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P.S.出雲から 八雲立つ空へ-SP(Special Performance)

「八雲立つ空へ ~出雲空港写真ギャラリー~」を陰日向に支える、いわば増加燃料タンクのような存在です?

北欧のグリフォン乱舞:スウェーデン空軍JAS-39C

2016-07-24 19:27:35 | RIAT2016
LIMAではタイ空軍のやる気がなく飛んでくれなかったグリペンさん。(SAABのブースではシミュレーターに乗せてもらったけどね。)本家はちゃんと飛んだですよ。

離陸から余裕だね。手を振ってくれてるじゃない。

離陸滑走距離は短くてOKなので、えらい前方までふらふらやってきて、そこからアフターバーナー点火。高速道路からでも上がれます、で有名ですが流石の滑走距離の短さ。

天気は残念でしたが、まあぼちぼち写真は撮れた。
またイカかよ、という気はしますが。

日曜日は多少陽が射すタイミング。ヨシヨシという感じです。

空域がクリアだったので、日曜日は縦系のフライトも披露。こういうカットが撮りたいのよ、本当は。

どうしてもこの飛行機が出てくると怪作「群青」なんですが…
当然ながら筑波界隈の戦闘航空団には所属しておりません。

機体がかなり小さいのと、スピードに乗ったフライトをするので撮影が大変。
何てことはないカットですが、バックのヨーロッパっぽい暗さといい、絵的には格好いいですね。

好きだからたくさん載せてしまえ!
正面から向かってくるカットは貴重です。

これ、スモーク装置はサイドワインダーの改造なんだろうか。前翼ないけれど、IRIS-Tではないねえ。

降りる時がまた格好いいんだな。この格好が確かにグリフォンを思わせる。

で、降りたらバ~~~ンとカナードを立てて減速。(写真を見ると、さほど立ててなかった)これまた停まるまでが短い。流石だ。

フル装備で展示中の複座型。
翼端がIRIS-T、アウターパイロンにMETEOR、インナーパイロンは4連ラックにGBU-39、更にターゲティングポッド、センターに増タン1本。結構積めるもんだね。
横にはRBS-15とか誘導爆弾も並んでおりました。

IRIS-TもMETEORも日本ではお目にかかれないですよね。
仮に日本でグリペンが採用されていたとしても、AAM-3かサイドワインダー積んじゃうんだろうね。

旅客機ファンの聖地?でちょっと撮る:ヒースロー空港27エンド

2016-07-23 22:26:51 | RIAT2016
速報はしておりますので、行くまでスッタモンダしたことは前記のとおり。
27Rエンドまでのバスは空港内扱いで無料です。行きやすいわ。

いきなりこんなのが降りてきてテンションが上ります。
F1記念塗装ですね。
今回はドバイまでのエミレイツがアーセナル塗装機だったり(乗ったら撮れんがな)、そこそこ運が回ってきている感があります。

撮影地はこんな感じ。
いかにもイギリスらしいラウンドアバウトですが、実はただ道路がL字に曲がっているだけです。以前は背後にあるBAの整備場の真ん中に道が通じていて、有名な飛行機が通る踏切があったのですが、今はゲートが出来て一般車は通れません。
トラックの横辺りに、件の名前が知られていないバス停が見えています。バス停から徒歩2分だな。

A380多いですね、ヒースローは。ドバイでずらっと並んでいるのを見たので、あまり感動はなかったですが、1時間もいればたいてい降りてきます。

ウィングレットつき!!!
当然ながらBAが多いのですが、油断しているとこういうのが降りてきます。
手元のスマホで飛来機は簡単に調べられる時代になりましたので、撮り逃しはまずなくなりましたが、何が来るかな~~なワクワク感はなくなってしまいましたね。

帰りのバス停までテクテク歩いていたらやってきた。う、やっぱり油断は大敵だな。

帰りのバス停はこんな感じ。空港の北東角をちょっと曲がったところで、走ってくるバスが微妙に見えない。向こうに見えるのが件のBAハンガーで、よく見るとその手前を左から走ってくるバスが見えるので、一応の目安にはなる。ただバスの運転手が気がつくのは直前なので、目一杯停まってアピールするのがよろし。
セントラルバスターミナルまで直通バス(555系統)だと10分位で帰れるが、他のバスはウロウロ場内を回るので20分位掛かる。
バスの時刻はロンドン交通局のサイトでリアルタイムで調べられるので便利です。
ターミナル行きは結構な距離を走ってくるので、多少遅れてくるのが普通のよう。サイトでチェックしていれば安心です。
ちなみにこのサイトは地下鉄なども検索できるので、市街へ出る時や、RAFミュージアムに行く時にも必須アイテムだと思います。

