P.S.出雲から 八雲立つ空へ-SP(Special Performance)

「八雲立つ空へ ~出雲空港写真ギャラリー~」を陰日向に支える、いわば増加燃料タンクのような存在です?

知らないうちに

2016-03-29 20:22:15 | 猛禽の宴復活版

アップデートされているというのはよくあるもので、UH-60Jの最新型はこんな感じで大分いかつい顔立ちになっている。去年導入されたばかりの機体で、コンバットレスキュー仕様として随分装備が充実した。


こちらはその相棒。
U-125Aの27号機以降はUH-60J同様、本気仕様になっており、主翼下のポッドと尾翼後方に設置されたミサイル警報装置(最新型UH-60Jにも同じレシーバーが付く)、お腹にチャフ/フレアディスペンサーを装備する。


さて、UH-60Jは永らく増備され続けているので、現行機もジリジリと改修もされている。一番わかり易いのが空中給油対応の改修型。1枚目の最新型と比べるとアップデートの度合いがよく分かるのではないかと。


ノーマル型だとこうなる。


更に旧塗装。
こうして見比べてみると、UH-60Jに何が求められてきたのか、想像できて興味深い。

松江城国宝記念

2016-03-29 00:10:04 | 出雲的ヨタ話

天気も良かったので、土曜日はちょっと覗きに行ってみました。
国宝記念のホーランエンヤ・ミニバージョンです。
馬潟だけの出船なので、フル・バージョンに比べると物足りないのかもしれませんが、それでも裏方を含めて100人以上招集が掛かっているらしく、地元はけっこう大変だそうです。

ところで、当方はホーランエンヤも含め、こういう祭事系、神事系の撮影に行く事はほとんどありません。興味が無い、と言うよりも疲れるんですよねえ。
年を追うごとに殺伐としてきているというか、雰囲気悪くなっている気がしますね。どこも年々酷くなっている。
一億総カメラマン時代なので仕方がないのかもしれないけれど…。
物凄い数の観客の中で、三脚をバーンとフルに広げて撮影する人とか、何考えてるんだか…。足を少し閉じるとか、手持ちにするとかいくらでもやりようがあるだろうに。
いい歳して罵声全開の人とかね。撮り鉄の(一部が)マナー悪いなんて話題はよく耳にしますが、今時の祭事・神事も大して変わらんですよ。それなりに人生経験豊富そうな年齢層が、意外にたちが悪かったりします。どれだけ立派な写真を撮られるのか存じませんが、情けないことです。

ということで、やっぱりこういう撮影は苦手だわ、と再認識。はいはい、大した写真は撮れませんよ。15分前に到着して手持ちで撮ってんだから(笑)

こっちのほうが楽しいや。

嗜好は変わるもので

2016-03-17 23:06:52 | 猛禽の宴復活版
歳とともに変化するのが当たり前かもね。


突然気になりだしたのがコイツ。
え、わかんないですか。

コイツです。
ロシアで見た時はあまり気にしていなかったのか、撮影が物凄く淡白でして、あんまりいい写真がない。
もっとも、飛んでいる機体はこの時だけしか拝めなかったうえ、お昼過ぎのド逆光だったので、これ以上上手く撮るのは難しかったのですがね。とにかくロシアかカザフスタンに行かないと見られない機体なので、十分ありがたい写真なのです。

MiG-31
長大なロシア国土を防衛するための、まさに要とも言える戦闘機である。猫も杓子も効率重視でマルチロール機化している現代にあって、最後に残った生粋のインターセプターである。マッハ2を超える速度で進出し、ザスロン・フェーズドアレイレーダーで敵機を補足、射程300kmを超えると言われるR-33/37ミサイルを叩きこむ。


飛んじゃうとよく分からないのだが、この機体、物凄く大きいのがお分かりいただけるだろうか。最大離陸重量46t、燃料スッカラカンでも22tもあるのだ。単純計算でF-15の五割増しですからね、ずば抜けてデカイ戦闘機。


博物館の飛べない戦闘機で申し訳ないが、ソロビヨフD-30Fエンジン。こちらもF-15などでお馴染みのF100エンジンに比べ、約五割増しの破壊的パワーをひねり出す。高出力すぎて(燃費も悪いしね)量産機ではMiG-31にしか使い所がなかったという…。エンジンノズルのデカイこと。


