アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。アドラー心理に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

今日(9月19日)から5日間のシルバー・ウィーク。
息子は、友人と新潟経由で北海道にバイクのツーリングに出かけます。
私は今日から5日間、研修の連続です。

さて、少し発表時からは間が空いてしまいましたが、高校生の自己肯定感に関する重要な情報なので、お伝えしておきます。
情報源は、2015/8/29付け日本経済新聞の朝刊です。

国立青少年教育振興機構が2014年9~11月、日本、中国、米国、韓国の4カ国の高校1~3年生計7761人を対象に実施した調査によれば、「自分はダメな人間だ」と思ったことがある日本の高校生は7割を超え、米中韓の割合と比べて突出して高いことが8月28日に分かりました。

「自分はダメな人間だと思うことがあるか」との質問に「とてもそう思う」「まあそう思う」と回答した生徒の割合は、日本は72.5%、中国(56.4%)、米国(45.1%)、韓国(35.2%)を大きく上回っており、自己評価の低さが浮かびました。

また「人並みの能力がある」と答えた割合は、中国と米国はともに約9割に上り、韓国も67.8%となったが、日本は55.7%にとどまりました。

「自分の希望はいつかかなう」「体力には自信がある」「勉強が得意な方だ」との3項目で「そう思う」と回答した割合も、日本は4カ国中で最も低かったようです。

機構は「地域社会のつながりが希薄になり、褒められる機会が減ったことが影響している」と分析しているようですが、前半の部分は認めますが、後半はいかがかと思います。

同様の調査を2011年に財団法人 日本青少年研究所が行っています。

その時は、83.7%の高校生が「自分はダメな人間だと思うことがある」と答えていました。

私は、日本の子どもたちが数年間のうちに褒められる機会が減ったとは思えないのです。

調査結果を分析した千葉敬愛短期大の明石要一学長(教育社会学)は「自信や自己肯定感は自然体験、社会体験を通じて達成感を得ることで育まれる。高校生がこうした体験をする機会を増やす必要がある」と話している。

とも記事に書いてありましたが、高校生になってからでは遅すぎると思いませんか?

このことは、アドラー心理学の立場からすると、親や教師は子どもへの勇気くじき教育をやめ、勇気づけの教育の必要性が読み取れると私は思うのですが、いかがですか?

 <お目休めコーナー> 9月の花(19)

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