飛んだだけ有り難い:スイス空軍Patrouille Suisse

2016-07-23 00:08:15 | RIAT2016

土曜日夕刻、なんか見てない機体があるような気がするけれど、プログラム終わったわ…
とか思って片付けていると…
あ、離陸した。
この日一番慌てる。

御存知の通り、直前にやらかしてしまったので、通常塗装1機を含む6機で飛来していたパトルイユ・スイス。
おまけに体調不良とかで、飛んだの4機。
イギリス来て飲み過ぎたんじゃないか、とはもっぱらの噂。

F-5Eというだけで十分貴重なのですが、やっぱりフルショーが見たかったですね。

ソロが抜けると3機ですもの。流石にちょっと寂しい。

光線状態が微妙だったが、たまにギラリもあって、そこそこ楽しめた。

この時点では、
きっと明日は良い天気
と信じていたのですが…
フライト順がSOLOTURKの次、二番目で飛べず(号泣)
一応5機揃ってタキシングしてくれたけれど、残念な結果でありました。

フル装備の破壊力:BAE Typhoon

2016-07-21 23:00:20 | RIAT2016

現代の欧州機は、どれもこれもカナード付き。そういう意味ではどうしても「イカまつり」になってしまうわけですが、今回は各国のタイフーンが一同に介し(ドイツ飛べよ~~)、まさにイカ乱舞。
中でもBAEシステムが自らデモに引っ張りだした機体は、ご覧のようにてんこ盛りのフルスペック。
リヒート全開(あえてこう書こう)で離陸します。

F/A-18の向こうを張って、そのまま盛大にロール。日曜日の離陸は、このカット狙いで600mm勝負。画角ドンピシャでした。

多分こんなので飛ぶことは普通はないのでしょうが、そこそこ軽快に飛んでおりました。燃料あまり積んでないんだろうけれど。

ユーロジェットEJ200エンジンはリヒートの点火タイミングが特徴的。GEやP&W製のエンジンのようなタイムラグがなく、いきなりポンと点く。全開になるまでチカチカするF-15やF-16を見なれていると、かなり違和感が。

空力的に優れているんでしょう、旋回半径はかなり小さいです。

え~~と、これ何をぶら下げてるんだ?
アウターパイロンはASRAAM、トリプルエジェクターラックにぶら下がっているのはブリムストーン対戦車ミサイル、インナーパイロンはペイブウェイ、胴体のハードポイントはMeteor。
全然馴染みのない装備品ばかりです。固定武装は、かのマウザーBK27。トーネードも、グリペンも使ってる傑作リボルバーカノン。
これって近接航空支援を想定しているんですかね。A-10並のすごい装備だけど。

翼面からベイパーが出るとこんな感じに。デルタ翼機ではおなじみですね。

最後はダーティー状態で旋回。金曜日はここからもう一度ロールを見せてくれた。
カッコイイかと言われると微妙な機体ですが、堪能させてもらいました。
(各国の機体はクリーン状態で飛んだ分、もっと弾けてくれました。)

晴れ間は見えず:フランス空軍RamexDelta

2016-07-20 23:29:30 | RIAT2016
なんかヨーロッパの機体が全然ないやんけ、と言われそうなので。

3日間飛んでくれたので、かなり楽しめましたが、残念ながらお天気が。
なかなかうまくいかないものです。

ラメックスといえば代名詞となっているこの課目。
離陸後フォーメーションを組んでから、一発目がこれです。一日目は油断していてEF100-400mmで撮ってしまったが、遠すぎてお話しにならず。
これは二日目。960mmでも心もとなかったので、この時ばかりはFRIATスペースの最東端まで移動。
天気はもう二つだけれど、絵的にはまあ及第点か。

