P.S.出雲から 八雲立つ空へ-SP(Special Performance)

「八雲立つ空へ ~出雲空港写真ギャラリー~」を陰日向に支える、いわば増加燃料タンクのような存在です?

一年いろいろありました

2010-12-31 21:58:28 | 出雲的ヨタ話
個人的10大ニュース…
10位 久々の快挙?機材新規導入なし…デジカメ化してから物凄く機材更新が早くなっていますが、珍しく?カメラもレンズも新規導入なしでした。よく我慢したぞ、我ながら。

9位 車が池にハマる…いや、別に自分の車じゃございません。だいたい池なんて我が家ないし。うちの職場なんですけどね、ほんとに池にハマった車があったのです。警備員から連絡が来て驚愕しましたよ。しかも池があるのは裏庭なのよね。どうやって回りこんだんだか…。

8位 聖地巡礼、酷暑の松島を行く…50周年を迎えたブルーインパルス、折角だから棲家まで行っちまえ、ということでこの夏の遠征は松島。生演奏にのってのウォークダウンは素敵でしたが、思い出しても汗が出る、猛烈な暑さでした。

7位 新記録更新?怒涛の出張…後にも先にもこんなことはないでしょうな。9月3週目から11月3週目まで、毎週何がしかの出張が入ってました。定期的に何処かへ行く、ということではなく毎週(酷い時は毎日)ジャンルの違うお仕事。関西圏が多かったのですが、某ホテルには都合11泊もとまり、いいお得意さんになってしまいました。

6位 蜃気楼を見に某国へ…ドサクサ弾丸ツアー、結構楽しかったです。ミラージュかっこ良かったです。

5位 テレビ出演で、隠してきた趣味が職場中にばれる…厳密には隠してないんだけどね。職員文化祭とか写真出してるし、ある程度の人はこのブログも知ってるし。誰も見ていないと思ったのに、あんなマニアックな番組を普段から見ている人が多いのにも驚いた。そして翌日のメールチェックして笑った。
「米子空港に魂売りやがって」
弁明しておくと、個人的には縁結びとか、出雲空港はちゃんとアピールしたのですよ。プロデューサー的にツボだったのが米子だっただけで。

4位 GG2サヨウナラ、XVこんにちは…苦節10年を共にしたカバが去り、新しいインプがやって来ました。予想通り?あんまり売れていないようですし、どうやら新型エンジンに合わせて来年にもフルモデルチェンジの模様。SUBARUの「内緒にしたい」歴史がまた一つ増えそうな予感ですが、車自体は結構いいですよ。私自身は後悔してません。

3位 もう二度とないか?ブルーインパルス大社飛来…未だに何があったのかよく分からない(笑)大社海原祭。理由はともあれ、予行も含め2日間十分堪能させてもらいました。逆光だったのが写真派には残念でしたけどね。

2位 中欧行脚の旅完遂…それこそ十代からの念願であったチェコ、スロバキア、ハンガリーについに上陸。空港での成果はともかく、プラハの石畳を歩き、教会を巡り、至福の時でございました。だいぶん観光地化しているとはいえ、東欧の街並みはやっぱり独特の空気が漂います。また行きたいもんです。

1位 鳥インフルエンザ発生、その時…「これは大変だわ」と思ったものの、まあそれだけ。普通はそうかもしれないのですが、いやいや、そうはいかなかった。非常召集発令、当方も動員(ハシタ仕事だけど…)。いきなり身近な事態に。最終的に終息宣言の出た27日0時までに、いったい延べ何人の人が頑張ったのでしょう。おそらく数千人規模だと思うのですが、その中のたった一人に過ぎない自分も結構しんどかったです、たかだか1日加わっただけですが。関係者のご苦労がほんの少しかも知れないけれど、分かった気がします。(そう考えると長期化した宮崎とか、大変だったろうと思う)願わくは、もう次は発生しないでほしいです。島根に限らずね。