こちらは博物館収蔵機で、空中給油装置を持たないので、量産初期型と思われる。
カッ飛び番長の代名詞だったMiG-25の拡大発展版なので、1950から60年代の空力的に洗練されているとは言いがたい箱型胴体がそのまま残っている。昨今の何とも表現しがたい複雑な曲線とは無縁の潔さ。


R-33S(左)とR-37(右)
これがまた有り得ん大きさですねん。
そりゃあ、ミサイルキャリアがデカくなるわな。
F-14とフェニックスがリタイアした今、こんなジャベリンを振りかざすことに意味を見出しているのは、ロシアと中国くらいでしょう。AWACSキラーとしては使えると思うけれど…マッハ2クラスのインターセプターを運用する必要性は薄いですね。実際、R-37はSu-35等の次世代型フランカーでも運用できるらしいので、MiG-31があとどの程度第一線で運用されるのか、不透明ではあります。

とか何とか言いながら、無性に惚れてしまったのでありまして…
買ってしまったよ…
素晴らしい精密なモデルですが、当然ながら馬鹿でかいです。
組んでも置くところがないなあ。

シルバー10号機初飛来

2016-03-12 17:57:14 | 出雲空港なネタ

このところ出雲空港とも縁遠くなっておりまして…
体調は悪いし、忙しいというのもあったけれど、今日は久々いい天気だし…
ということで、つらつらとチェックをシてみると

FDAがJA10EJでフライト中!
こりゃ行かねばなりません。FDAの10号機目となる銀のエンブラエルは、この6日にブラジルを出発。大西洋を渡り、ドバイなどを経由して、9日に名古屋飛行場に到着したばかり。昨日就航したばかりの下ろしたてが、2日目にして飛んで来るのです。
流石にそこそこギャラリーが集まっておりましたが、この季節のこの時間が曲者。滑走路上ではどうやってもほぼ頭からしか陽が当たりません。
まあ、悩んでもしかたがないので普通に撮ります。暖かいのはいいけれど、滑走路上の陽炎がひどいです。


着陸はちょっと不完全燃焼だったので、順光サイドビューのみを狙って移動します。
よりによってプッシュバック直後に日が陰り、ハラハラしましたが何とか及第点。今シーズンもエプロンの嵩上げ工事が続いているので、エプロン界隈は何かと邪魔者が多く、手前にしろバックにしろワチャワチャした画面になるのが何ともねえ。絵的に落ち着きがあるのはT1界隈だけですね。


で、離陸はもうあきらめモード。
どうやっても顔まで陽が回らないので、普通に撮ります。がっつりマイナス補正でモノクロみたいに撮ってもよかったかもしれない。
ちなみにゴールドもシルバーも、順光時はマイナス補正が必須です。飛んじゃうと補正のしようがないからね。


陽が当たらないんじゃあこれが限界。
春以降で、太陽が北に寄ってからリベンジですねえ。夏には一日2往復になるようですが、その時はトップライトすぎるかも。
なかなか難しい。

ベトナムネタの在庫はない

2016-03-07 20:27:58 | 出雲的ヨタ話

困ったねえ、ということで同国の主力、同じフランカーファミリーでご勘弁を。
相変わらずNHKはアマちゃんというか、2点とっただけで喜んでるしなあ。ずっと点が取れなかったこと、得点直後にまたあっさり失点。褒められた話ではないでしょ。
アナウンサーとしては初めてまともにリードできて嬉しいのはわかるけどね、志が低くないかね。
内容的には過去三戦と何も変わっていない。危なっかしいバックパスといい、パス回しの雑さといい、サッパリですよ。
左サイド、左サイド、ダメなら中。そればっかりだね。右で2人フリーじゃねーか。
センタリングを放り込むと二列目まで突っ込んで行くから、セカンドボールが拾えない。
守備は相変わらず不安定で、プレッシャーが掛けられない。
いまハーフタイムですが、もう一点とられる気がしますぜ。

