アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(9月17日)は、14:00~17:00に一般財団法人 中部生産性本部で2015年度 労使実務研究部会 第3例会

『勇気づけ』を基盤としたコミュニケーション促進術

の講演(研修)を行ってきました。

中部地区の一流企業の組合幹部、労務部門の管理者計80人ほどを対象に、いつものように2人一組で進めていきました。

私なりのアドラー心理学の伝え方として、生産性の原理と人間性の原理を車の両輪として、もっと人間性の原理を高めるためにアドラー心理学が有益である、という主張です。

部下役の方を「なぜ、どうして・・・・」で追求するデモも行い、受講者にも体験していただきました。

アドラー心理学を今までに知っている方が予想外に少なく、企業あるいは中部地区はこれからだと思いました。私の満足度は70点くらいでした。

心理学では、こんな時、物事がうまく運んでいなかった要因 ― 「原因帰属」と呼びます - を性格など本人の内部に理由を求める「内的帰属」と、状況や運など外部に理由を求める「外的帰属」という言い方をします。

私はだいたい「うまく行かなかったこと」については、内的帰属:外的帰属=2~3:7~8 のタイプです。

似たようなことをポジティブ心理学のマーティン・セリグマンは、表にすると、次のようなことを言っています。

楽観主義者(オプティミスト)は、悪い事態が起きたとき、それは一時的なもので、限定的で、他の要因のせいだという、いわゆる外的帰属に捉え、良い事態が起きると、それは長く続き(永続的)、他にも影響(普遍的)
を与え、自分のせい(個人的)だという内的帰属に受け止めます。

ちなみに、悲観主義者(ペシミスト)は反対に、悪い事態を内的帰属で捉え、良い事態を外的帰属にしてしまう傾向があるようです。

セリグマンは、両者の違いがうつ病の罹患率、学業、ビジネス、スポーツ、平均寿命などに大きな影響を与えるとも書いています。
もちろん楽観主義者の勝利です。

ただ、度が過ぎてもどうかなと思うこの頃です。

このブログをお読みのあなたは、どちらの傾向があるでしょうか?

<お目休めコーナー> 9月の花(18)

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