日曜日は落ち着いて西寄りから撮ろうと決める。
が、ジョインタップに手間取ったのか、目の前でこの状態。

どう見てもこっちのほうが良さそう。
土曜日の位置では上手く重ならなかったんじゃないだろうか。

今回はリーダー機が特別塗装。日が照ってくれなかったのが本当に残念だ。
個人的にはデザインのセンスはちょっと理解できないけれど…。

基本的にはタクティカルデモなので、こうしてフォーメーションを組んだまま突入してくる。
空自のF-2では見慣れているが、デルタ翼のミラージュではやはり一味違って見える。

こういう位置取りだと、結構タイトなフォーメーションに見えるのが上手いね。

日曜日は最悪レベルに暗かったのですが、おかげでバーナーがギンギンです。湿度も高かったのでベイパーも派手。
コンディションは悪かったが、絵としては比較的見栄えがするものが撮れた。

ブレイク!!
と思ったら2機とも円錐型のベイパーが。夢中で連写。
もう少し東側に立てば上手く重なったか。あるいは重なりすぎてアウトか。
最終日は気合の入り方が違ったように思う。土曜日はバーナーも焚いてなかったし…

最後の締め。
物凄く遠いのでガッツリトリミングですが。

センスはいいのだが:ポーランド空軍F-16TIGER

2016-07-20 00:06:20 | RIAT2016

ポーランド空軍というとMiG-29とかSu-22が思い浮かぶのですが、今回初登場のF-16。しかも例によってコバンザメ付き。昨夏にデビューしたばかりのホヤホヤらしい。

まだ演技自体は煮詰まっていないのか、テイクオフは至って普通。まあ、撮りやすくていいんだけど物足りないのは事実。
翼端にAMRAAMのダミー(キャプティブ弾かな?)をぶら下げているのがちょっとお茶目だ。

スピードもロールも正直遅い。ベルギー空軍やSOLOTURKに比べるとかなり遅い。ただ、その分撮りやすい(笑)

迷彩柄のくせに、この手のストライプと相性が良いのか、AFのピントが食いついてはなれない(気がする)。気兼ねなくぶん回せるのはありがたいね。

日曜日は3番手だったので、コンディションは最低。おかげでベイパーを派手に発生させながら、豪快なフライトを見せてくれた。

ストレーキから伸びるベイパーはF-16やF-2で見慣れているけれど、コバンザメのお陰でちょっと複雑な流れ方をしている。タンクの上と、ストレーキ後方へ流れる2本に別れるんですね。
正直、いろいろ無駄が多そうな感じですが…

こうやってタンクの縁(厳密には主翼前縁だろうけれど)から発生する場合もあるみたいです。ふむふむ。

で、日曜日は着陸時にドラグシュートも使ってくれた。こういうさり気ないサービス精神には感服する。

実力の片鱗を見せた:USAF F-35A

2016-07-18 21:16:59 | RIAT2016

F-35Aを3機も持ち込んでいたUSAFだが、結局2機が交代で飛ぶ流れに…。

バーナーを吹かしてぶっ飛んでいく5052号機。低く抑えた離陸から、遥か彼方でピッチアップして離脱、が飛行パターンだったので毎日同じ絵しか撮れず。

F-35Aはヘリテッジ・フライトの一環で飛んだのですが、毎日ちょっとばかしケチが付いて正規のフライトにならず。
金曜、土曜は肝心のマスタングが飛んでこれず、ステルス機パレードに…
イギリス人にも「ヘリテッジじゃないけど、ある意味歴史的」なんて言われる始末。

おまけに土曜日は微妙にジョインナップに失敗して、なんだかパッとしない編隊に。
まあ、この絵自体十分珍しいというか、両者の比較ができて面白いのですが、意図したものではないですよね。

よし、最終日こそ…
F-22マイナートラブルでアボート。
何やってんだ…

これもまた十分レアなコンビなのですが、本来の形ではない(苦笑)
せっかく天気が良い絶好のタイミングだったのにね。

だが、F-22がさっさと降りてしまった分、5052号機が実力の片鱗を見せる。

ハイスピード・ローパスからのピッチアップと、鋭い横転。
A型らしい軽快なフライト。

更にアフターバーナー無しで軽々とタッチアンドゴー。
やっぱり、やれば出来る子だったようですな。
これにはイギリス人も拍手喝采。

3機のうち5058は地上展示に回っていたが、これは日曜日の朝。土曜日の地上展示を撮影し忘れたため、留守番が毎日同じ機体だったかどうかはわからない。

本国は大変ですが:トルコ空軍F-16SOLOTURK

2016-07-18 12:22:23 | RIAT2016

今回一番不遇だったのがこのSOLOTURKじゃないだろうか。
金曜日飛ぶという話があったが飛ばず、日曜日はトップバッターだったものの雲底低すぎてキャンセル。
土曜日は比較的まともな光線の時間帯だったのが救い。せっかく良い塗装なのにね。

