とか、
詳細は結構間違っていると思うが、特段調べなくてもいろいろ思
い浮かぶから面白い。)
それだけでも、個人的には十分意味があるコレクションかなあ、
と思っている。まあ、今後も勢いよく在籍機が増えることはない
と思うけれどね。

さて、ANAのフレイターである。

件のプログで、どのモデルにもBLUEJAYのロゴがない、という話題
が出てきたので、思わず「作ります?」とコメントを書いてしまっ
た。モデルプレーンブームと言われた時期でさえ、リペイントやデ
カール自作はほとんど流行らなかったので、何か呼ばれているよう
な気がしたのだった(妄想)。

実機は見たこともないので、ANAのサイトからでかい画像を拾ってき
て、イラレでトレース。ここまではさっさと進んだ。
問題はこの色分けだ。青ばかり濃淡最低でも6色はある。これをアル
プスプリンタでベタ刷り表現するのは無理だ。淡い2色は間違いなく
出ない。淡青のインクリボンがないのだから仕方がない。

結局、淡い色はドット表現にして、シアン4色重ねで刷りあげたのが
これである。調整すれば淡色はもう少しなんとかなるかもしれないが、
このロゴ8mm四方しかないので、ほとんど肉眼で見えないのだ。
もうイイや、な感じである。

山ほど刷ってしまったので、ブログマスターさんにおすそ分けである。
正直需要がないと思うが、必要な方はコメント欄にでもお書きください。
耐久性を考えてクリアコート、と思ったが、このロゴが何時まであるか
も不明なので、そのままにしておくことにした。黄ばんできたら貼り替
えればいいわけだし。
ちょっとした差別化だが、世界に1つしかないモデルが目の前にある、
というのは、そこそこ嬉しいものですよ。とりあえず早いうちに実機を
見てみたいね。

珍機コレクション ジャンボ篇5

2019-10-20 22:01:51 | 1/400で行こう復活版
もはや珍機ではなくなってますが。

ナショナル航空。これまた何で買ったかわからないけれど、
なかなか味のある塗装。今こういう塗装ってないですよね。
ナショナル航空はご多分に漏れずジャンボを持て余してしま
うわけだ。やはりデカすぎたということなんですよね。

中国国際航空、ではなく民航。1980年代後半には分割民営化
されていくのだが、当時中学生かな?成田詣の際にかろうじ
てCAAC塗装の機体を撮影できている。機体が747SPというのもまた(笑)
しかしこのアンチグレアの黒が入ると、何でこう厳しくなるのだろう。
凄みが出ますな。

アンチグレアといえばエバーグリーン。これも成田や米軍関係の輸送で
おなじみでした。すでに会社はなくなっちゃったけど。
元JALの機体や、山火事消火用のウォータータンカーが在籍するなど、
結構面白い会社でした。個人的にはヒューズH-4(衝撃的にデカイ飛行艇)
のあるエヴァーグリーン航空宇宙博物館(オレゴン州)に行きたいなあと、
『アビエーター』を見て以来ずっと思っている。

エールフランスのカーゴ。これもなかなか味のある機材で、タイトルが違っ
たり、窓の埋め方が違ったり、結構バリエーションがあった。
何だかんだ言って、エールフランスの塗装ってカッコいいんですよね。
基本的なデザインは五十年も変わっていない。凄いよなあ。フランス国旗
と色使いは同じだが、デザインは全く違うにも関わらず、ひと目でフランス
と分かる。

エアブリッジカーゴ。どちらかというとABCという略のほうが強烈。
機材自体は更新されてしまったが、今でも現役の会社である。時々ボジョ
レー・チャーターで飛来してますね。ヴォルガ・ドニエプル航空の子会社な
ので、塗装もなんとなくにている。あちらはAN-124を使用した大型貨物輸送
で有名だが、こちらは普通の貨物輸送担当である。

最後は南ア戦を記念して?南アフリカ航空で。
南アフリカ航空はその地理的特性もあって747SPを数多く使っていた。残念な
がら関空線は-200Bが主力で、SPは1度か2度しか飛来していなかったと記憶し
ている。
モデルはGJの旧仕様なので、水平尾翼の分割線が古臭いが、個人的にはそう
いうのを気にしないので、全然OKである。短胴のバランスを取るために垂直
尾翼がひときわ高いのもチャームポイントだ。
次回からはSPシリーズ行きますかね。

