この際だから経国さん特集でもいってみようと思うのだ。
過去に数枚あげただけで終わっていると思うし。
ご覧のように特別カッコいい飛行機とは思わないが、なかなか味のあるスタイルである。もともとF-5戦闘機の代替として企画されたので、双発機とはいえF-16よりも一回りほど小さい。
エンジン自体は民生機用エンジンを改良したF125ターボファンエンジンなので、双発とはいえF-16が1基搭載するF100エンジンにも届かない。実際、飛んでいるのを見ると若干パワー不足のよう。正直第4世代の軽戦闘機レベルには達していない。
コクピットはきちんと世代並みに近代化されており、HUDが並ぶ。その辺は赤い星の飛行機とは一線を画す感じね。レーダーはF-20用に開発されたものを改修の上積んでいるので、フェイズドアレイレーダー世代とは比べようもないが、後述の天剣二型AAMとの組み合わせで視程外距離戦闘が可能なので、現場でも十分に戦力になっています。
見えにくいけれどその天剣二型。アクティブレーダー誘導なので、所謂撃ちっぱなし可能。経国は胴体センターに半埋込み式で二発を搭載可能。
こんな感じでセンターに専用ハードポイントが切ってある。しかし主翼パイロンにぶら下げられないというのは珍しいね。
こちらは天剣一型。見たとおりAIM-9サイドワインダーの亜種であるAAM。翼端パイロンはこれ専用らしい。
2タンクで編隊を組む経国。台南飛行場の第423戦術戦闘機聯隊 第3大隊所属機です。複座型のB型を含む総勢約130機が5箇飛行大隊に配備されており、先ごろうち71機が近代改修されたとのこと。台湾空軍といえばヤンチャなミラージュに苦労しているようですので、しばらくは現役で飛びそうですな。
まあなんというか、いろいろ興味深い戦闘機ですね。メインギアは90度曲げて畳むのね。こちらは台中清泉崗飛行場第427戦術戦闘機聯隊 第3大隊所属機です。