他のF-16と違って、離陸直後の横転からこちら側へ切り返して抜けてくれるのが嬉しい。会場向こう側へ抜けられると遠くて絵にならない。

RIATの会場はショーセンターの南側とはいえ、まともな光が当たらないとあまりメリットがないね。

正直なところ、飛行高度は日本と比べても高め。離陸はEF100-400mmでも十分だが、上がってしまうと延々600mm(35mm換算で960mm)を振り回さなければならない。

こういうターンも結構遠い。トリミングが利くとはいえ、撮影中は「なんだかな~~」という気持ちが沸々と湧いてくる。

背中ガバッと来るときは600mmだと気持ち長い感じ。隣のイギリス人は300mmに1.4×テレコンを噛ましていたので、多分それが正解。ただ、それ以外のカットでは全部足りなくなってしまうから、私としては2×テレコンを選択せざるをえなかった。

一度しか見られませんでしたが、まあ納得のフライト。youtubeに物凄い低空でぶっ飛んでくる動画があるので、何となくそれを期待した私が高望みなだけだと思う。

これを見に行ったんだけど…:ギリシャ空軍F-16ZEUS

2016-07-18 07:36:37 | RIAT2016

あまりいいタイミングで飛んでくれなかったのが、こちらのZEUS。
塗装がこんななので是非とも晴天下で飛んで欲しかったのだが…

残念ながら、晴れ間はあるものの今ひとつ。
とはいえ、日本ではまず見られないであろうコンフォーマルタンクを背負ったF-16、ガッツリ堪能させていただきました。
背中を向けてい飛んでいる時は、ちっちゃいF/A-18のようなスタイルであまり違和感がない。

が、この方向は違和感アリアリ。コバンザメ付けて泳いでいるサメみたいではないか。後付け感満開です。

まあ元気よく飛んでくれたので、そこそこいろいろ撮れ、文句はないのですが…

あれ???
土曜日はなんか知らんが予備機がフライト。
ノーマルカラー自体、貴重といえばその通りなのですが、周囲のマニアの落胆ぶりと言ったら…

まあ、土曜日はご覧のように光線状態がダメダメだったので、結果オーライではあるのですが、シャッターチャンスが多いに越したことはないのですよ。

それにしても汚い機体だなあと思っていたのだが、どうも特殊塗装ではないかという説も…
確かに汚れというより、金属光沢のある塗料なんですよね。

久しぶりのデモフライト:F/A-18F

2016-07-17 10:23:08 | RIAT2016
実はあまり期待していなかったのだが、何気にインパクトがあった。

比較的天気がまともなタイミングで実施されたフライトだったので、印象面で有利ではあったのですが…
相変わらずパワフルです。

AMRAAM×6にSIDEWINDER×2のフル装備が凄い。
本当にこれで飛ぶことがあるのか、という所はハテナではありますが…
こういうのは日本ではまず見られないわけで、そういう意味でも新鮮ですね。

2日で立ち位置を少し変えてみたのだが、あまり変わらない絵に。
ズバッと機首を上げて、ゴロッと横転。
そういえば、以前の岩国では毎年やってましたね。内容的にはさほど変わりません。

ただしこのフル装備。
クリーンな機体のロールとはだいぶん違います。流石によっこらしょ、という感じのヌルいロール。スペック上は、これに増タン×3が可能なのですが、エンジン出力に余裕はあるにせよ、運動性能的にはかなり厳しいだろうと想像できます。

この世代の機体は少々振り回しても破綻しないので、無茶な飛び方を平気でします。

写真だけ見ると、いい感じの光はあまり廻ってくれなかったですねえ。日があたっている場所はあるんですが、雲が多いのでピンポイントなんですよね。