南アフリカつえ~~

2019-10-20 21:18:58 | 出雲的ヨタ話
前半いい試合してたけどね。
そこで点を取れなかったというのが、結局は大きかったかな。
そこで一つでもトライを取れればもう少し試合が動いたかもし
れないけれど。まあ、南アフリカ強いね。
正直なところ、昨日アイルランドとニュージーランドの試合を見て、
これは次元が違うわと思ってしまったのだ。アイルランド、成すす
べなく捻られましたからね。あのレベルに勝つことがあるのかいな、
と思ってしまったよ。
そんなわけで、最終的には力尽きてしまったが、前半の小差は非常
に驚いた。日本がこんなに出来るのだ、という姿は見せられたと思う。
あとは、後半のように攻めてはボールを盗られる展開とか、フォロー
が追いつかないとか、そういう時の修正力、バリエーションを増やし
ていくしかないんだろう。南アは日本を研究し尽くしていたなあ。

南アは関空まで飛んできていたから、ちゃんと在庫があるぞ。
この頃は旧塗装の-200Bが多く、時々新塗装が来ていた。記憶では
‐300も飛来していたはず。18時台着のフライトゆえに撮影が結構
厳しかったなあ。

まあ、十分楽しませてもらったし、夢も見させてもらった。何より
ラグビー面白いぜというのを改めて知ることもできた。ちょっと休
んで、次のステップに進んでいこう。

恐怖、崩壊するコレクション 完結編

2019-10-19 21:51:27 | 1/400で行こう復活版
こういうのは気がついたら一気にケリをつける主義だ。
とりあえずマズそうなBIGBIRDを片っ端から開けてみる。

まずはJALのディズニーシーbyBIGBIRD
個人的に一番気になっていたのは、巷で言われるような時限式崩壊
なのか、保管環境に寄るものか、ということだった。ブリスターパ
ックの変色を見るに、製品から何らかのガスとか塗料の溶剤が出
ていることは明らかだから、それが関与しているとすると箱積みは
最悪な保管方法ということになってしまう。
で、こちらはガラス扉付きショーケースの一番奥に居た子である。
きちんと密閉はされていないが、ホコリはガードできている。
ちょっと記憶が曖昧だが、おそらく出してから12年以上経っている。

ご覧のように全く駄目。どうやら主翼も駄目で、ありえない反り方
をしている。

もはや救いようがないレベルの崩壊具合である。少なくとも部位ご
とに駄目パーツがあるのではなく、全部ダメだということだ。前回
のキャセイも早晩主翼にダメージが及ぶ可能性が極めて高い。

塗装が派手なので分かりづらいが、このように塗膜面が荒れている。
地金が膨張しているので、表面の塗装もウネッているのだ。

つづいて玄関の棚の上で13年間放置のジャンボ。こちらは以前こそ
ホコリを払った記憶があるが、永らくほったらかしであった。玄関
は時々日が差し込んだりする明るい環境なので、ある程度覚悟の上
での裸展示機である。
見事な脱色加減ではあるが、やはり変形が進んでいる。

主翼はこうやって上に反るみたいね。で、水平尾翼は下に反る。

例によって表面はボコボコである。前作より大分マシだが、大した差
ではない。どうやら崩壊と環境は必ずしも関係ない可能性が高そうだ。
言い換えれば、崩壊機は地雷のごとく外から見えないだけで、当初から
決まっているということになる。おそろしや。

さて、この2日間だけでおそらく200機くらいは箱を開けたと思うが、
駄目なのは計4機であった。全てBIGBIRD製である。BSとかFCとか、初
期の裏ものブランドを開けていないので、まだ断定できないが、多くの
モデルは無傷であった。DWやGJの20年を経たようなかなり古いモデルで
あっても崩壊は皆無で、基本的には20年そこいらでトラブる物は例外的
と言えるだろう。ちなみに、上の2モデルの環境には他のブランドのモ
デルも同居していたのだが、経年退色はあるものの全て無事であった。
総じてメインストリームのブランドについては、気にしなくて良さそう
だ。

さて、問題はBBの扱いである。確認した限りでは紙箱を止めてブリスタ
ー化して以降(2004~2005年くらい?)は全て無事であった。また紙箱
のうち2004ーXXの品番があるものも無事であった。
駄目な4機はすべて2003-0X、つまり本当に初期の製品群である。コイツら
は地雷ということだ。BBは2003ーXXをかなり多種リリースしているので、
これらは(おそらくXXが小さい数字ほどリリースが古い)多少とも覚悟が
必要そうである。実は我が家には他に在籍機がないので、2003のどこから
がセーフかは残念ながら把握できない。
BBは2002年に767をリリースしてスタートしたので、これらの初期767もや
ばいかもしれない。

まあ、いずれにしろ、時々箱から出して眺める、というのは大事だね。
押し入れに積んである我が家は、正直よろしくないなあと思うのだ。