最悪の事態は避けられましたね。
全く手放しで喜べる状況ではありませんが。
しかしこの期に及んで宮間が出る意味があるのだろうか。5分やそこいらでは調整にもならないし、ちょっと意図がわからない。
後半は左だけではなく、右も使って活性化できていた。やっと川澄が生きた感じ。最後はベトナムも緊張の糸が切れてしまったから、ゴール数はあまり参考にならない。しかし何にせよ、これまでの3戦よりは、良いパフォーマンスができる自信が取り戻せたのではなかろうか。
最終戦も頼みますよ。

う~~ん、ブラジルは遠いね

2016-03-02 21:26:24 | 出雲空港なネタ
まあ、あれですね。
一時代終わったということでしょう。
ほぼW杯世代のままで数年間戦い続けてきたわけで、むしろよく保った方ではないだろうか。無論W杯世代の彼女たちがダメなわけではなく、次世代が伸びてこなかったところに最大の問題があるんでしょうが…。テストの機会は沢山あったが、確かに底上げになるようなニューフェイスは見当たらなかったですねえ。
メンバーの若返りを望んでも、ふさわしい選手がいないんだからしかたがない。
一年でこんなに変わるのか?なんて言われていますが、去年の大会も勝っただけで、かなり酷かったからね。点が取れずに、苦しんで苦しんで、最後に帳尻が何とかなっただけ。今回はそれが何とかならないで試合が終わっているという違いでしかない。

何がいけないんだろうなあ、と思って3戦目も見ているわけですが…
上手くいっているところを探すほうが難しい。

パスの精度が悪い
びっくりするくらい連携が取れていない。若手を外した理由が霞む。

寄せが甘い
解説はかなり抑えめに言っているけれど(NHKだからねえ)、全然プレスにならない。相手のパスもセンタリングもはほぼどフリーだ。

判断が遅い
ボール収めてから考えるのが流行りなのか?
1戦目から気になるのは、とにかく危険な位置での不用意なパスが多いこと。流れが悪くても、多人数でも寄せられてもボールを繋ごうとする。で、ボールロスト即ピンチ。無理しないでクリアすれば、間が作れるんだけどな。

流れが来ても決めきれない
これはいつものことかな。

困ったねえ。ことここに及んで、監督としても手の打ちようがないと思う。

あ、川澄出るのね。
申し訳ないけれど、私が一番ガッカリしているのが川澄なんだよなあ。
彼女は前へ前へ行けるのが持ち味だと思っていたんだが、1戦目も2戦目もボールを後にしか返さない。自分が前へ行くのではなく、後を呼び込めという戦術なのかと思うくらい、前へ行かない。
切り返してバックパス。切り返してバックパス。
そんなプレーは誰も望んでないぞ。

う~~ん、彼女が生きるボール展開にならないで終わったね。交代で入った選手をどう活かすかも見えていないね。

ということで、あと2戦、何をするかをよく考えよう。といってもメンバーは変えられないので、若手を試すわけにも行かない。(選出時にそう決めたんだから、是非はともかく選択しようがない。)
「なでしこらしいサッカー」をできていない、というけれど…
激しくデジャブなんですよね、どこかの「自分たちのサッカー」に陶酔していたチームと。
一度頂点に立った日本は周囲からマークされているわけで、徐々にうまく行かなくなるのは当たり前。ここ数年は精度と経験値でそれを補って戦ってきたけれど、今大会はもうそれがピッチ上で表現できないレベルまで、精度も体力も連携もモチベーションも落ちてしまっている。
あのスペイン無敵艦隊の衝撃的な敗戦と重ねるのもおこがましいが、無敵を誇ったチームが世代交代できずにいきなり轟沈する(そう、超弩級戦艦ビスマルクの一撃で海に消えた、世界最大の巡洋戦艦フッドのように)というのは、よくある話。王者必衰の断りだ。卑下する必要はない。
とりあえずあと2試合、ここ数年間の栄光の歴史に決着をつけよう。

最後に王者の意地を見せろ
ってのは、なんだかあまり意味を持たないお題目に見える。日本人としては好きだけれどね。
やられっぱなしだと悔しいからさ、あの横暴な国との最終戦は華々しくぶちかましてほしい。負ける要素の方が今は大きいけれど、悔しいじゃないか。