以前は基地のある岬の突端で、派手な機動飛行がある祭として、
マニアに知られた存在でしたが、現在は公園をショーセンターに
したほのぼの航空祭になっております。民家も近いので、派手な
機動はなくなりましたが、まず密にならない(笑)ことと、防府
北基地の抽選に漏れたので(当選数1万人はきついよ)、思い切っ
て出かけることにしました。
土曜日は仕事なので、夜通し走って向かいますが、グーグルさんに
よれば正味4時間ちょっとらしく、芦屋へ行くよりはマシです。小松
行脚で山陰の道も分かっていますし、徐々に山陰自動車道が延びてい
っているのも心強い。今だと豊岡界隈がネックですかねえ。
熟慮の末、早めに出て、現地近くで仮眠することにし、山陰道を東上。
2時ころに久美浜の道の駅へ到着。ここまでくれば峠一つ越えるだけ
なので安心です。6時まで仮眠を取り、いざ網野へ。網野って銚子山
古墳しか知らんかったんだけれど、いいところですね。
早々に臨時駐車場に入り、フライト開始までまったりです。
会場までは15分くらいで歩けますから、浜に座ってのんびり日向ぼっ
こしていればよいだけ。
そうそう、今回は飲食屋台はなしで、グッズ販売だけやっており、
久々のお買い物が出来ました。戦利品が潜水艦のパッチというのが
謎ですが、私の知る限りこの手の出店で潜水艦パッチが出てくるのは
極めて稀。過去にどこで見かけたかしら?というのが正直なところで、
実際お店の方の話では、制作している神戸のお店はほとんど航空祭等
に出店しないそうです。いずれにせよ、とうりゅうは昨年、大鯨は今年
オン・ステージしたばかりの最新鋭艦なので、個人的にはいいおみやげ
になりました。
さて、オープニングは小松のF-15
2機でパスするだけですが、注目はお腹。
海を反射して青く輝いています。こういうシチュエーションはあまり
ないな。瀬棚島くらい?
機動はしないので、バーナーもなく、おとなしめではありますが、
久々のF100エンジンの咆哮がテンションを上げてくれます。
ワンパスだけだったのが残念な、舞鶴第23航空隊のSH-60K。
舞鶴押しな私としては、もう少し何かしてほしかったです。
お腹の青は映えたけれどさあ。
さて、これが飛んできたら本日のメインイベント、救難展示開始です。
28番はコンバットミッション仕様のU-125。結局洋上迷彩は定着しませ
ばOKなのです。
海から拾う訓練展示は初めてみました。これはなかなかいい絵が撮
れそうな予感。
サバイバーのもとへ向かうメディック。
いやいや、映画とかではありましたが、こんな場面が見られるとは。
そしてUH-60のダウンウォッシュが強烈です。
吊り上げ。
全く隙がないといいますか、さすが手慣れたものです。
ちなみに今回のサバイバーは人形です。
救命筏も回収します。
今日は天気も穏やかですから、コレくらいはお手のものでしょう。
公園の一角に着陸し、救助者をおろします。
あっさり着陸してしまいましたが、どこにどう下ろすか、実際には
思案のしどころでしょう。救難機が事故を起こすわけにはいきませ
んから。
救助者をおろして、RTB。
一瞬だけやんちゃぶりを披露してくれました。
おうおう、ヘリはコレですよ。前傾姿勢で低空をかっ飛んでくると痺れ
ますよね。
終わらないので、次回に続く。