最後に来た大雪

2010-12-31 12:02:54 | 出雲空港なネタ
大ラスで来ました大寒波。もはや辺り一面真っ白です。

10時台の出雲空港。
何も見えんじゃないか…。
柵の向こうには管制塔があって、その距離は200m位だと思うが、何も見えない。というか、外に出た瞬間に全身真っ白になるので、カメラ持って外に出られず。
除雪車も脇で待機中だが、もうそういう次元ではなさそうだ。見る見る積もってくから。
残念だが、今日はもう駄目じゃないかな。帰省客で満席だろうに…
ということで、東京、大阪からまだ1便も到着できてません。したがって折り返し便も欠航確定で、現時点でお昼便往復までアウトになってます。とはいえ、代替交通機関も厳しい状況です。JRは山陰線、伯備線、木次線、ことごとく運休もしくは大幅遅延中です。山陰道、米子道、松江道、いずれも冬用タイヤ規制です。お出かけの際はご確認を。一般道もだんだん道と路肩の区別がつかなくなってきています。お気をつけください。

もはや飛ぶ飛ばないのレベルではありません。JALとしてもこの東京行き初便だけでも飛ばしたいところでしょうが、機体のデアイシングすらまともに出来ない状態なので、気温が上がってこない限り厳しいでしょう。安全第一ですからね。
ターミナルの混乱状況を見ると、なんとか一便だけでも飛んで欲しいのですが…。

今年はじめて役立って、ちょっと嬉しかったり…ダークグレーにゴールドってちょっとなあと思っていたのですが、意外と渋い色だったので、これはこれでよいかなと。

新竹基地デモフライト その4(S-70)

2010-12-22 23:53:35 | 猛禽の宴復活版

JASDFの航空祭でも、お昼前後の一息ついた時間帯に登場する救難展示。余程の荒天でない限り飛んでくれることもあって、どうしようもない天気の際はヒーロー的扱いなのですが、全般に地味というか、お昼食べようこの時間、という扱いを受けることが多い気がします。
かの国のデモフライトは、あまり機動力を見せるわけでもなく、おとなしめの内容でありました。
こうやって普通にひとり吊り上げておしまい。
え?そんだけ?という感じです。某県の?救難隊の方がよっぽどブンまわして飛んでくれる気がしますね。ちょっと拍子抜けであります。

しかし、何故か人気があるのですよ、この機体。
記念写真撮ってる人が一番多かったかもしれない。この塗装が可愛いから?
よくわかりませんが、特に若い女性がキャーキャー言いながら写真撮ってました。なんでだろう。
隊員の付けていたパッチ。
黄色い浮輪にカモメマークです。いかにも救難隊という感じですが、ちょっと可愛すぎる気も。
S-70というと何のコッチャという感じですが、日本でいうところのUH-60ですね。例によって某アメリカの都合により、民生用のS-70という名称で導入されたようですが、中身はUH-60と何ら変わりません。
今回地上展示で一番期待していたのはE-2Kことホークアイ2000だったのですが、残念ながら来てませんでした。

新竹基地公開 番外編

2010-12-20 23:26:39 | 猛禽の宴復活版
何となく思い立って、表示画像を大きくしてみました。
いや、単純に改行とか調整がめんどくさかったからなんですがね。これで記事を書く方もかなり楽ちんになりました。
今回は11月20日の公開が諸処の事情でドタキャン(かの国ではよくあるそうです)になった関係で、この時期に開催となりました。お陰さまで、
「さすがに連続延期はないだろう」
といういい加減な発想で急遽出陣と相成りました。
笑っちゃう話ですが、そもそも新竹ってどこよ?っていうのが正直なところでしたので、夜な夜なwebを検索し、本屋で旅行ガイドを立ち読みし(ソウルの時は買ったのだが、なんと今回は買うこともやめた)、行き当たりばったりで計画したのでありました。
そうそう、最初に飛行機のチケットが取れちゃったのがいけないんだよね。取ってから、空港までどうやっていくんだ?、休みは何日必要?(たった1日で済んだが)、宿はどうするよ、という感じでドタバタと準備をしたのであった。

実際、旅行前のドタバタが楽しみの半分位を占める気もする。乗り継ぎが上手く行くように頭を捻ったり、ちょっとでも安い方法を探したり。まあ実際に旅に出ると、予想外の状況に填ってまたじたばたするんだけど…

