
イギリスとして一番話題だったのはこのF-35Bでしょう。
F-35は2年前のRIATでドタキャンがあったので、余計にね。
今回はBeaufortのVMFAT501所属機とEdwarsのVMX1所属機の混成3機で登場。交代でフライトした。

F-35Bのデモ動画を見ると、リフトファンを利用した短距離離陸が印象深い。離陸滑走をほぼしないからね。
今回は金曜日一度だけやってくれたのだが、ヘロヘロと助走してからスラストアップ。そこからは流石に早かったが、思ってたのとは違うねえ。短いといえば短いが、本気度が足りない。

見せるためにワザと抑えた離陸をしたのかもしれませんが、派手なのを期待しただけにちょっと拍子抜け。

金曜日だけあった給油デモ。
岩国に配備されたら、多分定番のデモになるでしょう。今年の岩国では、先に離陸したKC-135の航過に合わせてF/A-18が離陸、ドンピシャでジョインナップするという神業を見せてくれた。

レッドアローズにタイフーンを加えたマスフライト。3日間とも天気があんまりだったが、イギリスとしてはこれは外せないところでしょう。
こうやって並ぶと、サイズ的にはタイフーンと大して変わらないですね。

リフトファン展開中のF-35B。
正直あんまりカッコイイとは思えない。複雑怪奇なメカで魅了するタイプとでもいいますか。整備がたいへんそうやなあ、とかの方が気になってしまいます。

微妙に下げ位置のノズル。
諸所の情報によりますと、各種の調整は全部コンピュータ制御なので、こっちのボタン押すとこのドアが開いて~~、なんちゅう細かい操作は不要だそう。(あたりまえか)
おっきな丸いボタンをポチッとな!、と押すだけではないと思いますが。

いろいろなところで書かれておりますが、猛烈に五月蝿いです。ハリアーも五月蝿かったか、確実にそれは超えている。安定性はハリアーより高そうで、非常にバランスの取れたスムーズな動きをします。エアインテイクの両サイドが、大きく絞りこまれているのがよく分かりますね。
しかしこの河童の皿、何だかなあ。むかしF-22の印象で書いたけれど、コイツも”ダダ”っぽい雰囲気がある。

エンジンノズルうしろ。
配管丸出しなんですな。

デモと言っても大した機動はしてくれなかったんですが…
う~~~ん、かなりモッサリです。普段は要らないものをたくさん積んでいるから仕方がないのですが、それにしてもどうなのよという動き。

正直、自衛隊には要らないかな。整備性も悪そうだし、A型だけでいいんじゃない?