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アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

3連休のうちに8月3日(土)から始まるペルグリーノ博士の3つのワークショップのうちの 自尊心を高めるワークショップ (8月3日・4日(土・日))と 面接・質問技法 (8月7日・8日(水・木))のテキストの翻訳のチェックが終わりました。
残るは、5つのライフタスク (8月10日・11日(土・日))だけになりました。

今年の申し込み状況は、今年の天気のように例年より少々湿りがちのところがあります。

北米地区に伝わるアドラー心理学のシカゴ学派、ニューヨーク学派、サンフランシスコ学派の3つを学ばれた ジョセフ・ペルグリーノ博士 の直接指導を受けられる絶好の機会(通訳付き)です。

受講ご検討のほどよろしくお願いしますね。

さて、カウンセリング演習(土日、祝祭日コース 平日コース)の指導をしていて、カウンセラーからの質問について、私がかなりうるさく言っていることがあります。

「自分で準備している質問を次々と繰り出してはならない」ということです。

ひと言で言うと、「アマチュア・カウンセラーは、自分の聴きたいことを質問するのに対して、ベテラン・カウンセラーは、クライアントの語りたいことを質問する」ということです。

前者は、準備している質問を自分ペースで発することです。

それに対して、ベテラン・カウンセラーは、あらかじめ質問したいことを頭に入れていたとしても、クライアントとの関係性とTPOに応じて、臨機応変の質問を発します。

私は、後者を「創発する質問」と呼んでいます。

面接・質問技法 ワークショップのテキストの翻訳チェックをしていて、7.「面接・質問技法に関するアドラー派のいくつかの情報源」のところでペルグリーノ博士が次のように書いているのを見つけました。

私がデモンストレーションをすると、参加者からしばしば次のような質問を受けます。
(1)「正しい質問をどうやって探しているのですか?」
(2)「あらかじめ何を質問するかわかるのですか?」
(3)「どのように正しい質問を選ぶのですか?」
(4)「尋ねる質問が効果的になるということがどうやってわかるのですか?」
(5)「なぜ、確実な質問を選べるのですか?」
(6)「他の質問も選んでいたんですか?」
(7)「そんな特別なやり方で言ったのは、なぜですか?」
「他のやり方でもそう言えたのですか?」等々

私の答えはいつも次のようなものになります。

私はアドラー心理学を教え、実践しているので、私の1回ごとの、そしてすべての面接と質問は常にアドラー心理学、その基本原則と概念、面接・質問技法についての記述に基づいています。
私は自分の言動を、一人ひとり違うクライアントとその問題に合わせて調整する必要性があり、クライアントの置かれた状況で彼らに適切だと思われるやり方でなにか言うこともあります。
つまり私はクライアントを援助するために考えなければならないし、独創的で創造的であらねばなりません。


まさに、「創発する質問」に言及した部分です。

面接・質問技法 ワークショップでしっかりとアドラー派のカウンセリングでどう面接し、質問を投げかけるかについて学びませんか?  

ペルグリーノ博士の「創発する質問」をライブで観察する格好の機会です。

日時:8月7日・8日(水・木)10:00~17:00

会 場:ヒューマン・ギルド研修室

受講料:会員 48,600円、一般 54,000円(通訳・日本語テキスト付き)

内 容:カウンセリングや心理療法で用いられる面接・質問技法に焦点を当てて、小講義、個人およびグループ演習、ケース分析、デモンストレーションを通じて身につけるワークショップです。
このワークショップに参加されると、ご自身がカウンセリングや心理療法に限らず日常場面で面接や質問の仕方が上達します。

申し込み方法:https://www.hgld.co.jp/p_lecture/view/268 こちらから詳細確認及びお申し込みができます。

なお、2日のうち1日しか参加できない方には、1日だけの受講も受け入れています。
ご相談ください。
(1日のみの参加の受講料:25,300円)

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