ということで、なんかあまり深く考えることもなく?新竹に着いたのだった。帰りも物凄い乗り継ぎだった割にあっさり帰ってきたのは、既に書いたとおりだ。
しかし思い出してみると、結構珍道中だった気もする。
高鐵窓口のおねーさんはこちらの指示と違う列車の指定券をくれたし、ホテルではLANケーブルが常備してなくて街中を駆けずり回ることになった。空港行きの臨時バスは、百里基地も真っ青の大渋滞に填って一歩も動かず、結局八割方の行程を降りて歩いた挙句、オープニングフライトに遅刻した。関空ではベイシャトル行のバスが時間前に発車してしまい、タッチの差で乗り遅れた。新幹線は九〇分超の大遅延。
およそまともでなかったかもしれない。
でも、気がつけば何とかなっていた。自分で何とかした部分もあるし、地元の親切な人達に助けられたことも多かった。ほんとみなさん親切でしたよ。
バスの料金が分からずにハマった時も、近くのおばちゃんが教えてくれた。泊まった安ホテルは猫耳をつけたおねーさんがフロント係という、そういうホテル(笑)だったが、バス停の位置やらおすすめの食堂など一生懸命教えてくれた。
「カーパーク」を連呼するターミナル連絡バスの案内おばさんにはビックリしたが、「このバスはカーパークにしかいかないから、そこから降りてターミナルまで歩け」と親切に教えてくれていたのだった。(理解するのにバスを一本やり過ごしたという、お馬鹿な展開)
おお、いろいろ思い出してきたぞ。グッズ売りのおっちゃんは「来年もぜひ来てくれ」とか言いながらオマケしてくれたし、「経国が離陸するからカメラ構えろ」などとちょっとお節介な兄ちゃんもいた。
いろんな人の世話になったもんだなあ。また来年行ける、かな。

新竹基地デモフライト その3(F-16)

2010-12-18 23:25:50 | 猛禽の宴復活版
第3回はRoCAF(どうも正式にこう書くらしい)の真打たるF-16である。

以前書いたように、右往左往した挙句入手したF-16は初期型のA/Bシリーズで、今となっては少々非力だがまだまだ第一線級である。
実際、レーダーはアップデート版であり、AIM-120空対空ミサイルでのBVR戦闘や精密誘導爆弾の運用能力もあるようだ。(というかJASDFは大丈夫か?)

ナイフエッジパス。
基本塗装はUSAFと同じだと思うのだが、この補修跡の汚さは何なのだろう。
メンテナンス後のタッチアップ方法の差なのかもしれないが、妙なまだら模様だ。
USAFのパシフィックデモチームでもおなじみの?ハイGターン。これを見てしまうと、IDFは厳しいなと思わずにおれない。
エンジンはA型オリジナルのままだが、それでもIDFのF-125×2発よりもパワーがあるのだから比較にならない。
小さくて絵にならんといわれるF-16も、回る位置が近い分、少々トリミングすればこれくらいは撮れる。
ちょっと珍しい構図だが、注目すべきは翼端のベイパートレイルの位置。
会場背後から低空で飛び込んで来て、頭越しに引き起こしたところなのだ。
周囲からも大歓声が上がったが、これは迫力がある。ファインダー越しにもブラストが迫ってくるような勢いがあり、鳥肌もののフライトだった。もうちょっと「らしく」撮れててほしかったんだけどなあ…お天気はこの時間が最高だっただけにね
着陸後、歓声にこたえるパイロット。
オレンジのフライトスーツが今となっては懐かしかったりしますね。F-16とミラージュは2回飛ぶ予定だったのですが、F-16は一回で終わってしまいました。天気は回復してたのにねえ。
しかしこの人ごみだからねえ、写真撮影結構大変なのだ。朝の渋滞も閉口したけれど、エプロンの混雑もなかなかのものでした。

新竹基地デモフライト その2(F-CK-1)

2010-12-17 23:43:21 | 猛禽の宴復活版
折角なので第2弾にいこうと思うのだ。
今日のお題はこれだ。
先般はずいぶんと失礼な発言をしてしまったので、ちょっと申し訳ないのだが、正直ベースでもうひとつでした。
想像ではもう少し軽快に飛ぶと思ってたんですがねえ。




