岩国矯正歯科クリニック(山口県)院長の矯正日記

院長が、健康・矯正に関すること、日々の出来事などを綴っています。

羽生善治氏の<迷いながら、強くなる>を読んで

2013-12-11 11:56:46 | 日々のこと
将棋棋士の羽生善治氏は、対局で忙しいはずにも係わらず、定期的に著作物を発表しています。私がマークしている作家ですので、新聞で新刊が宣伝されると、急いで買い求めています。期待に違わず、<迷いながら、強くなる>も内容の濃い本で、彼の発想を学ぶことができます。

将棋の天才であっても、日々迷っている姿を曝して、その解決する発想を披露しています。

迷いの中で生きていくためには、
1.自分の基準を持つ
2.思考を磨く
3.ものの見方を変える
4.壁を越える
5.勝負感をつける
と、具体的に述べています。

天才でも、恐れることがあると知り、凡人である私は少し安心します。しかし、羽生氏の恐れへの対応がやはり非凡です。発想の次元が違い、驚きです。恐れを恐れないと、むしろ楽しめ、向上のための刺激剤に考えろと言っています。

<恐れとはスパイスや調味料みたいなもの>
<自分のタイプに合った恐れを経験していくのがいい>
<必要は発明の母>なら、<恐れは発明の父>と言ってもいい

恐れに中には深みもコクもある。このスパイスを<刺激が強いから>と、捨てるのではなく、適量に上手に使いこなしていくのが、快適に楽しく暮らす方法であると思っている、と断言しています。

確かに、恐れるから、迷いさらに不安になります。恐れを、人生や生活へのスパイスと考え、適度な刺激と感じて、日々刺激を感じていると次第に刺激も減っていくでしょう。

<恐れはスパイスみたいなもの>。いや、<恐れも迷いも不安も、全部スパイスみたいなもの>、と念じて、生きていきたいと思った次第です。失意泰然と同じですね。

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