P.S.出雲から 八雲立つ空へ-SP(Special Performance)

「八雲立つ空へ ~出雲空港写真ギャラリー~」を陰日向に支える、いわば増加燃料タンクのような存在です?

年越し前 短信

2022-12-30 19:00:55 | 出雲空港なネタ
もう30日か。
今年もわが社は平常運転なんで、当方の仕事も年末年始パラパラ出勤です。
あっという間に1年経ちましたが、結局仕事バタバタでここの更新のテン
ションも低かったですね。
そういえば今年、飛行機モデル買ったかしら?と履歴を見たら、なんと
海外からの到着便ゼロでした。無論発注もゼロ。
それでも普通に暮らしていけるのだという現実に笑いますが、流石に円安
強力すぎましたね。コロナ禍で単価自体も上がっているので、お値段が1機
で1万円を超えてきたりするのですよ。1/400のモデルは数集められるのが
最大のポイントなので、これは続かない。ちょっと潮時かなと思ったりもし
ました。
その分今年はJAL旅客機コレクションが順調に出たので、モデル自体が増え
なかったわけではありません。これは二度と無いなというような製品も出ま
したし。在庫過多ですが、少しずつレビューしていこうとおもいます。

ちなみに残り8回のラインナップも発表されましたが、満を持してDC-10-30
がラインナップされています。どうせだから,JAS/HLQ2機セットで出しませ
んか。

イタリア侮れず ITA就航

2022-12-29 00:10:29 | 出雲空港なネタ
全く無自覚でしたが、11月6日が初就航だったそうです。
タイミング的に第3ターミナルに行くのは無理と判断、逆光は仕方無し。
こういうカッコいいロゴをしれっと採用してくるから、イタリアは侮れん。
しかもブルーのメタリックですぜ。
順光だとぐうの音も出ない美しさ。後部のみアクセントとして文様が
あしらわれている。A350も似合っているけれど、これのジャンボが居っ
たらなあ…カーゴ飛ばさないかしら。
この美しさを維持するのは大変だと思うのだが、いずれにせよ今旬な機
体なのは間違いない。(とりあえずモデルが欲しい)

フリートウィーク 2022 その4

2022-12-20 20:39:46 | 観艦式2015
本来はここでお仕舞のつもりだったのですが、幸か不幸か実家に戻る
急用ができたので、11月初旬上京しました。残念ながら前も後ろもガ
ッツリ仕事で、艦艇公開にも事前訓練にもいけませんが、上京便が11月
6日の2目便です。
これって観艦式本番が上空から見えるのでは?

正直かなり厳しい状況でしたが、雰囲気はわかりますよね。
左側窓際の座席を選んだのは正解。
さて羽田到着後、どうするか。横須賀港でお帰りを待つのが第一候補
ですが、帰ってくる時間が全然読めません。事前訓練時の寄港時間は
だいたい把握できたのですが、どうもその時とは動きが違うのです。
役目を終えた艦はさっさと浦賀水道に向かっており、外国艦の多くは
むしろ南方へ退避しています。再会が楽しみだった護衛艦しまかぜは
伊豆半島方面へ離脱、お帰りのようです。
そこで浦賀ドックから出るという大型船見学クルーズ(臨時便)を
チョイスしてみます。このクルーズ、ほんの数週間前に急遽企画された
もので、浦賀ドックを出て浦賀水道界隈で行き来する船を見て来るとい
うもの。コースを見るに浦賀水道界隈には40~50分は滞在しそうです。
浦賀ドックに着きました。
出向時間が30分刻みで2便あり、大いに悩みましたが、15時便をチョイ
ス。護衛艦いずもの浦賀水道進入時間に確実に重なる時間です。
そうこうするうちに陽炎の向こうを先行する護衛艦ひゅうがが通過。2匹
のドジョウはいなかった…
ちょっとガッカリしつつ出港です。
ところが…
一足先に横須賀港に戻っていた護衛艦あたごが南下してきます。
何という幸運。まだ陽炎の彼方ですが、確実に横を通過するのがわか
っているので、焦る必要もありません。
そして前方には真打ち登場。
役目を終えて帰投してくる護衛艦いずも。浦賀水道では12ノット制限が
あるので、ゆっくり前を通過します。
非常に近いので画面からはみ出ます。そういえばロービジ化してからは
初めてですね。
多少とも「いずもを作る」の参考になるだろうか。
いずれにせよ、でかいフネを間近で見られたのは良かったです。やはり動
いているフネに出会えるこのクルーズ選んで正解。
続いてやってきたのはなんと潜水艦。しかもこの潜望鏡と後部のスリ
ットは、たいげいクラスの特徴。
最新鋭艦たいげいの登場です。これも件のパッチを入手してからの必然
なのだろうか。傾きかけた日差しに美しく輝いて、これもいい絵が撮れ
ました。
X舵もおなじみになってきましたね。今年の艦艇公開時には、潜水艦にも
関わらず一般公開(上に乗るだけですが)されたというのも驚きでした。
次の機会にはは是非乗ってみたいですね。
浦賀水道は過密地帯なので見張りも気合が入っています。
が、この時左に見えていたのは…
南下する護衛艦あたご。
イージス艦らしい角度の付けられた艦橋が、斜陽に映えます。
これまた至近を通過。マスト上の各種アンテナのディテールもしっかり確
認できます。
それっぽいの撮れたかも。これからも日本を頼みます。
CIWSがこっちを見ている(笑)
浦賀水道を抜け、増速を始めます。
あっという間に引き離されました。
遥か遠方には、たまたま通りかかった?CVN-76 ロナルド・レーガン。
艦載機てんこ盛りですね、これは。
無事浦賀ドックに戻り、京急で帰るついでに汐入で降ります。
最後まで着岸待ちをしていた護衛艦ひゅうがが入港してきます。
なんとなく絵にはなっていますが、実際は真っ暗です。
先に着岸した護衛艦いずもと並びました。
さて、これにて今日は終了。横須賀駅から帰宅です。
いろいろありましたが、クルーズのチョイスはおそらく間違っていな
かったのでしょう。楽しい一日でした。