まさかとは思ったが、こちらもテイクオフ後いきなりロール。
何となく予感がして身構えていたらその通りだった。ただしロールレートはかなりミラージュに劣る。
別に真似しなくてもイイと思うのだが、国産の意地なのだろうか。

360°ターンを見せるIDF。
旋回半径はけして大きくないが、回るのにちょいと時間がかかる。写真撮るのには楽なんですけどね。
この構図で見てもどこかで見たような、違うような、微妙な雰囲気が漂います。



ラストがダーティー形態での機動というのが、またミラージュの真似っこなのだ。
激しくデジャブーな感じである。
この展開はもしや…
やっぱり…
さすがに脚出したまんまでロールはできないみたいだが、やってることは同じ。
この国ではデモフライトの内容は機種ごとでも飛行中隊ごとでもなく、みんな同じなのだろうか?
半埋込み式のミサイルランチャーが目立つのだが、これ、2発しか積めませんよね。
こうして前がちに見ると、顔が俯いて見えるというか、つんのめって見えるのが特徴ですね。
胴体が薄っぺらで垂直尾翼だけドンとおっきいのも特徴。
空力的に洗練されているとは言いがたいが、一度みたら忘れない飛行機ですね。

帰ってきましたよ

2010-12-13 00:11:44 | 猛禽の宴復活版
新幹線は新幹線でもオレンジ色した弟分?のデッキの写真です。まんま700系ですな。新神戸から乗った90分遅れののぞみ号は、同じ700系だったから間違いない。
よくみると結構違うみたいなんだけど、スピーカーの蓋がおんなじだったのには笑った。
よりによってB席を引いちゃったので(3人掛けの真ん中)デッキから風景を眺めてたのですが、まさか10時間後に本家700系のデッキの同じ位置に立つとはねえ。

しかし冷静になってみると本日の乗り換え数、めちゃくちゃになってました。
折角だから全部書きだしてみることにします。

8時半
 ホテル発   徒歩   六門市場
 六門市場  連絡バス  高鐵新竹駅
 高鐵新竹駅  高鐵   高鐵桃園駅
 高鐵桃園駅 路線バス  第一航廈
 第一航廈  連絡バス  第二航廈
 第二航廈   JAL    関空
  関空   Wシャトル 関空本館
 関空本館  連絡バス  関空(港)
 関空(港) ベイシャトル 神戸空港(港)
神戸空港(港) 連絡バス 神戸空港
 神戸空港駅 ポートライナー 三宮駅
 三宮駅    地下鉄   新神戸駅
 新神戸駅   新幹線   岡山駅
 岡山駅    やくも   松江駅
 松江駅    タクシー  駐車場
 駐車場    自家用車  自宅

これ、一日がかりとしては個人的新記録かもしれない。
昔小田急全駅で入札してもらうラリーに参加したけど、そういうのを除けばダントツな気がする。
第一航廈→第二航廈は明らかに当方のミスで、間違えて降りちゃったんだが、新幹線は人身事故の影響で乱れてるし、いろいろと障害があったにもかかわらず、これだけの乗り継ぎが成立しているのに驚く。 
まあ、当の本人は冷静になるまで何とも思ってなかったんだけどね。

2010新竹基地デモフライト その1(Mirage2000-5)

