P.S.出雲から 八雲立つ空へ-SP(Special Performance)

「八雲立つ空へ ~出雲空港写真ギャラリー~」を陰日向に支える、いわば増加燃料タンクのような存在です?

何となく書きたくなったので

2012-06-08 01:55:28 | 猛禽の宴復活版

航空祭における「食べ物」について書いてみようと思うのだ。

航空祭の楽しみの一つに、屋台でメシを確保する面白さがあると思うのは私だけではないだろう。聞くところではこの出雲の地ではお祭りのシーズンになると、ちょっとしたお宮さんにも屋台が並ぶのが当たり前だったらしいが、近年はそんな雰囲気は殆ど無い。松江にしろ出雲にしろ、そんなお宮さんは数えるくらいしかないと思われる。
そんな訳で、屋台なんてものに出会う機会は当方にとっても貴重なのでありまして、結構ワクワクするのであります。

そうは言ってもこのご時世、デフレな世の中で屋台の売り物はけしてお安くはないわけで、どうしても値踏みしてしまう自分がいるのでありました。

思うに(以下個人的見解)
もっともコスパに優れた屋台ネタは、地元仕出し屋の弁当である(笑)
500円で満足な昼飯を確保するとすれば、ほぼ一択といってよい。ソウルエアショーなんかだとコンビニそのものが会場に店開きをしており、文字通りコンビニ弁当が買えるのだが、当方の知る限り日本においては「コンビニの出店(でみせ、出張販売)」はあっても、「コンビニそのもの」が出店(ややこしいな、しゅってんね)しているのは見たことがない。それはともかく、もっとも安価かつハズレもないのは、残念ながら弁当なのだ。


さすがに航空祭に行ってまで「弁当」という選択肢は、出来れば選びたくないので、他を考えてみる。
*鉄板焼き系
ようするに焼きそばとか、お好み焼き、たこ焼きの類である。これは比較的良心的な値段で、相応に腹にたまるので選択肢としては悪くない。そして致命的「ハズレ」を引く可能性が低いのもメリットだろう。以前はどこの店で買おうが、焼きそばは焼きそばにすぎなかったが、近年はB旧グルメの影響からご当地モノやら謎の具材を使用するものまで様々な派生型が生まれており、選ぶ楽しみも生じてきた。もっともその分「ハズレ」も時として出現するようであり、あり得ない食べ合わせのゲテモノ系が紛れ込んでいたりするので、油断ならなくなりつつある。
とはいえ、比較的安全パイというのが当方の見解である。


*串焼き系
岩国における鉄板焼ステーキもこれに含めてよいだろう。一大勢力を占めるが、正直コスパの点ではかなり厳しいと思われる。豚串、牛串の類は1本五百円コースだが、当然ながらこれで腹一杯になるわけでもなく、相応の出費は覚悟しなければならない。また、多くの場合冷凍物を焼いているので、ネタの良し悪しと焼き手の良し悪しにより、商品の質に雲泥の差があることも理解しておくべきである。店選びと購入するタイミングが肝心なので、油断すると「ハズレ」を引く可能性もある。
振り返ると、当方は定価で購入した記憶がなく、帰り際の半値攻勢時にフラッと買うくらいである。
*揚げ物系
唐揚げ、天ぷら(さつま揚げ)の類である。どこで買ってもどっこいどっこいな質と値段なので、串焼き系ほどのリスクはない。
*肉まん、ピザ系
チェーン店の出店を見かけることが多いが、往々にして店舗での価格よりも高いので、コスパの点でちょっと疑問。ハズレのない安心感を買うか、普段でも買えるものをあえて買うか、のせめぎ合いといったところか。


何かつまんない選択をしているなあ、と思われそうなので、以下に個人的ヒット商品を挙げておく。

第5位:東北限定?タイ風焼きそば
何故かわからないが、八戸と三沢でしか出会ったことがないアジアンな屋台の商品。ハズレの少ない鉄板焼き系でありながら、ちょっと普通と違う味付けなのがよい。結構具だくさんで、食べごたえがあった。

第4位:那覇限定?エンパナーダ
南米料理らしいのだが、長さ15センチくらいの巨大な揚げ餃子みたいな物件。中にチキンとかチーズなどの具が満載になっており、何故だか分からないが沖縄では結構定番な屋台らしい。最初の遠征時にそのスパイシーさとボリュームに感動し、2回目の遠征時は撮影よりも先に買いに行ったという、ある意味では中毒性のある?食べ物。


なんか他所の国の料理ばかりだが、こういう非日常が味わえるのも屋台の良い所かなと。

第3位:大山ハム
美保では定番の(そういえば今年は見なかったか?)焼き物系王者。ボンレスハムの2センチ厚なんて普通食べませんから…。バターをしいた鉄板で焼いてくれるのだが、これは美味いよ。ただしメタボの元だけどね。焼き物系共通の欠点でもあるのだが、冷めると急速に持て余す(美味しくなくなる)ので注意が必要。

第2位:フクの唐揚げ
防府北名物(個人的に)はこれ。おそらくサバフグの唐揚げだと思うが、ホクホクプリプリで絶対オススメである。同じ店でフクのフライも売っているのだが、一本100円以下というコスパの高さを考慮すると唐揚げがおすすめ。もう当方の中では定番です。これを食べに防府まで行くようなもの。

第1位:ししゃも焼き
以前書いたと思いますが、千歳限定のししゃも焼きが個人的ナンバーワンである。樺太でもなくペヘレイでもなく、地元水産会社が持ち込む鵡川揚げの正しいししゃも、しかもオス限定というのがミソ。実際、子持ちのメスよりも絶対オスのほうが旨みがある。ひとパック298円の冷凍子持ちペヘレイに慣れた私には、はっきり云って大変お高いのだが、それでも買ってしまう魔力を持っていると思う。
ちなみに購入時は吟味必須。高いのであまり売れていない場合が多く、つくり置きや焼き過ぎてカラカラの物件を渡されることがあるので注意。
今年は…千歳はちょっと無理かな。