アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

大阪市長の橋下徹氏が自らの発言によって窮地に陥り、党の支持率の低迷、共同代表者との不協和音が目立っています。

私は、彼の政治的な立ち位置や発言内容ではなく、彼のライフ・スタイルと、いわゆる「戦略」について触れることにします。

まず、アドラー心理学では、性格とあえて対比するかたちで 「ライフ・スタイル」を使います。
「性格」というと、生来のものであり、容易には変えられないニュアンスが強いのに対して、ライフ・スタイルは、 自分の思考・感情・行動のパターン(スタイル)を総称したもので、本人の意識的な努力で変えることができる、と考えています。

話を戻すと、橋下氏は、ライフ・スタイルの類型のゲッターとドライバーのミックス型のゴー・ゲッターだと思います。

自分が優越であることを誇示しながら注目・関心を集めようとするタイプです。
私は、彼のデビュー当時からそう睨んでいました。

マスコミを使うのがうまい。テレビを使いながら自分の力を最大限に生かして相手をやっつける。
それは見事な時期がありました。

ところが最近は、その能力が裏目に出ているようです。

それは戦略ミスに帰することができます。

戦略は、字から判断すると、「戦う計略を図る」でもありますが、「戦いを略す」でもあります。
前者は「どう戦うか」を謀るものですが、後者は「いかにして戦わずに勝つか」を至上命題とするものです。

日本語にすると「やり手」にあたるゴー・ゲッターは、「どう戦うか」の達人ですが、「戦いを略す」ことができる人と比べると、格下です。

注目・関心はいいのです。「策士策に溺れる」を卒業して、自分に与えられた使命・目的をもとに、チーム・スピリットで取り組む時期です。

やり手の橋下氏、この試練で一皮むけるかどうか。

◆ご自分のライフ・スタイルを知るためには、ヒューマン・ギルドのホームページの「ライフ・スタイル診断」をやってみてください。

◆ヒューマン・ギルドで行うアドラー心理学の6つの看板講座のことは こちら でご覧ください。

<お目休めコーナー> 6月の草花(19)

 

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