フリートウィーク 2022 その3

2022-12-18 19:51:33 | 観艦式2015
しまかぜをあとに次へ向かいますが、この日岸壁との橋渡し役
を務めていたのは、元練習艦せとゆきでした。
リタイアしてから10ヶ月経ち、かなり色褪せてきていますし、76
mm砲身は撤去されていますが、艦橋からマストにかけては往年の雰
囲気のままです。
桟橋を挟んで係留されているのは元練習艦しまゆき。こちらは砲塔自体も
撤去済みです。時代の流れと言われればそれまでなのですが…。
八八艦隊の一翼を担った、はつゆきクラスの真骨頂?でっかいヘリ甲板と
格納庫(練習艦時代は講堂)は健在。艦の大きさを考えると、かなりの部
分をヘリ運用に当てていますからね。手前のシースパロー八連装発射機も
残されています。
続いて次に進みます。練習艦かしまも気になるところですが、今回は
非公開。後甲板から補給艦とわだに渡ります。
実は補給艦に乗ったのは初なんです。この門型ポストといい、各種
ホースやウィンチ類のごついこと。
護衛艦とはまた違う迫力がありますね。ちなみに次に建造されたましゅう
クラスは門型ポストをやめ、ステルス構造の艦橋に変わってしまったので、
かなり現代風(個人的感想です)。大分雰囲気が違います。
今年二隻が相次いで竣工し、話題になったYTOこと油槽船 1号と2号。
自衛隊が自前で持つことになった、内航用タンカーです。
まあ、そのとおりですね。軍艦色(海自色)にこの文字は新鮮ですけれど。
さて、最後はこの艦。

輸送艦しもきた。
さすがにくたびれてきたのだが、乗ったことがないので頑張ることにする。
乾舷が高い…
更に艦内を1層上がって甲板に出る。そこからエレベーターで艦内へ降りる。
なんでこんなのが載ってるんだ、という突然の出会い。
いやはや、初めてみましたよ。いろいろとサブタイプがあるようですが、
すいませんけれど全然知りません。あまり興味もないのです。
むしろこっちよね。LCACも初めて乗艇。
分かっていたことではありますが…
この無骨さ。戦争の道具として突き詰めるとこうなるんだろうね。優雅さの
かけらもない。同じ洋上を住処とするとは言っても、護衛艦とは別物だ。そ
う、彼女らは洋上に存在していること自体にも大きな意味がある。国際親善
であったり、抑止力の象徴としてだったり、実際に戦うこと以外の役割も持
っている。LCACにはそんなものは求められていない。
一切無駄のないマシーンです。
そんなつもりは毛頭なかったのだが、実物を見て、乗って、いろいろと考
えてしまったなあ。
一番は、ここに座るのは嫌だなと思ったことかな。

フリートウィーク 2022 その2

2022-12-11 18:31:01 | 観艦式2015
もう遥か前になってしまいましたが、秋といえば観艦式とフリートウィーク。
今年の観艦式は公募もなかったのですが、何もなしも寂しい。
そんなわけで、最も行きやすく、いろいろ見られる呉基地に出掛けてみます。
10月22日は3隻が公開予定、かつ前日にカナダ海軍のフリゲートが入港した
こともあり、結構楽しめそうな予感。今思えば、観艦式の年は大抵呉に船を
見に行っています。
受付に間に合うよう、夜半に家を出ましたが、開門時の列は50名弱。
思いの外、長閑です。記帳・検温を済ませて、まずは目の前の岸壁に向かい
ます。