2010-12-11 23:04:53 | 猛禽の宴復活版
せっかくなのでミラージュ2000特集でいきましょう。
お出かけ先なので画像処理はちょっといい加減(ソフトが簡易だし)ですがご勘弁を。
ミラージュはすべて新竹の第499戦術戦闘機聯隊に集中配置されており、41,42,48飛行中隊が運用している。
ちなみに48中隊は写真の複座型を使用する訓練部隊のようだが、ミサイルてんこ盛り状態から分かるように、いざとなればインターセプトに向かうのだろう。
おなかに抱えているのはミラージュの必殺技(技なのか?)MICA空対空ミサイルである。BVRでの撃ち合いを可能にする新型ミサイルで、これがあるからこそ、ミラージュが有効な戦力として機能するといっても過言ではない。
新竹のミラージュはシェルター運用されている。
日本ではあまり見る機会はないが、海峡を挟んで本気のにらみ合いが続く状況では必須なのだろう。
ただしこのシェルター運用、撮影にはまったく不向きである。今回もソロフライト機以外は、滑走路の向こう側のシェルターから出て、お帰りも向こう側だったので撮影する側は手のうちようもない。
ちなみにエプロン側のシェルターはすべて空っぽであった(徹底している)
度肝を抜く離陸直後のロール。
いきなりやられても撮れないよ、こっちは…
尾翼のないデルタ翼ながら、とにかくくるくるとよく回る。
贔屓目過ぎるかもしれないが、F-16より機敏かもしれない。
イメージしていたよりもずっと軽快に飛んでくれる。
上昇力も侮れない。
ダッシュ力ではちょっと分が悪そうだが、スピードに乗りさえすればハイレートクライムも軽々とこなす。
コンパクトな機体だけに、この角度では翼ばっかりに見える。
いかにもミラージュ一族らしくてすばらしい。
おいおい、何とかも休み休みというじゃないか…
着陸態勢に入ってから、またロール(しかも2回)。
デモフライトでロールが制限されるどこかの部隊とは大違いです。(やれとはいいませんがね)
しかし機外装備なしのクリーン状態とはいえ、こんなことができちゃうのですねえ。どんな機体構造してるんでしょう。何Gまで掛けて大丈夫なんでしょうねえ。
威風堂々のタキシング。
本家のミラージュと違って、空中給油用のプローブが無いので顔つきもちょっと精悍かもしれない。
(なんかあれ、無精ひげみたいに見えて好きじゃないんだよね)
いやはや、結構好きかも、この飛行機。少なくともF-15やF-2,F-16にない魅力がたくさん詰まった機体ですね。
デモを終えてご挨拶。
ミラージュグッズ売店のおっちゃんに聞いた話では、ちゃんとデモ要員のパイロットチームがあるそうです。
そりゃあ誰でも飛べるはずはないけれど、ミラージュのデモ要員がいるってすごくない?
フランスでやったらダッソー・アビアシオン社のパイロットが飛んじゃいそうだし、これはこれで貴重かもしれない。チリとかインドだとどうなんですかねえ。
<>高AOAもものともせず、ぐいぐい飛んじゃうミラージュですが、実態としてはかなり厳しいようですね。ネットで検索してもあまりいい評判は出てこない。
ミラージュ、F-16、F-CK-1と似たような機体規模の戦闘機3種を運用するなんざ、事業仕分けでぶった切られても仕方がないレベルでしょう。
実際、装備品やらバックアップ機材やらが丸ごと別個に必要なフランス機は、運用上も相当負担になるはず。空自がかたくなに欧州機を拒むのも、そんな状況を嫌がってるのだろうね。
でもMICA6発を抱いて迎撃に上がれば、E-2Kの適切な管制を受けられるのが前提としても、一線級の戦闘機と渡り合うことも可能でしょう。
撃ったもん勝ちですからね、BVRなら。
F-16の新型が配備されればリタイヤもしくはモスポールという話もありますが、まだまだがんばってほしいものです。

新竹基地公開

2010-12-11 18:54:34 | 猛禽の宴復活版
お天気が心配されましたが、徐々に回復。午後には晴れ間も見られて、一年の締めくくり(個人的に)にふさわしいエアショーとなりました。
しかしねえ、兎にも角にも蜃気楼ですよ蜃気楼。東南アジア(ごめん、アジアだと他にインドが持ってたよインドが。)で唯一の配備基地である新竹。ホストとして十分過ぎるくらいに暴れてくれました。
テイクオフからいきなりロールですよ。
遥か彼方でよく見えないのにまだロールしてるし。
足出したままよいしょっとロールしてランディングですよ。
やりすぎですわな。
何じゃこれ戦闘機でも筆頭?格のF-CK-1.通称「経国」。
F-5とF-16のアイノコ見たいな飛行機ですが、例によって某アメリカ合衆国がすったもんだの末まともな飛行機を売ってくれなかったため作った国産機であります。
F-16は売らないけど、会社は技術提供してよい、って実にひどいやり方だと思うのだが…
後にF-16も売りつけるわけで、まったくもっていいように振り回されちゃったわけです。どっかの国とそっくりだな。
おかげでこの中途半端な機体は、やっぱり中途半端な用途にしか使われていないのだが、アップデート機が計画されるなど、当面ご活躍の予感である。
でもやはりこの日のデモフライト3機種の中では最も見劣りした。ロールレート低いね。