まずは掃海母艦ぶんご。今回は艦内非公開です。向こうには
護衛艦さざなみがいますが、ほぼ見えず。まあ仕方がない。(この写真は
外から撮影)
先端まで行って良いというので、そのまま前進します。
おお、いたいた。
カナダ海軍ウィニペグ(ハリファックス級フリゲート)
写真ではちょっとわかりにくいが、護衛艦とはちょっとニュアンスの違う
グレー塗装がかっこいい。
艦のエンブレムはバッファロー。艦名のプレートがピカピカに磨かれている。

艦尾にはヘリ格納庫を装備。全体的に背が低く、護衛艦を見慣れた目からす
ると、いろいろと気がつくところが多い。
向かい側には同じくバンクーバー(ハリファックス級フリゲート)。
両艦とも補給作業中ではあったが、手すきの乗員はなかなかフレンドリー
で、手を振ってくれたりした。いつもながら、ちゃんと英語が話せれば
なあ…と思う瞬間ですね。

体験航海に出港する掃海艦えたじま。昨年就役した新鋭艦です。
船体がFRPというのがポイント。確かにイマドキ木製というわけにはいき
ませんわな。
そして個人的真打ち登場
練習艦しまかぜ

ぜかましさん、イージス艦の増備に伴い練習艦なのね。
時の流れを感じますが、当方イチオシの5インチ砲搭載艦が残っていると
いうだけでも嬉しかったりします。
まずは後部の52番砲。ちなみに練習艦改装時に機能を失ったそうで、残念
ながら撃てません。
訓練用?に残してあるそうです。
おなじみの3連装短魚雷発射管。撃てるのかどうか聞き忘れました。
可動部を見るに、回すことはできそうです。
8連装アスロック発射機Mk112。これもVLS全盛の今、見る機会が減りまし
たね。
艦橋下から再装填できるようになっています。
そうなんだから仕方がないのだが、練習艦なのかあ…
前部51番砲は健在です。73式54口径5インチ単装速射砲といえば、個人的に
は観艦式の空砲が目に焼き付いています。平成27年度の担当艦はこのしま
かぜでした。今年度の観艦式に馳せ参じたのはそれでかな?と思ったので
すが、実際撃ったのでしょうか。LIVE映像には多分なかったですね。
はたかぜクラスと言えば、やはりスタンダード単装発射機Mk13 も見逃せ
ない。ご覧のように、いつも公開時にぶら下がっていた模擬弾は無し。
残念ながら、改装時に機能を失ったそうです。誘導用のイルミネーター
は艦橋上に残っているのですが…残念。

*詳しい方から「有事の際のために機能も残しているはずだ」とのご指
摘を受けました。なるほどごく最近まで現役のDDGだったのですから、
イザとなれば復帰できる状態にしておくというのは一理あります。
ただ、少なくともMk13に関しては最近旋回した様子は全く無く、ミサイ
ルランチャーの部品の劣化も進んでいましたので、SM-2を積んだら即
応体制に、とはならないと思います。おそらく、現状は機能を失ってい
るので撃てない、ということなのでしょう。

これまたはたかぜクラスのチャームポイント、ごっついブルワーク。
たちかぜクラスとイージス艦に挟まれ、ミサイル護衛艦として甚だ中途半端
な存在になってしまった薄幸の姉妹ではありましたが、その分他の護衛艦に
ない独特の雰囲気を持っており、私は好きなんですよね。まあ、5インチ砲
2基搭載というのが一番なんだけれど(そういう意味では、はるなやしらね
クラスも好き)。

さて、ツラツラと伝聞調で書いてきましたが、艦首で説明担当だった方と
かなりお話の時間を頂いてしまいました。そんなつもりはなかったので
ことをお話したところ、そこから話が盛り上がってしまい…。あの時、私は
訓練支援艦くろべに乗せてもらっていましたが、同じ横浜新港を出港した潜
水艦救難艦ちはやに乗艦されていたのだそうです。くろべへの招待客誘導も
されたそうで、お会いしていた可能性が高そうです。
艦はこの後、観艦式に向かうとのこと。訓練航海から戻って日がなく、再塗
装が仕上がっていないそうで、晴れ舞台にはもう少しお色直しをしてから出
掛けたい、と笑っておられました。
この日の公開は驚くほど人が少なく、温かい陽もさして本当に長閑だった
ので、そんなお話も出来たのでありました。

あら、全然終わらないぞ。