今回ナイスだったのはとにかく近くで飛んでくれたこと。久々にソロフライトで画面からはみ出す距離を堪能できた。いずれも軽戦闘機だから、機体との距離は近いといってよいだろう。
これくらい近くでバリバリ飛んでくれたら、自衛隊の航空祭も盛り上がるでしょう。安全上の問題とか、いろいろあるんでしょうけれど、久々にしびれるフライトを見せてもらいました。
ちなみに、この新竹基地、その昔特攻隊が出撃したという点でも日本と縁のある基地なのですが、それらしき面影は皆無でありました。

宮川魂も生きて帰ってきた

2010-12-05 23:40:45 | 宇宙戦艦ヤマト
正直言って、
実写版?
ソレはナイだろう…
そう思ったのは私だけではないはずだ。原理主義的にヤマトを愛して止まない方には許せないレベルなのかもしれない。
実写版ヤマト、見てきました。
実際に見てみると案外ちゃんとしており、内容は当然ながらパラレルワールドなのだが、アニメからうまくエピソードを拾いつつ仕上げているので、予想外に面白かった。監督以下、スタッフも好きなんでしょうね、ヤマトが。そういう愛情は強く感じましたね。

そしてすごく心配だったのが音楽。宮川さんも羽健さんもいない今、どうするのと。
現代的にアレンジされながら、ちゃんとヤマトでしたよ。それだけで泣けた。復活篇でも音楽はかなり苦労してましたからね(いきなりクラシック使ったりしてますから)。宮川さんにとって本意かどうかは分からないけれど、ちゃんと魂は受け継がれていると思いました。作ってる世代も「宮川ヤマト」で育ったわけだし、こうでなくちゃね。

無論、
そりゃないだろう…
と呟きたくなることは幾度もあったのだが、それは人それぞれというところだろう。エンディングもね。
個人的には、
「ワシはヤマトの艦長だ。艦長は艦と運命を共にする権利がある。」
こっちがよかったなあ。若いもんは生き残らにゃいかんのです。
はい、少数意見だと思います。前に書いたけど、自爆しないで普通に波動砲撃てば良くね?とか、坊主になる前にすることがあるだろう!とか、いろいろありますが…完結編イズマイベストなので、当然です。(笑うなよ)
残念ながら劇場で見たのは完結編が唯一なのだから仕方がない。夕方テレビで見たのは何度目の再放送か分からないし、そういう意味での感情移入度はちょっと低いのだよね。

今作で残念なのは、折角VFXてんこ盛りなのに全然重厚さがないこと。あえて軽快さを出したかったのかもしれないが、主砲が左撃って振り向きざま右撃った時点で脳内映像と乖離した。
あの主砲どんなターレット構造してんだろう(笑)。照準も自律制御なのか?
ぐうぃ~~ん、ぐお~~ンと旋回して、仰角つけて、バシュ~~ン!!(砲身が後退、次弾装填←そこまで求めるのか)
これがないと寂しい。すごく寂しい。多分、坂巻もボタン押す際の気合が違うと思うんだけど。
そして、ヤマトを至近からじっくりナメるカットが全然ない。これが辛い。アニメのヤマトって、向こうからやってきて、横をすり抜けていって、後ろ姿が去っていく、このただ通り過ぎるだけのシーンで圧倒的存在感と重量感を残してくれる。細部までよく出来てるのにそれがないんだ、今回の映像。すごく残念だ。ひょっとしてスプリンター防御の薄っぺら装甲なのかねえ。
セル画では正直精密感とは無縁なのだけれど、映像で見ると物凄い。三十何年も前のアニメですからね、これが。改めて偉大さを感じるね。